用之必勝!?

偏ってますけど、反面、何でも「あり」ってこってす。 ぽりしぃ薄いッスけど、とりあえず、「横浜」贔屓です。

続く余震への懸念表明か?

2011年04月12日 23時17分11秒 | 放射能?
レベル7引き上げは当然…海外の専門家(読売新聞) - goo ニュース

2011年4月12日(火)22:04

 【ワシントン=山田哲朗】日本政府が福島第一原発事故について、「国際原子力事象評価尺度(INES)」の暫定評価を「レベル7」に引き上げたことについて、海外ではこれを当然と考える専門家が多い。

 米紙ニューヨーク・タイムズは12日、「これだけの量の放射性物質が放出されたことを公的に認めるまで、1か月もかかったのは驚き」とする米国の原発危機管理専門家マイケル・フリードランダー氏のコメントを紹介した。同原発で計七つの原子炉と使用済み核燃料プールのトラブルが同時進行していることを深刻視する専門家も多い。

 一方で、チェルノブイリと同一視はできないとの指摘もある。米サンディエゴ州立大のマレー・ジェネックス准教授はロイター通信に対し、「福島第一原発では炉心の封じ込め機能が維持されている」と強調、炉心がむき出しになったチェルノブイリの水準には達していないとの見解を示した。


原子炉が爆発して、520万テラベクレル放出したチェルノブイリと、全く同じか?って話になれば、「ちょっと待て!」と言いたくなるが、63万テラベクレル放出「済み」って話も、相応にインパクトでかい話。

レベル7相応との判断は、「仮に全部放出した場合、チェルノブイリを越えるため...」って話だとすると、福島に震源持つ余震がここ連日続いてることと相俟って、不安感煽るばっかりの話のように響く...。

とりあえず、気を引き締めるための「方策」とでも、捕らえとかないといかんなぁ...。

素直に喜びを表現することも大事

2011年04月12日 22時50分38秒 | すたーだすとめもりぃ
 この球、東北へ届け…欽ちゃんが始球式(読売新聞) - goo ニュース

2011年4月12日(火)16:25
 横浜5―4中日(セ・リーグ=12日)――タレントの萩本欽一さんが始球式を行った。
 欽ちゃん走りでマウンドに上がり、「この球、東北へ届け」と山なりのボールを投げ込むと、スタンドからは大きな拍手が沸き起こった。東日本大震災による被害の深刻ぶりに、萩本さんは「悲しすぎると笑いの出番はない」と話したが、一方で「(義援金を集めるなど)野球なら大きなこともできる」とも。「ユニホームを着て一生懸命やる姿は(被災地へ)届くと思う」と、プロスポーツの力に期待を込めた。


 正直な話、村田と吉村と石川...くらいしか、スターティングメンバーで知っている選手がいない。
 無論、森本は有名人だが、知っているのはファイターズの彼であって、ベイのそれではない。
 そもそも、先発バッテリーを双方とも知らないのだから、ファンとして語る資格は皆無に等しい...。
 それでも8年ぶりの開幕勝利と聞けば、喜ばずにはいられない。
 始球式を任せたこの人よろしく、ハチャメチャ明るい話題を、提供し続けて欲しいものだ...。

ビビっていても仕方ないので...

2011年04月12日 06時51分00秒 | 放射能?
 大気中の放射線量、各地とも微減・横ばい(朝日新聞) - goo ニュース

2011年4月11日(月)20:46
 文部科学省は11日、大気の放射線量の測定結果を発表した。わずかな減少と横ばいが各地で続いており、福島など7都県で平常の最大値を上回っている。
 福島県内では、浪江町赤宇木で毎時23.9マイクロシーベルト(前日は25.2)、飯舘村伊丹沢で5.42マイクロシーベルト(同5.68)と下がった。
 3月23日から4月10日までの積算放射線量で最も高いのは、浪江町赤宇木の14.48ミリシーベルトで、飯舘村長泥の8.44ミリシーベルト、浪江町下津島の6.88ミリシーベルトが続いている。


