東京外国語大学(外語大)跡地に、「西ヶ原みんなの公園」が造られ、その公園が防災対応機能を備えていると聞いて、出掛けてきました。徒歩では片道30分以上掛かる場所なので、今日は、早朝散歩を自転車に変えて、少し遠出をしました。
かって、新婚時代に外語大付近に住んだことがありました。その外語大へは、交通機関利用の場合、徒歩で、都電荒川線西ヶ原駅からは4分、都営三田線西巣鴨からは10分、JR山手線巣鴨駅からだとは15分は掛かかる、交通不便な場所にあり、それほど広くない敷地に立つ、こじんまりした感じの大学でした。2000年から府中市へのキャンパス移転が開始され、移転完了後、たまに散歩で出掛けると長い間更地になっていましたが、数年前「特別養護老人ホーム」などを含む社会福祉法人の建設が始まりました。 その後はこの地を訪れることは無くなっていましたが、13日に、同じ町内に住むKさんから、この地に出来た公園は、災害時に避難地や救援・ボランティア・復旧活動の拠点として機能する「防災公園」として整備されていると聞いて、是非行って見たいと思い早速今朝出掛けました。今回の大震災に影響されてのことです。(白い部分が台地上の社会福祉法人:緑の部分が広場)
台地の上に特養ホームが建ち、台地から緩やかなスロープで下に降りるとそこが公園です。中央は芝生広場になっていて、かってここは300mのトラックだったはず。ランニングに夢中になっていた頃を懐かしく思い出します。旧トラックの周りにはこの公園の最大の特徴たる、数々の施設が備えてあります。(台地やや下から撮影)
(平常時はベンチ)
(災害時は竈として利用可)
平常時には地域住民の憩いの場となるよう公園全体をスロープの園路を整備し、災害時には、竈に変身するベンチ・非常用として利用できるトイレ・屋根にテントを張って利用できる「防災パーゴラ」などを備えています。防災倉庫は当然として、深井戸、災害用マンホールトイレなどの施設もあります。東海大地震の可能性が高いと言われる昨今、この様な施設は幾らでも欲しいところ。この様な公園を見ると、他の多くの公園がより高い備えを持った公園に変貌を遂げて欲しいと思うのです。