古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の三百十八

2017年04月05日 08時53分28秒 | 古文書の初歩

 


 


 

「漂流外国物語」第九十一ページ、上の五~六行目

解読 船四艘帰帆致候而右四艘之船頭私共江逢ニ参り

    去卯之冬我々日本国善助・初太良両人を長崎

読み 船四艘帰帆致し候て、右四艘の船頭私どもへ逢いに参り

    去る卯の冬、我々日本国善助・初太郎両人を長崎

説明 最初は「私」に似ていますが「船」です。 「帰帆」・・・船が

出港した港へ帰ること。「帰」が特に読みにくい。 「船頭」・・・

「頭」が難解です。 「逢ニ参り」・・・「逢」が難しい。 「卯」・・・

「扁」の書き方が「タ」の様に書くのが多い。 「日本国」・・・「国」

の書き方も解りにくい。 「善助・初太良」・・・「助・良」が特に難しい。 

「両人」・・・薄いので読むのは困難です。