 20キロ圏外に「計画的避難区域」 葛尾や浪江・飯舘(朝日新聞) - goo ニュース

2011年4月11日(月)20:21
 枝野幸男官房長官は11日午後の記者会見で、福島第一原発から20キロ圏外の一部地域を新たに「計画的避難区域」に指定し、1カ月程度かけて住民を域外に避難させると発表した。原発事故の影響で住民が受け続ける、累積の放射線量が高くなるのを避けるためだ。
 枝野氏は、福島第一原発北部にある福島県葛尾村、浪江町、飯舘村と、南相馬市の一部と川俣町の一部が対象になると表明した。南相馬市と川俣町については、今後、政権が対象市町村や県と調整したうえで具体的な地域を確定し、原子力災害対策特別措置法に基づいて菅直人首相が避難を指示する。枝野氏は会見で「すぐに避難行動をお願いするものではない」と述べ、落ち着いて準備をするよう呼びかけた。
 国際放射線防護委員会(ICRP)は、緊急時は一般の人も年間20~100ミリシーベルトの放射線を浴びる場合は対策が必要と勧告。菅政権は原子力安全委員会の助言を踏まえ、事故発生から1年間の放射線積算量が20ミリシーベルトに達すると予想される地域についても、避難対象に加える必要があると判断した。
 現在は第一原発から同心円状に、半径20キロ圏に「避難指示」を出し、同20~30キロ圏に「屋内退避指示」を出した上で自主避難を要請している。新たな対応は、同心円状ではなく、これまでに測定された放射線量や、風向きや地形の影響を考慮して、飯舘村など20キロ、30キロ圏外の市町村も含めた。
 また枝野氏は、原発から20~30キロ圏のうち、今回計画的避難区域の対象にならない地域を、これまでの「屋内退避指示」から「緊急時避難準備区域」に切り替える方針も発表した。広野町、楢葉町、川内村、田村市の一部、南相馬市の一部が対象だ。ただし30キロ圏内でも、田村、南相馬両市の一部地域、いわき市については全体について、避難準備区域の指定から外れ、屋内退避指示も解除される見通しだ。
 避難準備区域内の住民に対しては、放射性物質が大量放出されるなどの緊急時に備えて、屋内に退避したり、圏外に避難したりできるよう常に準備しておくよう要請する。子どもや妊婦、入院患者は立ち入らないよう求め、保育所や幼稚園、小中学校、高校は休園、休校となる。自主的な避難も引き続き求める。
 枝野氏は会見で「避難指示に基づいて避難しているみなさん同様、政府の支援、補償の対象になる」と述べ、自主避難する住民らに補償する考えを示した。
     ◇
 〈計画的避難区域〉指定された地域の住民は、約1カ月かけて別の場所へ計画的に避難することになる。市町村、県、国が連携して避難計画をつくる。福島第一原発から半径20キロ圏より外側の地域で、累積放射線量が事故発生から1年間で20ミリシーベルトに達する恐れのある地域が指定される。原子力災害対策特別措置法に基づく措置。
 〈緊急時避難準備区域〉緊急の場合に屋内退避や避難ができるよう、前もって準備をしておく必要がある区域。子供や妊婦、要介護者、入院患者などは立ち入らないよう求められる。区域内の保育所、幼稚園、小中学校、高校は休園、休校となる。現在屋内退避の指示が出ている福島第一原発から20~30キロ圏内のうち、新たに設ける計画的避難区域に含まれない地域が指定される。

 横ばいがイイニュースだとは言わないけど、増えるよりゃマシと割り切って、前向きニュースと受け止めたい。
 気になったのは「計画的避難区域」って新たな言葉と、新しい数値指針...。
 積算20ミリシーベルト以上...は、イイけど、指定する地域に関しては、何の論拠もなさそう。
 最低限、今後の話より、これまで「大丈夫だった証明」があってイイような気もする...。
 変に後手に回ってないことを祈りたいね。

正直ビビってます

2011年04月11日 22時22分02秒 | 放射能?
 M7級余震、まだ一定期間は警戒必要…気象庁(読売新聞) - goo ニュース
 震災から丸々一月経過した。
 それで考えると、今日ほど余震の多かった日はなかったように思う。
 ほぼ「群発余震」と言ってイイ...。

2011年4月11日(月)21:34
 11日に福島県東部で起きたマグニチュード(M)7・0の地震は、M9・0の東日本大震災によって誘発された地震だ。
 4月7日には宮城県沖でもM7・1の余震が起きている。気象庁の土井恵治・地震予知情報課長は記者会見で、「本震の規模が大きく、まだ一定期間はM7クラスの余震が発生する」と警戒を呼びかけ、東北から関東、中部地方に至るまで注意が必要だと話した。
 東日本大震災は、太平洋プレート(岩板)に押されていた陸側のプレートが跳ね上がって発生した。このため、付近の地殻に働く力が変化した。
 宮城県沖の地震は、深さ65キロの太平洋プレート内の断層がずれた逆断層型地震。一方、陸側のプレートは本震によって押される力から解放されたため、東西方向に引っ張られる力が働くようになった。11日の地震は、陸のプレート内の浅い場所で、地盤が引っ張られて断層がずれる「正断層型」の直下型地震だ。この地域は、過去約30年にM3以上の地震が数回しか起きておらず、地震活動は活発ではなかったが、東日本大震災以降、3月19日にM6・1、同23日にM6・0の地震が起き、いずれも正断層型だった。


 こうなってくると、やっぱり気になるのは「原発」か...。
 「大丈夫」繰り返されても、不安は募る...。
 東電の対応信じるしかないね...。

そんなもんかね...

2011年04月11日 08時24分43秒 | ジジネタ
 地方選前半戦 指導力不足の民主に強い逆風(読売新聞) - goo ニュース

2011年4月11日(月)03:25
 東日本大震災の「自粛ムード」が広がる中、街頭演説などが控えられるという異例の統一地方選の前半戦が終了した。
 東京都知事選では石原慎太郎知事が4選された。都議会与党の自民、公明に加え、民主党の支持層や無党派層にも支持を広げた。震災の影響で「強い指導者」への期待が集まったのだろう。
 首都の防災や、経営危機が続く新銀行東京、待機児童と高齢者対策など、課題は山積している。石原知事には、これらの懸案に誠実に取り組んでもらいたい。
 民主、自民両党の対決型の3知事選では、民主党系候補が全敗した。東京、北海道に加え、岡田幹事長の地元・三重県での敗北は、民主党に打撃となった。
 民主党は41道府県議選でも振るわず、敗北した。政権公約の行き詰まり、震災対応や外交の不手際など国政の失点が響いた。
 党内では、菅首相など執行部の責任を問う声が高まろう。自民党は攻勢を強め、与野党協力が困難になる恐れもある。首相は、この事態を重く受け止めるべきだ。
 道府県議選では、自民党も長期低落傾向が続いている。
 既成政党に代わって勢力を拡大したのが首長新党だ。橋下徹大阪府知事の「大阪維新の会」は、府議選で過半数を獲得し、大阪、堺両市議選でも躍進した。
 河村たかし名古屋市長の「減税日本」と大村秀章愛知県知事の「日本一愛知の会」も、県議選で一定の議席を確保した。
 だが、それは「大阪都構想」や「住民税減税」への積極的支持というよりも、既成政党に対する不信の裏返しだろう。首長新党は、「個性的な指導者」の人気に頼るだけでなく、行政全般について責任ある対応をとるべきだ。
 大阪都構想も、単なる大阪府と大阪市の主導権争いでは困る。大都市制度の在り方について冷静に議論を深めることが重要だ。
 首長新党の伸長は、存在感を示せない議会に対する「議員数は多く、報酬も高すぎる」との批判にも起因する。各議会は活動を活性化しなければ、復権は難しい。
 大震災の結果、自治体は復興策などで国に依存しがちになり、地方分権が停滞する恐れがある。
 だが、非常時には国が自治体を支援する安全網を作りつつ、平時には分権を進めることは可能だろう。新たな首長や議員には、そうした知恵と覚悟が求められる。

