マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

観音開きに留め金を

2011年03月24日 | 身辺雑記

 知り合いで、マンションに住む方や同じマンションに住む方と、今回の大地震の様子の話を交わすと、皆一様に「揺れが激しかった」と語ります。それも階が上に行くにつれて、その揺れは大きかったようです。食器が半分は割れましたとか、テレビが落ちましたとか、パソコンが机上から落下し使い物ならなくなりましたとか話されます。余震に怯えている方もいます。我が家でも、棚から本やファイルや花瓶が落下しましたが、被災地の惨状と比較すれば、何というほどの事ではないでしょう。
 それでも何点か室内を改善しました。割れ易いもの、重量のあるものを出来る限り棚の下にも持って来ました。不要な陶器や磁器などは思い切って処分しました。11日以来、少し日常のルーチンが滞り、断捨離の日程を決めるのも忘れていました。壊れたものの整理や、不要と思われる食器の処分が結果として断捨離になっていましたので、今月の、改めての断捨離は中止しました。
 改善点のもう一つは観音開きに留め金を取り付けた事。父の職業は大工で、目黒雅叙園の建設に携わったこともあるのですが、自慢ではありませんが、私は手仕事はいたって不器用で、大工仕事系は苦手。困ると、家人から見ての義理の弟に、遠路はるばるお出で願って、多くの仕事をやって貰います。蛍光灯の総付け替え・衛星放送のアンテナの装着・別荘での扇風機を天井に取り付ける工事等、挙げ出した限がありません。

 ただ唯一ドライバを用いネジを取り付けることだけは得意です。中学を卒業して就職した職場で、ドライバーを用いての作業が非常に多かったからです。”偽札鑑定器”の組み立てでは来る日も来る日もドライバーを用いてネジを捻じ込んでいました。家人の”おだて”に乗せられて、何箇所かの観音開きに留め金を取り付け、並みの揺れでは扉が開かないようにしましたが、すっきりした出来栄えではありません。「見栄えはどうでもいいんだ。開かなければいいんだ。開かなければ」とひとりごちています。