マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

青春18切符の旅へ(その3)

2011年03月10日 | 

 3月7日(月)
 戸狩野沢温泉駅(飯山線:11時21分発)→(12時37分発)十日町(飯山線:15時19分発)→(15時47分着)越後川口(上越本線:15時51分発)→小出(16時02分着)以下略

 旅に出て二日目の朝、まずは新潟県小出駅前にあるビジネスホテル「川善」にその日の宿泊の予約の電話を入れました。2日目はここに泊まり、3日目の早朝5時32分小出発の会津若松行きの只見線乗車の為です。

 Tさんとは戸狩野沢温泉駅で別れました。彼は、
その日の夕方からの勤務に就くため、9時47分発の飯山線で長野方面へ引き返して行きました。その後、長野新幹線利用で都心へ向かう予定です。(飯山線は長くて2両編成)






 いよいよここからは一人旅です。朝、野沢温泉では小雪が舞っていましたが、飯山線の人となった頃から雪は止み、小雨となりました。昨日は鮮明に見えていた千曲川は雨に煙り、少し霞んで見えます。途中駅「森宮野原」はJR積雪最高地点です。(ここの大雪は今から66年前のこと)








 何時しか県境を越え、新潟県に入り、積雪は増した様に感じられるうちに、うとうとと眠ってしまいました。「間もなく終点十日町です」との放送に目が覚めました。
(雪の壁の中を行く飯山線)






 あっ!と思いました。予定では「津南」で途中下車し、駅に隣接する温泉に入り、昼食に、牛蒡で繋いだ蕎麦を食する予定のところ、寝ている間に列車は津南を通過してしまっていたのです。何という失態!昨日は宿の宿泊日を1週間間違えていたことが判明しました。このところこういうミスが続きます。十日町で、悄然とした思いで下車し、肌寒く感じられる駅の待合室で、独り対策を考えました。
 漸く出た結論は、次の列車が出るまでの2時間余りの時間、津南でするはずだったことをこの十日町で実行しようとの事でした。そこで、町庁舎の観光課を訪ね、この町のどこかに温泉はないですか訊ねると、幸運にも越後妻有交流館「キナーレ」内に「赤石の湯」なる施設があるとのこと。
 小雨降るなかを20分ほど歩いて訪れた「明石の湯」には薬仁湯やサウナ・水風呂・休憩室も用意されている大きな施設。冷めた体を薬仁湯で温めた後、再び飯山線に乗り込みました。
 越後川口で上越本線に乗り換え、漸く到着した小出。列車から降りた瞬間に放送が流れます「只見線は大白川止まりです。会津若松へは磐越西線経由でお出で下さい」と。利用すべき只見線は越後・会津の県境を越えられないとの事。今朝、小出の宿に電話連絡したとき、只見線の様子を聞かなかったことが悔やまれます。信州での降る雪や雨の様子から察して、只見線が途中から不通とは想像もしていませんでした。
 今回の旅行に関連して3つ目のミス。只見川が見れないならば、旅はここまでにして東京に戻ろうと判断。ホテルにキャンセルの電話を入れ、何度か利用したことのある駅前の蕎麦屋へ直行。只見線は長いことずうっと不通で、3月になれば開通するのに今年は雪が深くて未だに不通と聞かされました。ミスが多くなった我が身を嘆きつつも、まだ何度か青春18切符を利用したいとも思いながら、長い時間を掛けての上越本線での帰路になりました。