 逆風がどーのこーの言うけど、民主党は組織的な「脆さ」が露呈しただけでしょ?
 だいたい知事選に至っては、候補者擁立さえできない選挙区を山ほど抱えてるし、選挙戦前から党としての体を為してない。
 元々自民憎しの寄せ集めなんだから、政権獲ってすぐに足元固めるべきだった。
 そこを疎かにして目立つパフォーマンスで浮動票層刺激することに明け暮れてただけで、誰の信用得られたっての?
 何を実現して!?どこを切るか!? 党内でさえ、まともな意見統一が成されてなかったのは、誰の目にも明らか。
 「耳触りが良い」とか「響きが良い」とかいったもんが、如何に実体を伴わないものか!って話だよ。

 とは言え、ちょっと怖いのは「現首相のリーダーシップのなさ」みたいな話が市民権得て走り始めた気がする点。
 振り返って、自民党に「真の指導者」でも存在するのか?自問してみて欲しい。
 仮にそんなもんが存在してるように見えるのだとすれば、それって、どんだけ民主党が頼りないか!?の裏返しに過ぎないと思う。
 震災のドサクサで、まともな論戦なしの選挙戦だっただけに、ろくでもない既成政党に大きな顔されたくない。
 震災発生から一月...大連立こそいらないが、妙な「政局」は、更に欲しくないぞ!

気分転換も必要でしょ?

2011年04月10日 21時56分13秒 | 花見
 大抵毎週土曜に出かけて、日曜は終日グータラするパターンで過ごす...

 が、昨日の雨は予報通りだったので、グータラは昨日終えてしまった。

 んな訳で、今日は昼近くから午後にかけてヨーカ堂に買い物の予定を組んでいた。

 以前大倉山住まいだった頃は、綱島店を頻繁に利用していた。

 板東橋に越したのは、昨年末...。 近場のヨーカ堂の話など耳にしたことはない。

 おまけに、車なしDINKSともなれば、利用は絶望的...。

 無理矢理使うなら、バスで本牧店を目指すのが妥当か?

 まぁ...金はともかく、時間だけは山ほどある。

 とりあえず、今回は、夫婦揃って自転車で別所店に向かうことにした。

 殊勝なことに、統一地方選に関しては、朝一済ますことにして...。

 行きがけ、特に考えもなく大岡川沿いを走った。

 えらい人だった。

 特に蒔田を過ぎて、弘明寺の商店街にかかるまでの間。

 あまり意識したことはなかったが、思った以上に見事な並木だった。

 幾枚かスナップを撮った。

 と、なれば、掲載してみたくなった。

 曇り空と言えば、曇り空だったが、時に陽に照らされた桜は美しかった。

 流れはお世辞にも美しいとは言えないが、それでも照り返しのある桜は見物だ。

 さぞ夜桜も見物と思われたが、明日も早いし、今年はこれで満足しよう。

 何であれ、原発ネタから少し離れるのも悪くない...。

なめんなぁ!

2011年04月10日 18時54分32秒 | 放射能?
 本部や会議が乱立…指揮系統、官僚も「不明」(読売新聞) - goo ニュース

2011年4月10日(日)14:53
 東日本大震災への対応で、政府全体を指揮する「司令塔」が依然として見えてこない。
 政府内には「本部」や「会議」が乱立気味のうえ、菅首相はブレーンとして内閣官房参与を次々と任命するなど肥大化が続いている。菅首相がどう指導力を発揮するのか、正念場となる。

 ◆「何の会議」◆
 「出席してても『これは何の会議だっけ』と思う」
 国土交通省幹部は震災以来、対策本部などの会議に忙殺される官僚の気持ちをこう代弁した。
 震災から1か月後の今、政府内では、「会議が多過ぎる」「指揮系統や役割分担がハッキリしない」など、「組織乱立」への不満が充満している。各組織の構成や仕事の内容を整理するために政府が作成した内部資料は十数ページに及ぶ。
 対策本部は閣僚級だけで五つ。被災者受け入れ支援については、地震・津波なら「被災者生活支援特別対策本部」、原発事故による退避なら「原子力被災者生活支援チーム」に分かれる。省庁ごとの「縦割り」でなく、複数省庁による「横割り」組織の乱立には、「責任の所在がわかりにくくなり、かえって非効率だ」(政府筋)との指摘もある。
 ある経済官庁幹部は、「ナントカ会議が多すぎて政府全体の優先順位が見えない。自民党政権時代は、党の部会で政治家同士が議論し合い、その場で役人に指示があったので、政治家の問題意識が顕在化して動きやすかった」と話す。民主党は、内閣と党の「政策決定の一元化」を掲げ、震災対応も党より政府主導で進んでおり、意思決定プロセスがわかりにくい。
 震災1か月となる11日を機に、首相はさらに有識者らによる「復興構想会議」や閣僚級の「復興本部」(仮称)などを設置する方針だが、西岡参院議長は7日の記者会見で「会議が踊っている」と酷評した。

