ブログ版清見糺鑑賞1 【さねさし相模】2004年4月
かりん鎌倉支部(渡部慧子、鹿取未放)
2 利休忌やさねさし相模の茜富士風に黙って削られている
「利休忌」は季語。千利休の命日は二月二十八日。利休は織田信長、豊臣秀吉に仕え、茶道の改革を行ったが、故あって秀吉から死を賜り、切腹。(鹿取)
従容として死についた利休を『風に黙って削られている』富士に、ひいては自分自身にも重ねている。また男とはこういうものであるという男性論かもしれない。黙っているしか術のないくやしさもあるのであろう。(渡部慧子)
かりん鎌倉支部(渡部慧子、鹿取未放)
2 利休忌やさねさし相模の茜富士風に黙って削られている
「利休忌」は季語。千利休の命日は二月二十八日。利休は織田信長、豊臣秀吉に仕え、茶道の改革を行ったが、故あって秀吉から死を賜り、切腹。(鹿取)
従容として死についた利休を『風に黙って削られている』富士に、ひいては自分自身にも重ねている。また男とはこういうものであるという男性論かもしれない。黙っているしか術のないくやしさもあるのであろう。(渡部慧子)