【霊告月記】第五十六回 FacebooKにグッドバイ
マークザッカーバーグ 2017 ハーバード大学 卒業式演説
対話篇「FacebooKにグッドバイ」
この対話篇の登場人物は2名です
自我=ダンボールの自我
超自我=ダンボールの超自我
自我:ぼくはいま何を考えているのだろう。さだかならぬ直観が訪れた気がしているのだが。おや、どこからか声がする。誰ですかあなたは? 姿は見えないけれど・・・
超自我:君の超自我です。君の心の中にいて必要な時にだけ君の話し相手をつとめる。姿が見えないのは無理もない。私に姿かたちはない。心から心に語り掛ける存在なのです。
自我:そうでしたか。ではかたちの見えない超自我さんにお聞きします。私はいま何を思っているのでしょう?
超自我:何をって・・・、それはあなたご自身がよく分かっていらっしゃることじゃありませんか。フェイスブックが消滅するだろうと思っているのです。違いますか。
自我:ぎくっ! よくわかりましたね。どうしてそれを? あなたはもしかしてシャーロック・ホームズさんですか。
軽井沢追分のシャーロック・ホームズ像
超自我:いえ。私は探偵のホームズではなく、あなたの超自我に過ぎません。ちなみにシャーロック・ホームズは作家コナン・ドイルの超自我です。ですから超自我と聞いてホームズの名を思い出したあなたの直観はまんざら完全に外れとまでは言えません。いずれにせよあなたの超自我である私が自我の考えていることくらいわからなくてどうしますか。わからなかったら超自我ではなく蝶自我になってしまいます。蝶なみの知性に陥るということです。ははは。
自我:蝶自我ですか。こりゃおもしろい。わはは。
私のことを笑わないで下さい>アゲハ蝶より
超自我:笑っている場合じゃないでしょう。話し合いたい事柄があるんじゃないんですか。そのような気分がありありと感じられたので私は参上したのですよ。相談あるならはやくお願いしますよ。私は私で忙しいんですから。
自我:お忙しいところご足労頂きましてありがとうございます、超自我さま。それではさっそく相談です。たしかに私はFacebooKがいずれ完全に消滅するのではないかと思っています。その直観が正しいものかどうか教えて頂きたいのです。といいますのも、FacebooKが消滅するのその光景が私にはありありと見えているのですが、なぜFacebooKが消滅しないといけないのか、その理由も消滅に至るプロセスもいっこうに判然としないのです。
超自我:FacebooKがいずれ完全に消滅する・・・。ふむ、おもしろいご意見ですね。オドロキ・モモノキ・サンショノキですが、その直観はズバリ正解です。地上で恐竜が我が物顔でのさばっていたのに絶滅した時代がありました。ちょうどそれと同じように、FacebooKも絶滅します。必ずそうなります。FacebooK完全消滅のカウントダウンはすでに始まっていますよ。ご存じなかった?
自我:存じ上げません。私はFacebooKに関してつい先日のことですが休止宣言を出しました。その後、数日たたぬ間に、まてよ私がFacebooKを離れる気持ちになったのは、これは何かの前触れかもしれない。そうだ。炭鉱の中のカナリアのように、私と同じように感じ考え、これからFacebooKにグッドバイするひとが次から次へと出てくるに違いない。そのように急に感じられはじめたのです。そして最終的にはFacebooKは完全消滅するであろう。これが論理的な帰結として到来する未来の現実となるであろう。まさにそう直観したのです。
超自我:なるほど。そのように思考した結果、きみはFacebooKにグッドバイしたのですね。
自我:いい、そうではありません。そうではなく、FacebooKにグッドバイした後から、すなわち事後的に推論によってそのような結論にたどり着いたのです。私のFacebooK 休止宣言をよく読んでみて下さい。この文面にはここで述べたような主張はなんら含まれていないはずです。しかしその予感は含まれていたかもしれない。いま自分の文章を読み返してみてそう感じはしますけれども。
超自我:なるほど。たしかにこの文章は、FacebooKの消滅を予感した炭鉱のカナリアの歌として読むことができるようですね。きみの予言はいずれ成就するでしょう。FacebooKがなぜ消滅するのか。それは必然の理由によるのか、それとも偶然が折り重なったいわば理由なき消滅によるのか。恐竜の絶滅のようにですね。その分析は未来の歴史家に任せましょう。どちらにせよあなたの予言は完全に実現するでしょう。その期限は最大に見積もって13年以内でしょう。
自我:われわれの意見は一致しましたね、超自我さん。このたびは対話の機会をもって頂いてありがとうございました。今後とも宜しくご指導ご鞭撻下さい。 対話篇:完
~~~資料「Faceboookにグッドバイ」~~~~~~~~
FacebooKへの投稿:2020年6月17日 20:08
川端秀夫:☆この気持ちシェアします☆
☛ フェイスブックの利用は、当分のあいだ<休止>します。
特に深い理由はありません。気持ちの変化です。もともとフェイスブックのIDを取得したのは子安宣邦先生の市民講座に通うようになり、先生がフェイスブックにコメントを投稿される習慣があるのを知って、その文章を読みたかったからです。ですので今後も子安先生の投稿は引き続き読ませて頂きますし、ブログ更新のお知らせだけは月一回更新させて頂きます。それ以外のフェイスブックの利用は、読み書き含めて、すべて当分のあいだ休止させていただくことと決めましたのでご報告申し上げます。今後はブログの画面でお会い致しましょう。友人の皆さま、長い間お付き合い頂きまして、ほんとうにありがとうございました。感謝申し上げます。
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◆マーク・ザッカーバーグの天敵スコット・ギャロウェイが吠えた日
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