 ◆参与膨張◆
 政府の責任の所在をさらに見えにくくしているのが、首相のブレーンとなる内閣官房参与の存在だ。震災後、首相は6人を任命。現在は総勢15人と過去最多だ。
 「あいつらは、正確な情報を伝えてこない。あいつらは、何か情報を隠している」
 菅首相は、しばしば周辺に「あいつら」への疑心暗鬼をあらわにする。東電や原子力安全・保安院、原子力安全委員会のことだ。首相は連日のように参与を呼んで「あいつらとは違う視点のセカンドオピニオンを得る」のだという。このため、首相は参与との面会には官僚を同席させないことが多い。一部の参与は、東電にある統合本部にも詰め、日米両政府の連絡調整会議にも出席。官僚からは「どういう権限で出席しているのか」との不満が漏れる。
 そんな首相に先月27日に会った政治学者の山口二郎北大教授はこう伝えた。
 「外部の専門家を使うのはいいが、情報がランダムに入ってくるだけでは逆に混乱する」
 一方、参与側にも「個別の意見では採用されない」として、民間スタッフによる発言力を強めるための「参与会議」創設を模索する動きもあり、政府内の意思決定ラインは複雑を極めている。(政治部 吉村隆平、鎌田秀男)

 端的に『呆れ』るばかりの話ではあるものの、しっかり怒っておくべきだろう。
 菅直人が使いものにならんことくらい、震災前から分ってた話だったんだし...。
 リーダー不在であっても、時間の経過は止まることはないのだし...。
 菅首相「もう少し説明必要だった」汚染水放出で(読売新聞) - goo ニュース

2011年4月10日(日)15:22
 菅首相は10日、東京電力福島第一原子力発電所から低濃度の放射性物質を含む汚染水を海に放出したことへの批判が各国から出ていることについて、「もう少し説明が必要だった。これからしっかりとした説明をやるよう、より強力に指導していきたい」と述べ、対応に問題があったことを認めた。
 その上で、「『原発については知り得た情報を絶対隠したりするな』と強い指示を出している」と強調した。東日本大震災の被災地視察で訪れた宮城県石巻市で記者団に語った。

 菅首相が宮城県入り、3度目の被災地視察(読売新聞) - goo ニュース

2011年4月10日(日)10:22
 菅首相は10日午前、東日本大震災の被災地を視察するため、航空自衛隊のU4多用途支援機で宮城県入りした。
 首相の被災地視察は3度目。
 首相は大震災による津波などで大きな被害を受けた石巻市を訪れ、同市役所で村井嘉浩宮城県知事や亀山紘石巻市長から被災状況の説明を受けた。この後、約60人が避難生活を送る同市内の県立石巻商業高校や、仙台市の陸上自衛隊東北方面総監部を訪れる予定だ。
 首相は3月21日にも石巻市の視察を予定していたが、悪天候を理由に見送った。

 やること遅いし、アンタに何言っても変わらん...と、被災者に思われてるぞ、情けない!

 首相執務室は開かずの間 「何かあったらお前らのせい」(産経新聞) - goo ニュース

2011年4月10日(日)08:00
 首相官邸に「開かずの扉」がある。5階の首相・菅直人の執務室。3月11日の東日本大震災発生後しばらくは早朝から深夜まで怒号が響いていたが、震災から1カ月を迎える最近はトンと静かになった。中の様子はどうなっているのか。

◆官僚の足遠のく
 「やっと精神的な安定期に入った」「気力がうせているのではないか」-。そんな臆測が乱れ飛ぶ。各国外交官も政府関係者に「首相は本当に大丈夫なのか」と真顔で問い合わせてくるという。
 なぜ扉が開かないのか。理由は一つ。よほどの緊急時でない限り、誰もノックしようとしないからだ。官僚であろうが、政務三役であろうが、誰かれかまわず怒鳴り散らす。ある官僚は、東京電力福島第1原子力発電所の事故の最新状況の報告に入ったところ、菅から頭ごなしに、こう言われた。
 「そんな話は聞いていないぞ」
 日本の官僚は「首相がすでに知っている話を報告したら恥だ」と教育されてきた。マスコミに政策をスクープされることを嫌う最大の理由はここにある。ところが菅には通用しない。
 官僚の訪問は絶えた。4月に入り、官僚が首相執務室を訪ねたのは7日まででわずか8組。ある官僚は吐き捨てるように言った。
 「民主党政権であろうと大連立であろうと何でもいい。とにかく首相だけは代わってほしい。もう官邸を見るのも嫌だ…」
 さすがの菅もまずいと思ったらしい。3月26日、前国土交通相・馬淵澄夫を首相補佐官に起用したあおりで首相補佐官を外された衆院議員、寺田学の机を首相秘書官室に置かせ、「開かずの扉」の“開閉係”を命じた。34歳の寺田は64歳の菅と親子ほど年が離れているせいか、腹も立たない。腰が軽く頭の回転が早いところも気に入っているようで妻・伸子と並ぶ「精神安定剤」となっている。
 もう1人、頻繁に首相と会っている男がいる。内閣情報官・植松信一。官邸の裏通路を使い首相執務室に出入りするので新聞などの「首相動静」に載ることはないが、週に2~3回は報告に入っているという。
 植松の報告で菅がもっとも神経をとがらせているのは政界の「菅降ろし」の動き。次に気になるのは内外メディアが自らをどう報じているかだという。
 ある官僚は執務室に山積みされた新聞や雑誌の切り抜きを見て愕然(がくぜん)とした。記者団のぶら下がり取材に応じないどころか、災害対策基本法に基づく中央防災会議さえ開こうとせず、執務室に籠もって一人で新聞や雑誌を読みふけっていたとは…。そこに未曽有の国難にどう立ち向かおうかという発想はない。

