「漂流外国物語」第二十頁、上の一~二行目
解読 表之方半間程ニ高さ六尺計り之箱阿り此箱之
入口尓日本の風鈴の如き物有之、此廻り凡三尺程乃
読み 表の方半間程に高さ六尺ばかりの箱有り、此の箱の
入口に日本の風鈴の如き物これ有り、此の廻り凡そ三尺程の
説明 「表乃方、半間程ニ」・・・船の表の方九十センチほどの所に。 「高さ六尺計り之箱阿り」・・・高さ約一メートル九十センチくらいの箱が有り。「阿」は変体仮名の「あ」。 「此箱之」・・・これも読むのは困難です。 「入口尓」・・・「尓」はヒラカナの「に」。 「日本の風鈴の如き物有之」・・・「有之」・・・『これあり』。 「此廻り」・・・「廻り」・・・周囲。読むのは困難です。 「三尺程乃」・・・「三尺」は約九十センチ。「最後の「程乃」はほとんど見えません。