ダイワコーポレイション株式会社(リサイクルショップ ハローズ/家具のダイワ)社長のひとりごと

仕事の事、趣味の事、子供の事etc昭和40年生まれのおやじのブログ

家具屋のお話

2009-10-27 20:00:04 | 家具
今となっては不況家具屋だけと言う訳ではございませんが、生活様式の変化によって、随分前から構造型不況に陥った、家具専門店にとっては今まで以上にきつくなっている様です。10年ほど前に、山形と秋田の10社の家具専門店で共同組合を設立しました。直輸入をしたり、共同仕入れをしたりメリットもありましたが、組合はもう数年前に解散しました。10店舗のうち当店の様に、業態を変えたのが2社、自主廃業が1社、倒産が2社。そして今年は1社が清算型の倒産、また1社が店を閉じる様です。本当に寂しいかぎりです


先日、家電量販店で『もっとまけてちょうだい』とお客様、『こちらは広告の商品なので、これ以上は原価を割ってしまいます』と店員さん、すかさずお客様は『割りなさい』店員の方は面食らって、何も言えずに黙っていました。


15年は前のお話なのですが、家具専門店時代に似たような事がありました。チラシの中でも超目玉品は原価スレスレや、原価を割っている物もありました。やはりチラシの超目玉品を『もっと値引きして』と言われました。『この商品はこれ以上勉強しますと損をします』とお伝えしたところ『損して得をとれと言うじゃない』と言われ、一生懸命に意味するトコロを考えました。『そうか、他にもいろいろと買っていただけるのかも』と思い、お聞きしてみましたが、そうではございませんでした。その質問がアダとなり、お互いに無言のまま気まずい空気が流れるのでした。お客様との会話には神経を使わなければなりません。


例えば59800円のプライスの9800円部分を手で隠して『下を取ってくれ』とキッチリした額になる値引きを要請される事はよくございました。友人の母は29800円の2の部分を隠して『これを取ってくれ』と言われて、冗談だと思って大笑いしましたが、友人の母の顔はマジでした


最近はオープンプライス正価という形で、最初から商品の価値に見合ったちゃんとしたプライスをつけていますが、大昔の家具屋(呉服屋や宝飾品店もそうだったらしい)は値引きを想定した売価を付けていたので、その名残りの様な事が行われていたようです。


↓当店の加盟しているボランタリーチェーンの店内無料配布用新品家具のカタログが出来ました。A4版で38ページあります。そのままズバリ特価で表示されてありますので、新築等のご予算もたてやすいと思います。


オジーMr.クローリー。何故か最近ゆうせんでよくかかっているのです。ギターソロが好きで、大学時代にバンドでカバーしていました。


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