古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四十四章 新池を開く 其の一

2015年08月11日 06時57分04秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「新池普請ニ付、百姓迷い方願一札控」第一頁、上の一~三行目

 

解読 一、池床田畑弐反九畝廿歩

    高 壱石九斗弐升

        内

 

読み 一つ、池床田畑弐反九畝廿歩

     高、一石九斗弐升

        内

解説 本文の文字は、超難しい部類に属しますが、挑戦して見ましょう。特に数字の崩し方と、単位の読み方の勉強になります。隣の田並浦から、潅漑用の新池を上村領内に作らせてほしいと言う依頼書です。はじめの部分は欠落しています。 「池床田畑」・・・池の底部分になる田畑。『ちしょうでんばた』と読みます。 「弐反九畝」も難しい。 次の「廿歩」は更に難しい。教えて貰って「そうか」と言う程度です。 弐行目「高」・・・『たか』、生産高。出来高。 「壱石九斗弐升」。 「壱石九」はまだしも、「斗弐升」はちょっと読めません。 三行目は「内」・・・「内訳」