「漂流外国物語」第十四ページ、上の五~六行目
解読 申候。右外国船ハ長拾八間程、巾四間半程、深さ壱丈八
九尺ニ而、帆柱弐本有之、帆ハ白き麻ニ而大小十五六有之
読み 申し候。右外国船は長さ十八間程、巾四間半程、深さ一丈八、
九尺にて、帆柱二本これ有り、帆は白き麻にて大小十五、六これ有り
説明 「申候」・・・(乗り移り)申し候。 「右外国船ハ」・・・「右外国」が読みにくい。 「長拾八間程」・・・「八」がはっきりしません。「弐」とも読めますが、巾との関係で、「十八間」と読んで置きます。 「巾四間半程」・・・「一間」は六尺で、約一メートル八十センチ。 「深さ」・・・この字も読みにくい。 「壱丈八、九尺」・・・「丈」は約三メートル。つまり六メートル弱の深さになります。 「帆柱弐本有之」・・・「弐本」も難しい。 「帆ハ白き麻ニ而」・・・この辺は比較的読みやすい。 「大小十五六有之」・・・ここも読みやすい。「有之」がはっきりしません。