古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四十四章 新池を開く 其の九

2015年08月19日 06時59分55秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「新池普請ニ付、百姓迷い方願一札控」第二頁、上の十一~十三

 

解読 同所弐百九十九

    一、下田 六畝歩 荒地 田人 定右衛門

    高 四斗八升

読み 同所 二百九十九

    一つ、下田 六畝歩 荒れ地 田びと 定右衛門

    高 四斗八升

 

解説 最初から読みにくいですが、同じ文字の継続です。「同所」。つまり、「東大船」という小字名です。  次も難しいですが、続きで「弐百」です。「弐」はここの字が比較的読みやすい。 「九十九」は解ります。 次行の「一、下田」も難しいが、今までの流れで読みましょう。 「六畝歩」・・・「六」は読めても、「畝歩」が難解。これも前からの続きで判読しましょう。 次は「荒地」。これも難解ですが、前に出ています。 「田人」・・・「田」と「同」は同じに見えますが、よく見ていると、違いが見えて来ます。 次の名前も超難しい。「定右衛門」・・・「定」と「門」はなんとか読めますが、中の「右衛」は読むのは困難です。 最後の「高、四斗八升」も超難しい。