封書が届きました。
差出人が書かれていません。。。
不思議に思いつつ、封を開けます。
中には、“明細書”と書かれた紙と、送り状
・・・そして、なんだか細かい字がびーっちりと、
しかも数ページに渡って書かれている、分厚い文書が
三つ折りになって、入っていました。
とりあえず、送り状に目を通します。
「あなたに、10,000,000円差し上げます」
え~~~~~
数字の、丸の数を数えてみます・・・
一、十、百、千、万。。。 間違いありません。一千万円。
なんで? なんで? どこのだれが?
どーして? なんで? どーして私に?
送り状には、千代田区の住所。
実在するかどうかは定かではありませんが、番地までしっかり記載された住所と、
03から始まる電話番号。そして、カタカナの文字が並んだ社名。
慌てて、通帳を確認します。
たしかに、10,000,000円の振込がある!!!
むむむ。。。待って。。。
ふと思い直してみます。
こういうウマイ話には、絶対にオチがあるもの。
細かい字がビーッチリ書かれた文書をちゃんと読んでみます。
見ると、法令で使いそうな・・・難しそうな単語が並んでいます。
こんなに漢字ばっかり並べられたって、意味わかんないよー。。。
と言うか、こういう難解な文書って、ぜったい怪しい!!!
絶対に、完全に完璧に何かがある。。。
目を皿のようにして、さらに読み返してみます。
「返済の場合には、3割の利子が・・・」
あったよ! 落とし穴!
へへーんだ。落ちてたまるか!!!!
ひっかかってたまるか!!!
こういうウマイ話に飛び乗っちゃあかんねん!!!
これは間違いなく詐欺。そうだ!
銀行に相談して、身に覚えがないこと、
この会社に、まったく面識がないこと・・・すべてを相談しよう!
目が覚めたら、銀行に行って来よう。
目が覚めたら・・・ ・・・ん? 目が覚めたら?
・・・と、そこで目が覚めました。
アデーレをやっていたから、変な夢を見たようです。
うまい話には、やはりオチがあるものですね。