Женска Пияница 

ピアニッツァは、ブルガリア語で「酔っ払い」 民族舞踊や蛇腹楽器にはまって今は骨粗鬆症、椎間板ヘルニアでドキドキ生活

⑳お稽古メモ。

2016年10月03日 | お稽古コンサ
先日の20回目のコンサーティーナのお稽古は

バッハ一楽章

家で練習していると出来ない箇所はスピードが
遅くなって自由に弾いてるって言えば聞こえがいいけど
全くイケてない
出だしと後半が別物に


一緒に師匠が合わせてくださると
間違ってもなんとかついていかにゃ!
と止まらず(なるべく)手が止まった箇所は
自分でふんふん歌い旋律への復帰をめざす

そしてグルグル回る大縄跳びに入りきれず
縄に足をさらわれる連続

あー
もう

エライコッチャ!!


インテンポ オソルベシ



出来るだけ
音楽的に弾かないと!
なかなか完成を見ない曲なんですよね
やればやるほど間違えますし
やるほどむずかしいんですね
これがバッハ
自分でも納得できたということがない
4,50年弾いてて一回もない
だからくやしくて
もう一回弾くんです
出来上がることがないんだってことを
学ばせてくれる
出来上がったことにしているだけ
まして一回も間違えないように
なんてことを課題にしてはいけないよね
それじゃ内容が伴わないので
逆に間違えてもいいから
ここは!というところをマークしてかんがえる
強調してみようか
音量を下げてみようか
かんがえる

勉強もそう
研究も料理も
決着がつかない
毎回ちがう
次はこうしようとか、、、
人間は完成させることができない生物
欲があってより高度だから
これでいい!って思えば思うほど
人間は
そんな風な低級な出来じゃない

おもしろいね

だんだんできてきた!
と思うのにできていないんだよね
やればやるほど失敗の傾向が強くなってくる
これがみんな好きなんだよね
他の下界のことを忘れる
何度でも楽しく弾けるタイプの曲
今度こそ!と思いながら
もう一回弾ける
その内アタマが疲れてくる
一個タイミングをはずすと
つぎの音にそうそう戻れないタイプの楽器なので
目がどんどん先を追っていないとつまってしまう
完成を見ない曲

スピードは
安全はダメ
ゆとりを持っちゃいけない
ギリギリまでいくと人間が際立つ
本性が出るようになる
そうしてでてきた緊張感が
ぐっと持ち上がる!


by師匠

師匠は2小節先を見ているそうで
確かにわたしも調子がいいと
一小節先を見てる
余裕がないと丁度今のとこしか見られず
曲が速いのでつっかかるともう転がる一方、、、



こんな曲に挑戦出来る幸せ

伸びしろマダマダあるよーーー



つづく



コメント (4)
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