「漂流外国物語」第九十二ページ、上の一~二行目
解読 より右善助・初太良同船之者等参り居候ハゝ乗セ
来る遍しとの儀被仰聞候間、此度荷積相済候
読み より右善助・初太郎同船の者等参り居り候はば乗せ
来るべしとの儀仰せ聞かされ候間、此の度荷積み相済み候
説明 「善助・初太良」・・・「善助」は難解です。「助」は下に横線が特徴です。
「良」は「郎」と同じ。 「者等」・・・読むのは困難です。 「乗セ」・・・
ここも読みにくい。 「来る遍し」・・・「遍」は変体仮名の「へ」です。
来るべし。 「被仰聞候間」・・・仰せ聞かされ候あいだ。
仰せ聞かされたので。「候間」・・・字が小さく読むのは困難。