みいのしっぽ2016

主婦のきまぐれブログ

月見の会・・・頸城にて

2019-09-18 08:47:46 | ライブ



   14日の土曜日の夜   虫の鳴き声が涼しさを運ぶころ   頸城区の坂口記念館 楽縫庵にて 月見の会がありました


   ひょんなことから 河村一美女史のお供で 私も参加することになり 行ってきました





    上越の偉人 坂口謹一郎博士の記念館にて  これまた上越の偉人 童話の父といわれる 小川未明の赤い蝋燭と人魚の朗読がありました


    ちょうどこの夜は満月。  舞台のセッティングも素敵です





     朗読は頸城区の読み聞かせサークル・ワンダーランド代表 大越さとみさん


     音響や照明の効果もあり 幽玄の世界へ知らず知らずのうちに引き込まれていきました


     しーんと静まり返った会場     ライトが赤く光り 臨場感も高まります


     小川未明の名前は知っているし 赤い蝋燭と人魚の題名は知っていても 詳しい内容はあまりわからない人も多いはず


     この朗読で新たに この童話のもつ素晴らしさ 悲しみの中にある 親子の感情を味わった人も多いはずです

     小川未明は幼い子供を二人亡くしています 貧しさゆえに十分な栄養を取らせられず 医者にもしっかりとかかれず 亡くしてしまった悲しみ 悔しさ


     自分の子供ではなく もっとお金持ちの家に生まれていたら 死ななかったかもしれない・・・・そんな気持ちが伝わってくるお話


     文章の中に 人ではない人魚が・・・・という言葉があります   同じ人間なのに 差別や偏見で苦しんでいた人の気持ちも含まれていたのかも・・・・


      色々と考えさせられる童話です   この赤い蝋燭と人魚の話を 朗読によって広く知らせてくれた 大越さとみさんに 童話の勉強をしている者の一人として感謝します






        ピアノは 池田まきさん      素晴らしい演奏でした         名月や 小川未明の朗読会
コメント
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