◆「現場見てないだろ」
 「どんなことがあっても原発の異常を食い止めるんだ。みんな覚悟はできているだろうな!」
 3月11日午後4時25分すぎ。東電福島第1原発の異常を伝え聞いた菅は、首相官邸地階の危機管理センターから執務室に移ると、官房長官・枝野幸男ら官邸スタッフを前にこう命じた。鬼のような形相に一人はこう感じた。「死者が出ることを覚悟しているな…」
 東工大応用物理学科卒で「ものすごく原子力に強い」と自負する菅はさっそく執務室にホワイトボードを持ち込み、原子炉の格納容器への海水注入などを次々に指示。午後10時に経済産業省原子力安全・保安院から炉心溶融の可能性を指摘されると菅は12日午前1時半に炉内の蒸気を排出するベントを急ぐよう指示した。
 ところが、東電の反応は鈍かった。しびれを切らした菅は午前6時14分、陸上自衛隊のヘリに乗り込み第1原発の視察を強行。「こっちは人命を考えてやっているんだ。早め早めにやらなきゃダメだ」と東電副社長・武藤栄に詰め寄った。
 「東電の見通しは甘い。どうなってるんだ!」
 菅の意気込みはますます空回りし、秘書官らに当たり散らした。保安院幹部らの説明にも「お前たちは現場を見てないだろ!」。面識もない官僚に突然電話で指示を出し「何かあったらお前らのせいだぞ」と責任をなすりつけた。
 そして東電が第1原発からの撤退を検討していることを聞きつけると15日午前4時15分、東電社長の清水正孝を官邸に呼びつけた。
 菅「清水さんだったらどうしますか?」
 清水「残ります…」
 菅は言質を取ったとばかりに5時35分に東京・内幸町の東電本社に乗り込み、「撤退などありえない。撤退したら東電は百パーセント潰れる」と恫喝(どうかつ)した。
 感情まかせの行動にしか見えないが、菅は「原発問題は官邸主導でやれる」と確信したようだ。政府と東電の統合連絡本部を設け、東電本店に経産相・海江田万里と首相補佐官・細野豪志を常駐させた。主要官庁の閣僚不在により政府機能はますます失われた。

◆説明に逆ギレ
 「助けてくれないか!」
 3月16日夜、元防衛政務官、長島昭久の携帯電話に細野の悲痛な声が響いた。
 長島「何を?」
 細野「『何を』なんて次元じゃないんですよ…」
 菅は自衛隊にヘリからの放水を指示したが、自衛隊は放射線量を気にしてなかなか応じない。地上からの放水のオペレーションも自衛隊、警察、消防の調整がつかないという。
 その間も菅からは「早く放水させろ」と矢のような催促が続き、細野はすっかり参っていた。
 原子力災害対策特別措置法を適用すれば、首相はいろいろな指示が出せる-。これを説明すべく2人は17日に菅と面会した。
 「指示はとっくに出した。なぜ進まないんだ!」
 菅は逆ギレした。ところが菅の「指示」とは口頭で個別の官僚に命じただけ。これでは官僚組織は動かない。長島らは慌てて指揮系統を自衛隊に一元化させる関係閣僚への「指示書」を作成させた。これがその後の放水作業につながった。
 それでも菅は納得しなかった。18日に官邸を訪ねた元連合会長で内閣特別顧問・笹森清にこんな不満を漏らしている。
 「現場の意思疎通がうまくいっていないんだ…」

◆高飛車、淡泊 伝わらぬ指示
 首相・菅直人の官僚機構と東電への不信は深まるばかり。東工大教授で原子炉工学研究所長の有富正憲らを次々と内閣官房参与として官邸に迎えたことは証左だといえる。
 その数はすでに6人。「セカンドオピニオン」を背後に付け、菅はますます高飛車になった。東京電力や原子力安全・保安院などが自らの指示に抵抗すると「俺の知ってる東工大の先生と議論してからこい」と言い放った。
 ところが、3月末になると菅はすっかり淡泊になった。首相補佐官・細野豪志が、日課となった東電福島第1原発の状況を報告しても「そうかあ…」「それでいい」-。どうやら事態の長期化が避けられないことを悟り、気合を持続できなくなったようだ。
 菅は4月1日の記者会見で「専門家の力を総結集しているが、まだ十分安定化したというところまでは立ち至っておりません」と長期化をあっさり認めた。
 淡泊になったのは理由がある。東日本大震災の発生後、菅の頭は原発でいっぱいだったが、ようやくガソリンや物資供給など被災者支援が後手に回っていたことに気づいたようだ。

