古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の三百四十

2017年04月27日 08時57分31秒 | 古文書の初歩

 


 

「漂流外国物語」第九十七ページ、上の三~四行目

解読 壱疋殺し真菜板江乗セ、石灰湯を掛、毛を

    古さげ能洗ひ、料理致し鶏三拾羽程之塩漬

読み 一匹殺し、まな板へ乗せ、石灰湯を掛け、毛を

    こさげ、能く洗い料理致し、鶏三十羽程の塩漬け

説明 「壱疋」・・・「壱足」に見えますが、「一匹」です。 「真菜板」・・・まな板。 「石灰湯」・・・消毒の為か、毛をこさげる為か。 「掛」・・・掛け。 「毛を古さげ」・・・毛をこさげ。毛を削り取ってしまうこと。 「能」・・・よく。此の字は読むのは無理です。 「鶏三十羽程之塩漬」・・・ここもたいへん難しい。