マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

尾瀬から帰って

2016年08月11日 | 身辺雑記

 尾瀬から帰京して1週間が経過した。困っていることがひとつ、行ってみたくなった所がひとつあった。

 困ったことはカメラ。紛失した冨士フイルムカメラ「HS20」は、その後継機種が製造を中止されていた。「HS」を購入して6年。レンズ交換すること無く、接写でも望遠でも撮影出来る。高山植物撮影直後に山の遠景撮影するときなどに最適で、このカメラを愛用し慣れ親しんで来た。ヨドバシアキバへ問い合わせて製造されないことは知ったが、諦めきれず、直接、ヤマダデンキやビックカメラの量販店に出向いた、冨士フィルムのコーナーに「HS」の文字は全く見えなかった。
 止む無く、ネットで中古を購入することを決めた。同じ様な機能を持つカメラはあるだろうが、同一機種が欲しかった。新品でも3万円台と安かったので、中古でもそう高くないだろうと予想していた。「HS20」の上位機種「HS20XER」が17800円で売りに出ていた。そこでamazonを利用して購入。7日にネット注文をすると翌8日には到着した。古き友人に再会した思いだった。
 若干機能が新しくなってはいたが基本は不変。初期設定は経験済なのでマニュアルを見ないでも終了。早速翌日から使用を開始した。中古品なのでその寿命に不安は残るが、他に代替品がない以上や止む得ない選択だったと思う。

 さて、行ってみたくなった場所はあらかわ遊園。
 尾瀬の桧枝岐小屋のお風呂で初めてお会いし、夕食も朝食も隣の席だった80歳の方をHさんとお呼びすれば、Hさんとはその後尾瀬沼でも再会し、高速バス始発の大清水駅でも再々会した。バスを待っている間に関越交通から私の携帯に電話があり「そちらに向かうバスがトラックと接触。警察に寄らねばならなくなり到着が遅れます。30分ほどお待ち下さい」とのこと。私は「この連絡はバスを待つ他の方にも伝えますか」と話すと、「もうお一人おられます。そうお願い出来ると有難いです」との事で、もうお一人に私から伝えることにした。もうお一人とはHさんに違いない。バスが遅れる旨をHさんに告げると大変感謝され、帰りのバスの中でも話が弾んだ。(写真:あらかわ遊園グランドでのラジオ体操。前立の4人)
 私には確信があった。80歳で一人山旅をするHさん。その歩く姿から推してもラジオ体操に参加しているに違いないとの確信が。聞いてみると案の定「飛鳥山公園では前立をしていました。こちらは若い方に譲り、今は走って20分のあらかわ遊園でやっていますと」。私は「いつかラジオ体操でお会いしましょう」とバスタ新宿でお別れした。

 今日がそのいつかに相応しい日。祝日で駒込神社でのそれはお休み。朝530分自宅発。都バス系統東43に沿って進めば都電小台駅。そこを左折して6時15分に公園着。初めて訪れた遊園地で、その一角の野球場でラジオ体操は行われていた。参加者は100名を超えるか。役員と思しき方にHさんのことを尋ねた。Hさんの名前を幹事さんは知っていて「いつも見えられるのですが、今日はいらしてないみたいです」とのこと。私もあわよくば程度の思いだったので、そのまま帰ろうとすると、名前と電話番号を聞かれ、再会の確率は高くなった。(写真:ラジオ体操する人々)
 
   (近くには水上バス乗場もある)       (かってこの近辺を走っていた都電が陳列されていた)