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通教と通学から修得した速読技術(下)

通教と通学から修得した速読技術(下) T

 3 通学して

 通学して、読書速度は4,0008,000/分に一気に伸びた。さらに伸びる気もする。要因は読書にメリハリがついたからである。重要なところと理解の浅いところを精読し、そうでないところは目を通すだけという感覚が少しずつ実感できてきたのである。

  なぜこの感覚を身につけられたのか。単にトレーニング回数が増えたからだけではない。通教と通学の私の感じた差にヒントがあると私は踏んでいる。

  結論からいうと、教室内の緊張感による集中力の増大と講師の方々によるアドバイスによる取り組み方の変化である。

  教室では、周りの受講生が当然ながら真剣に各トレーニングに励んでいる。そして、時々トレーニングによって、どれだけできたか、どれぐらいのスピードだったかが皆に分かる。競争意識も多少めばえる。

  一方、目の前には前回の自分の記録があり、それを超えることが課題となっている。確かに通教でも負荷を自分自身に最大限かけるようになっているが、この教室の緊張感が今までにない集中力を引き出してくれたのである。

 さらに、トレーニングの要所で講師の適切なアドバイスがはいる。とりわけ私に効いたアドバイスとして、「力まずリラックスしてトレーニングに取り組む方がよい」・「完璧にできなくても気にしないこと」……という趣旨のものである。

 今思えば、通教のとき、訓練中気づかないうちに固くなり、ミス・見落とし・半端な理解が気になっていた。それゆえ、苦手な訓練「倍速読書」に対してのモチベーションが下がっていったのである。

  しかし、教室のトレーニングでは前述のようなアドバイスを随時もらえ、訓練の結果に一喜一憂せず、「楽な気持ち」でトレーニングに取り組めるようになったのである。

  通教では味わえない、教室での緊張感と繊細な講師の対応はクリエイトの大きな魅力の一つだと私は思う。

 4 今後

  現在私は、新司法試験に向けて勉強に取り組んでいる。新司法試験突破には、各科目の基本書と大量の判例の読み込みが必須である。速読を身につければ絶対に合格できる試験ではない。

  しかし、野球選手がホームランを打つために素振りをするように、速読(BTRメソッド)は知的作業の基礎体力を培えると実感している。それゆえ、基礎体力不足を自覚する私はこれからもしばらくは法律の勉強の傍らでクリエイト速読スクールに通い続けたい。

 さらに、法曹になってからも、ある事件に対して、その事件に関わる資料と判例をどれだけ読み込むかが大切であるとよく聞く。近い将来、この読み込みの過程に速読の技術が大きな武器となるとも私は感じている。   

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