古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四十四章 新池を開く 其の十三

2015年08月23日 06時18分46秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「新池普請ニ付、百姓迷い方願一札控」第三頁、上の五~六行目

 

解読 是又地替り相立可申候。

    一、池堤御普請谷常水

読み 是また地替り相立ち申すべく候。

    一つ、池堤御普請谷常水(勢)

 

解説 「是又地替り」・・・是また地替わり。田地を交換する事。 「相立可申候」・・・成立すると存じます。「候」という字がよく見えませんが、「申」の下の「候」は有る様にも無い様にも見えますが、有るものとして読んでおきます。 六行目、一つ書きから始まります。 「池堤御普請」・・・新池の堤防の工事。「普請」は少し読みにくいが、前からの続きで読みます。 「谷常水勢」・・・谷の平常の水流の勢い。