古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の三百二十二

2017年04月09日 07時51分12秒 | 古文書の初歩

 


 

「漂流外国物語」第九十二ページ、上の五~六行目

解読 申呉候故、三人共大ニ安心致候、

    右船ハ弐艘共荷積致し、六月廿二三日之頃出帆ニ

読み 申し呉れ候故、三人共大いに安心致し候、

    右船は二艘共荷積み致し、六月二十二、三日の頃出帆に

説明 「申呉候故」・・・最初の細い立て棒が「申」で、「呉」の下の斜めの点が「候」で、その下の「故」も読むのは困難です。 「共大ニ」・・・ここもよく見なければ解りません。 「安心」も読みにくい。 「弐艘共」・・・「弐」が解りにくい。 「六月廿」・・・「廿」が読めません。 「二三日之頃」・・・ここも難解です。 最後は「出帆ニ」です。