見てきました。
クロエ・モレッツの「キャリー」を見たかったのですが、もうあっという間に日中の上演がなくなって、夜の回だけになってしまったので、代わりに...
三谷幸喜の作品は、「ステキな金縛り」以来。
そんなに肩ひじ張るほどでもなく、ドタバタ程でもなく、軽い喜劇だ。
史実をもとにしているし、大きくは外さない脚色で、淡々と見知っている(聞き知っている)清州会議を少しの笑いとともに描いている。
外さない代わりに、新味もあまりないのだが、安心して見られるのはさすが三谷監督の味なのだろうか。
滝川一益がたった一人で清須まで駆けつけたり、ステキな金縛りの更科六兵衛が出てきたりのところは、おかずなのだろうが、別にあってもなくても良かったようなエピソードだけど...
信長(篠井英介)、その子の信忠(中村勘九郎)、信孝(坂東巳之助)、弟の信包(伊勢谷友介)など、鼻の大きな(特に信長、信包など役の鷲鼻系)役者をそろえているところは面白かった。
(信雄役の妻夫木聡はそれほどでもない。変わり者、という所を見せたかったからか?)
ちなみに、明智光秀は織田信長より3~4歳くらい上といわれているが、三谷幸喜は明智高齢説をとっていて、映画の中でも結構な老人として描かれている。
光秀は前半生が不明なために謎の人物だし、「敵は本能寺にあり」という有名な言葉も100年もあとの元禄時代の「明智軍記」が初出だそうである。
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