リサイタルをやるとしたら・・・のお話しの続きを少し。
プログラムが、なんとな~くではありますが、
頭の中にあるのです。
勉強しているフランス歌曲から、フォーレとドビュッシーの歌曲。
先ずはフォーレの初期の作品の中で、
春やラブラブな恋をイメージした明るいものから数曲。
小鳥たちの物語“僧院の廃墟で”
つきあい始めの恋人たちのラブラブな物語“愛の夢”
小鳥たちに歌を教える妖精を描いた“歌を教える仙女”
マイナーなキーで作曲されたものから数曲。
短調で、恋人たちの不変の愛を幸せを描いた“水のほとりで”
歌はカンツォーネのように朗々と幸せを歌うけれど、
伴奏は単調で、その愛がすでに終わってしまったことを
残酷にも表現している“夢のあとで”
そして連作歌曲。
ヴェニスで構想を得たためにその名がついた、
“ヴェニスの5つの歌”
休憩を挟んでドビュッシーに。
“ヴェニス”の第1曲目と同じヴェルレーヌの詩に作曲された“マンドリン”
コメディア・デッラルテの登場人物たちにフォーカスした“黙劇”
黙劇の登場人物のうちの一人にフォーカスした“ピエロ”
同じ詩でも作曲家が違うと、イメージがまったく変わる・・・
ドビュッシーの“月あかり”
フォーレの“月あかり”
フォーレに戻って、後期の作品から。
日が暮れていく・・・“夕暮れ”
夜を想う曲と書いて“夜想曲(ノクターン)”
人生も、やがて暮れていく・・・“9月の森”
リサイタルって、旅のようなもので、
1曲目から休憩を挟んで終曲まで、
どんな歩みをするのかが重要なのですが、
すてきな旅ができそうな気がする・・・。
ま、まだやるかどうかは決めていないのですけれど。