マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

すみだ珈琲

2013年05月07日 | お気に入りの店

 本当は今日まで蓼科にいるはずだった。5月2日には安房トンネルを抜けて飛騨古川の湯宿に宿泊するはずだった。それが今自宅でパソコンに向かっている。4月26日、親指に包帯が巻かれた日、お医者さんから「当面風呂ダメ。車の運転、ましてダメ」と宣告された。今回の旅行は、私の車運転が必須だった。已む無く、この連休は、家人と都内を散策する事に決めた。
 快晴の5月3日は 浅草⇒亀戸天神⇒大平界隈⇒錦糸町。5日が「東京駅ステーションギャラリー」の木村荘八展。昨日の6日が本郷西片の、国指定有形文化財の建物巡り


 3日、浅草はやはり人・人で賑わっていた。新仲見世「薬研掘」で”激大辛”の唐辛子を購入し、雷門バス停から東大島行きの都バスで亀戸天神前下車。ここも人で賑わっていたが、花は盛りをとうに過ぎていて、黄色い藤のみ鮮やかだった。








      (散歩途中、天神橋で横十間川を越える)


 蔵前通りを大平方面に戻る道すがら、こじんまりした、コーヒー店を見かけた。貼り紙を見ると「連休中は日本橋三越の催しで出店の為、ここは休業。しかし2日・3日は営業」旨が書かれていて、丁度疲れ始めていたこともあり、入店する事に決めた。戸を開けると、感じの良い女店員さんが「今は満席です。どの位お待ち頂ければ席が空くかわかりません」との事。迷ったが待つことにした。彼女の言はほぼ正確で、外でかなり待たされ、30分くらいで漸く席に着けた。(すみだ珈琲入口)







 入って店内を見渡すと、テーブル席が2つとカウンター席が4つ。若いカップルが話に夢中で、長時間待った理由を納得。家人は珈琲「エチオピア イルガチェフェ」とモカチーズケーキを、私は「すみだブレンド 深いり」とチーズケーキを注文した。一杯ずづ丁寧に淹れるからか、かなり待って江戸切子のカップに入ったコーヒーが漸く到着。カップとコーヒーの組み合わせも見た目に綺麗だが、一口飲んでその美味さに驚いた。「エピオピア」の方も御相伴に預ると、フルーティな香りがして甘味が感じられる。モカは酸味が強いと思っていたが、酸味は甘味に微かに副えられた程度に軽い。コーヒーの原産地と言われるエピオピアの豆は希少価値ありで、コーヒー党の私は「エチオピア イルガチェフェ」を追加注文した。どれも一杯400円はお安い(追加は200円)と思った。
 誠実そうな店主と女店員さんの醸しだす温かな雰囲気と隠れ家的佇まいが気に入った。帰宅してネット記事を読むと、固定客やファンの絶賛の声の数々。自家焙煎にしたのは最近の事らしいが、良いお店に巡り合えた事が嬉しかった。
  

 錦糸町に抜けて、数年振りに、駅前の「魚寅鮨」に寄った。三崎港直送のマグロぶつ200gと、たこぶつ100gで〆て800円というお安さ。散歩の楽しさを味わえた一日。