◆政務三役も「無言」
 実は首相官邸の指示がなくても各省庁は阪神・淡路大震災を先例にさまざまな被災者支援や復旧策をひそかに準備していた。ところが政務三役の「政治主導」が障害となった。
 ある局長級官僚は「官邸も動かないが、政務三役も何も言ってこない」といらだちを隠さない。
 民主党政権になり、政務三役に無断で仕事をやってはいけないという「不文律」ができた。「勝手なことをやりやがって」と叱責されるのを覚悟の上で官僚機構は黙々と対策を練ったが、実行のめどは立たない。政治不在がいかに恐ろしいか。官僚らは思い知った。

◆自衛隊に多大な負担
 自衛隊も官邸の機能不全の被害者だといえる。
 「遺体の搬送や埋葬まで自衛隊が背負わされているんだぞ!」
 3月23日、防衛相・北沢俊美は厚生労働省に怒鳴り込んだ。自衛隊の本来任務は行方不明者の捜索だが、遺体を発見すれば市町村に渡す。ところが市町村は被災で動けず葬儀業者も見つからない。やむなく遺体安置所から埋葬地までの遺体搬送や埋葬までも自衛隊が請け負った。救援物資輸送やがれき撤去などの任務にも影響が及んでいた。
 北沢は3月18日に官房長官・枝野幸男に調整を求めたが、官邸の最終的な返答は「関係省庁でよく協議してほしい」。そこで北沢は埋葬を所管する厚労省との直談判を試みたのだ。
 厚労相・細川律夫も「確かに自衛隊ばかりにお願いするわけにはいかないな」と応じ「官邸抜き」の調整が始まった。結局、事務レベルの関係省庁連絡会議が開かれたのは4月1日。運輸行政を担う国土交通省の協力を得て民間業者による遺体搬送態勢が整ったのは4月5日だった。
 「政治家だけじゃなくてあらゆる者を総動員させるべきだ。要は役人をどう使うかなんだ」
 国民新党代表・亀井静香は2日、こう忠告したが、菅はのんきに返答した。
 「まあ役人を使えるのは一に亀井さん、二に私、三に仙谷さんだな…」(敬称略)


評論家になっても意味ないんだけど...

2011年04月10日 09時58分13秒 | 放射能?
  高濃度汚染水の処理 作業難航

4月10日 5時50分
 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、冷却機能を回復させる作業の妨げになっている、高濃度の放射性物質に汚染された水の処理は、水を移す先の施設の点検や、水を送るためのホースを敷く準備などに、予想以上に時間がかかり、作業は難航しています。
 福島第一原発では、タービン建屋やトレンチと呼ばれるトンネルから高濃度の放射性物質に汚染された水が大量に見つかり、高い放射線量を出す原因ともなっていて、冷却機能の回復に向けた作業の妨げとなっています。
 これらの高濃度の汚染水は少なくとも5万トン以上あるとみられ、東京電力は施設内にためておく方針で、このうち、およそ3万トンの水をためることのできる「廃棄物集中処理施設」では、タービン建屋からホースをつなぐための準備を進めています。
 作業員の被ばくをできるだけ減らすため、ホースはそれぞれのタービン建屋の1階を通す予定で、ホースを通すための直径30センチの穴が、合わせて5か所、建屋の壁に開けられたということです。
 しかし、建屋の中には放射線量が高い場所がある可能性もあり、ホースを敷く作業はまだ始まっていないほか、汚染水を送る先の「廃棄物集中処理施設」の点検も必要なため、排水作業は進んでいません。
 一方、2号機のトレンチにたまった高濃度の汚染水の水位は、海への流出が止まって以降、9日夕方までに11センチ上がっていて、水面から地上までの高さは、9日午後6時の時点で93センチとなっています。
 東京電力は、まず2号機のトレンチの汚染水から水を排出する方針で、10日にも復水器に水を移す作業を始めることにしています。

 んな簡単に作業が進むわきゃないのは、これまでの経緯見てても分ってるからイイんだけどさ...。 低レベル汚染水垂れ流す決定から実行までの素早さと比べちゃったりすると、穿った見方しても無意味なのは分っていても、ホントに「有識者」とか「ブレーン」とかいった人たちが、そこに集っているのか?疑問が湧く...。
 理屈で何とか理性保とうとしてたんだけど、こんなもん書いてる人間の考えなんて、至ってシンプル...。
 どんだけ金かけても構わないから、放射能まき散らすのやめてくれ!付近住民の暮らし戻してくれ!安心な食材の提供ルートを確立してくれ!...ってトコ。
 原発事故、スリーマイル上回るレベル6の可能性(読売新聞) - goo ニュース

2011年4月10日(日)01:55
 東京電力福島第一原子力発電所の事故の深刻さは、国際原子力事故評価尺度(INES)で、チェルノブイリ原発事故に次ぐ「レベル6」(大事故)である可能性が出てきた。
 経済産業省原子力安全・保安院は先月18日、暫定評価として米スリーマイル島原発事故と同じレベル5(施設外へのリスクを伴う事故)としていた。
 INESの評価は、国際原子力機関(IAEA)の基準をもとに、各国の監督機関が行い、IAEAに報告する。チェルノブイリ原発事故は、最悪のレベル7(深刻な事故)で、レベル6と確定すれば、商業炉の事故では初めてとなる。
 レベル5以上の大きな事故は、放出した放射性物質の量で判断される。原子力安全委員会によると、先月12~24日に大気に放出されたヨウ素131の総量は、単純計算で約3万テラ・ベクレル(テラは1兆)。これは数千~数万テラ・ベクレルというレベル6の条件にあてはまる。

