古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四十四章 新池を開く 其の六

2015年08月16日 07時35分16秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「新池普請ニ付、百姓迷い方願一札控」第二頁、上の二~四行目

 

解読 東大船弐百九十六

    一、下畑壱畝十八歩 荒 田人同人

    高 六升四合

読み 東大船 二百九十六

    一つ、下畑 一畝十八歩 荒れ 田人 同人

    高 六升四合

 

解説 昨日までの四筆は、小字名が「西大船」でしたが、今日からの小字は「東大船」となります。「船」の崩しが難しい。 「弐」も続けて出ますが、読むのは困難です。 「一、下畑」・・・「下」の書き方に注意。はじめから下田・下畑が続きますが、この地域は、地味の悪い痩せた農地であったと思われます。尚、現在も「大船の池」は存在するのですが、小字名も地番も異なる場所にあります。 「壱畝十八歩」・・・「畝」も「歩」も難解。 「高、六升四合」・・・読むのは困難です。