古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の三百十四

2017年04月01日 07時47分53秒 | 古文書の初歩

 


 


 


「漂流外国物語」第九十ページ、上の 三~四行目

解読 申候、此金子當地ニ而壱文壱〆三百文ニ替り申候、當

    所之銭ハ日本と同様文字ハ違ひ申候、

読み 申し候、此の金子『きんす』当地にて一文一貫三百文に替わり申し候、当

    所の銭『ぜに』は日本と同様文字は違い申し候、

説明 最初の縦棒は「申す」で、「申し候」。 次の字は「此」です。 「金子」・・・金銭。

通貨の事。 「壱文壱貫三百文」・・・アメリカの「一文」は当地では一貫三百文に

代わると言う事。 「替り申候」・・・小さくてよく解りません。 「當所の銭ハ」

・・・当地の通貨は。 「日本」・・・「本」が解りにくい。 「文字ハ違ひ」・・・「違ひ」が

読みにくい。