 レベルなんぞ客観的な基準でしかないし、どこを指してても構わないんだけどさ、上がるってこたぁどんだけ放射線まき散らしてるんだ!って証明でしかない。 情けない話に堕したもんだなぁ...。

危機管理の本質

2011年04月09日 23時35分18秒 | 放射能?
 岩手・宮城・福島、なお27万戸停電(朝日新聞) - goo ニュース

2011年4月9日(土)13:32
 東北電力によると、9日午前10時現在、岩手、宮城、福島の3県で引き続き、約27万戸が停電している。8日午後10時時点は約43万戸だった。7日の余震で停電した東北6県のうち、青森、秋田、山形の3県は全面復旧している。
 余震で停止していた八戸、能代、秋田の3火力発電所は9日未明までにすべて運転を再開した。
 余震前の停電は岩手、宮城、福島の3県で計約16万戸だった。余震の影響で東北6県で最大約401万戸で停電していた。9日中に少なくとも余震前の状況に戻すことを目指して作業を急いでいるが、現時点で見通しはたっていないという。


 こうして「電気」依存度が相応に高いと、やっぱり原発止まると困る!?
 冗談じゃない!

 全電源喪失、国は「考慮する必要はない」と解説(読売新聞) - goo ニュース

2011年4月9日(土)08:33
 国や電力会社は、原子炉制御の“命綱”ともいえる電源を、どう位置づけてきたのだろう
 規制当局である内閣府の原子力安全委員会は、1990年に定めた発電用軽水炉の安全設計審査指針の解説に、長時間の全電源喪失について「考慮する必要はない」と明記している。
 理由は「送電線の復旧または非常用交流電源設備(非常用ディーゼル発電機)の修復が期待できるため」としており、国は外部電源を失ってもすぐに非常用発電機が作動すると想定してきた。
 各原発は、同指針に基づいて設計されており、非常用電源を含むすべての電源喪失に対して万全の備えをしてきたとは言い難い。東北電力関係者は「外部送電線など電源確保の方法はたくさんあると考え、これまでは全電源喪失は想定していなかった」と話す。東京電力は急きょ、11日に柏崎刈羽原発で全電源喪失などを想定した訓練を行うことにした。


 前にも書いたけど、ことが起こらんことには、危機管理が甘い方向にしか向かないのが、この国の体質...。
 ちょっと考えてみて欲しいのは、311に起きたマグニチュード9.0がなかったら、一昨日の「余震」は、これほどまでに「軽い」扱いを受けていたかどうかってこと。
 十分に「大地震」だったはずだ。
 穿った言い方をすれば、あのレベルの地震であれば、福島第一も「耐えられた」はずだったってこと。
 想定レベルの妥当性に関しては、これまでと311以降とで、大きく変わって然るべき。
 これまでの想定に関して言えば、賛否両論、決着も着くまいが、この先、「震度7&30m級の津波に耐えられる!」がクリアできないのであれば、原発なんぞ造るべきでないのは言わずもがなだよね。

 それ以前に、人の制御の手を、こうまで容易に離れてしまう代物に、頼るのそろそろやめようよ。
 高いハードルクリアせんでも済むもの使うのが、一番「安全」なんだから...。

とりあえず事実並べてみますが...

2011年04月09日 15時43分00秒 | 放射能?
放射能の大半、なお原子炉内に 漏出は1割以下か(朝日新聞) - goo ニュース

2011年4月9日(土)15:00
 東京電力福島第一原発の1~3号機の建屋外へこれまでに漏れた放射能の量は、原子炉内にあった総量の1割に満たない可能性が高い。格納容器が壊れて内部に残る放射能が放出されると、さらに広範囲で汚染が深刻になる恐れがある。専門家は、炉心に冷却水を循環させる継続冷却システムの確立を最優先にすべきだと訴えている。

 原発の炉心には、核分裂反応に伴って生まれた膨大な量の放射能が存在する。米原子力規制委員会(NRC)の標準的な試算方法に1~3号機のデータを当てはめて朝日新聞が算出したところ、1~3号機には緊急停止した時点で、放射性ヨウ素が各130万~230万テラベクレル(テラは1兆倍)、放射性セシウムが13万~22万テラベクレルあったと推定できた。放射能はこのほか、1~4号機の使用済み燃料の中にもある。チェルノブイリ原発の事故時の炉心内蔵量は推定でヨウ素が320万テラベクレル、セシウムが28万テラベクレルだったとされる。

 外部への放出量はどうか。

 原子力安全委員会が汚染の拡散予測に使ったヨウ素の大気への推定放出量は、3月12日から24日までに3万~11万テラベクレルだった。一方、1~3号機の建屋外にあるたて坑と坑道にたまった汚染水に含まれる放射能の総量は、東電の公表データをもとに計算すると、ヨウ素で4万テラベクレル程度、セシウムで1万2千テラベクレル程度となった。

 建屋の外に漏れ出た放射能は、ほかに、その後の大気放出分や海への流出分などがあるが、多めに見積もっても内蔵量よりずっと少ない。外部に出にくいストロンチウムやプルトニウムなどの核種は、まだほとんど炉内にあるとみられる。

 やっぱり落ち着かないね...。
 時間がかかるのは、仕方ないのかもしれないけど、何とかしてくれ!と叫びたくなる。
 どうしたところで虚しくなるばかりだけれど...。

 さて、どーすべ?


放射性物質流出 暫定基準値 魚介類、野菜と同一 茨城、コウナゴ漁自粛(産経新聞) - goo ニュース

2011年4月6日(水)08:00
 政府は5日、東京電力福島第1原発の事故で海水に高濃度の放射性物質(放射能)が流出していることを受け、これまで基準がなかった魚介類の放射性ヨウ素131の基準値について、当面の間は野菜類と同一の1キロ当たり2千ベクレルを適用することを決めた。枝野幸男官房長官が同日の記者会見で明らかにした。政府はこの基準値を超えた魚介類を食用としないよう各都道府県に通知した。
 福島県境の茨城県北茨城市の近海で1日に採取したコウナゴ(イカナゴの稚魚)からは、4080ベクレルの放射性ヨウ素が検出されている。
 4日に採取されたコウナゴからは1キロ当たり526ベクレルの放射性セシウムが検出された。セシウムについてはすでに、500ベクレルという暫定基準値が設定されており、魚介類がこの基準値を超えたのは初めて。
 県漁協は5日、県全域でのコウナゴ漁を自粛すると発表した。
 枝野氏は、地元漁協がコウナゴ漁を自粛したことや、検出されたのが1匹だったことなどを理由に、茨城県で水揚げされたコウナゴの出荷制限措置は見送ったと説明した。
 ただ、今後魚介類に出荷制限をかける場合に備え、「水揚げ港と漁場を把握できるよう農水省に求めた。広範なモニタリングなどによって、どの地域の漁場が安全かをしっかり把握しなければならない」と述べた。
 その上で「暫定基準値を超えるものがあれば絶対に流通に乗せない対応を、産地表示のあり方も含めて、漁業関係者と検討、相談したい」と述べた。
 第1原発周辺の海洋汚染状況を記した地図の作成については、「まずはそういう能力があるかだ。対流などのデータを、政府や国内の関係機関が把握しているか、調査したい」と答えた。

全国漁業協同組合連合会 「海に汚染水、許し難い行為」(産経新聞) - goo ニュース

2011年4月7日(木)08:00
 「死活問題だ」「風評被害はいつまで続くのか」。6日、低濃度の放射性物質(放射能)の汚染水放出を受け、東京電力本店などを訪れ、強い怒りと補償要求を突きつけた全国漁業協同組合連合会。謝罪の言葉と補償の意向は示されたが、すでに風評被害は表面化し、漁業関係者の怒りと不安は広がる一方だ。
 「海に汚染水を流すとは許し難い行為。海水汚染のイメージは茨城の漁業の死活問題だ」。茨城県の11漁協でつくる茨城沿海地区漁業協同組合連合会の今橋一也専務理事は語気を強めた。
 放出の影響について、東電は成人が近くの魚や海藻を毎日食べて受ける放射線量は年間0・6ミリシーベルトで、自然界からの放射線量の4分の1と説明しているが、北茨城市の沖合では4日に取れたコウナゴから放射性セシウムの暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を上回る数値が検出され、出荷停止に追い込まれたばかり。
 同市の平潟漁協では5日に震災後初めて底引き網漁を行ったが、基準値に満たない魚も風評被害が懸念され、買い控えが目立った。「ヒラメが2キロ500円程度まで落ち込むなど、いずれも震災前の4分の1程度に暴落した」(同漁協)といい、汚染水の放出が風評被害を加速させている。
 敬遠の動きは広がり、5日には、同県神栖市のはさき漁協に所属する底引き網漁船の水揚げが千葉県の銚子港で拒否された。
 はさき漁協では被災を免れた約30の小型船がハマグリやシラス漁に向けて準備を進めていた矢先だった。漁協関係者は「日本を代表する市場で拒否されたこと自体が風評被害だ」とやり場のない怒りを口にする。
 飲食店への影響も出始めている。水戸市のすし店の従業員は「震災でお客が減った上、今回の汚染水の放出で客足がぱたりと止まった」。都内のすし店主も「震災後、客が1割ほど減っており、会話でも原発からの汚染水放出を気にしている人が少なくない」と不安そうに話した。

土壌検査で高い値のセシウム(NHK)

4月7日 4時25分
 福島県が県内の70か所の農地で採取した土を分析したところ、最も多い場合で通常の土壌に含まれる濃度の150倍の放射性セシウムが検出されました。
 福島県では、こうした地域の農家に対して、農作業を見合わせるよう呼びかけるとともに詳しい検査を行うことにしています。
 この検査は、福島第一原子力発電所の事故を受けて、福島県が先月31日から今月1日にかけて行ったもので、水田や畑、果樹園など県内の70か所で土を採取し、放射能の強さが半分に減るまでの期間を示す半減期が長い放射性セシウムの濃度を分析しました。
 その結果、最も高い値だったのが、▽飯舘村の1か所で、1キログラム当たり1万5031ベクレルと、通常の土壌に含まれる濃度のおよそ150倍でした。
 このほか、▽飯舘村の1か所、
       ▽大玉村の2か所、
       ▽川俣町の1か所、
       ▽本宮市の2か所、
       ▽二本松市の1か所、
       ▽郡山市日和田町の1か所、
   それに▽伊達市月舘町の1か所
ではおよそ100倍から30倍の濃度の放射性セシウムが検出されました。
 福島県では、これらの地域の農家に対して農作業を延期するよう呼びかけるとともに、さらに詳しい検査を行い、今月12日までに結果を公表したいとしています。