あのうの幸せトンボ

日々の何気ない出来ごとを、思いつくままに……。

明けましておめでとうございます。

2021-01-11 13:05:33 | 日記

遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします。

もう、今日は11日。歳をとると1日のたつのが早いこと、早いこと。

正月も「あっ」と言う間に過ぎ去り、今のコロナ禍のご時勢、辰水神社へ娘たちと行って「丑」の写真だけは撮ってきましたが、出かけることはあまりせず、もっぱら読書にはまっていました。

中でも「阿川佐和子と檀ふみ」にはまり、図書館で借りて片っ端から読んでいます。お陰で退屈だと言わずに、読みながら時には笑いながら平穏なわが家での正月を過ごすことができました。

私もお二方に触発されて今年は〝エッセイスト〟ならぬ〝エッセイババ〟になろうかと、思った次第。

昨年、書いた迷文を年の初めに掲載いたします。

 

「消えた金魚」

満月が住宅の建て込んでいる路地の入り口を明るく照らしています。二匹のアライグマの姉妹は、寝座にしている農具入れの小屋から、餌を探して人家の建て込んでいる路地へトコトコと入ってきました。どこの家も寝静まって静かです。

「お姉ちゃん、お腹がすいたな。今夜は何か食べ物にありつけるかしらん」

「昨日は何も食べるものなかったし、今日こそは、何か見つけなきゃ」

連れ立って夜更けの路地を歩いていると、どこからか魚の匂いがします。

匂いに釣られて行くと大きな家の裏口に、プラスチック製の大きな容器が置いてあり、金網で蓋がしてあります。

「お姉ちゃん! ここから匂いがするよ」

「どれどれ? あれっ、網の下に大きな金魚がいるわ。美味しそうー」

「網の上に重しが置いてあるけど、両方から持ったらいくらでも蓋を開けられるし、お姉ちゃん、よかったなぁ」

「あんた、そっちを持って! あたしはこっちを持つから」

 二匹で蓋の両側を持ち、「よいしょ」と上げて、蓋を五十センチ程ずらして中をじっくり覗くと、十五センチはある大きな金魚がたくさんいます。

 二匹のアライグマは我先にと手を入れて、逃げる回る金魚を掴んで食べ始めました。

最後まで逃げ回っていた和金も、追い回されて、とうとう捕まってしまい、頭から食べられてしまいました。

「あぁー、美味しかった。久しぶりにご馳走を食べたわ」

「よかったなぁ、お姉ちゃん。お腹いっぱいになったし、今日はもう帰ろうか」

 アライグマの姉妹は、金魚がたっぷり入ったお腹を抱えて、満月に照らされた道をルンルン気分で帰って行きました。

 

二日後、月の明かりに照らされて、餌を探しに来たアライグマの姉妹は、何やら立ち止まって相談をしています。

「お姉ちゃん、今日はどこへ行く?」

「最近は畑の美味しい落花生も、全部網がかけてあって食べられないし、困ったなぁ、どうしょう?」

「こないだ食べた金魚、美味しかったし、あそこへ行ったら、何か美味しいものがあるかもー」

「もう一度、行こうか」

 アライグマ達は、金魚を獲った家へ向かって歩いて行きました。

「金魚のいた入れ物が置いてあるよ。まだいるか覗いてみるわ」

「あれっ、横にから揚げがあるよ」

「あっ、本当だ」

二匹は我先にと、から揚げに向かって突進しました。

〝ガシャ〟入り口の金網の蓋が下りました。罠だったのです。

 

 あくる朝、怯えて団子の様に固まっている二匹のアライグマの目に、この家のお父さんとお母さんの姿が映りました。

「私の大事な金魚を食べたのは、このアライグマやったんや。六年間、大事に飼ってきたのに、六匹、全部食べられてしまうなんてー。金魚の赤いウロコが落ちてるのを見て、怖かったやろうにと、涙が出てきたわ」

「金魚は可哀そうやったけど、食べられたものは仕方ないし、役場へ電話してアライグマを引き取りにきてもらわな」

「そうやなぁ、でも、このアライグマもよく見ると、可愛い顔してるわ。金魚を食べられて腹は立つけど、殺されるのは、可哀そうやなぁ。でも、飼う訳にはいかんしー」

 そう言いながら、お母さんは役場へ引き取り依頼の電話をしました。

「引き取りは月曜日になるそうだから、今日と明日は飼ってあげるわ」

 から揚げをアライグマにやりながら、お母さんの胸の中は、殺すのは可哀そう、でも仕方ないと二律背反の思いでいっぱいでした。

                                                  ーおしまいー

 

 

 


年賀状

2020-12-31 22:10:56 | 日記

私の出した年賀状が29日に1枚戻ってきた。宛先に該当者はいないとシールが貼ってある。

どうやら住所が違っていたらしい。

でも、昨年は同じ住所で印刷して出したのに、今年の正月はちゃんと配達されている。町内のお寺の住職さんに出したので、もしかしたら住職さんが夜逃げでもして、もういないのかしら? と。

お寺の近くの友人に電話で確認すれば、夜逃げはしていないとのこと。

これは郵便局の間違いに違いないーと、隣村の郵便局まで文句を言いに行った。局長は私の友人の子なので聞きやすい。

窓口で「昨年出した年賀状はちゃんと配達されたのに、今回はどうして戻ってくるの?」と聞けば、「担当者に聞いたら、やっぱり番地が違ってます」と戻ってきて言う。

「お寺の近くの人に聞いても、お寺の番地は合っていると言うんやけどー。そしたら正しい番地を教えてよ」と言えば「個人情報ですので言えません。もう一度正しい住所で出しなおしてください」と言うのである。近くのお寺の番地を、母親の友人で顔見知りのおばさんに教えてどれほどの事件になるというのか……。

釈然としない想いで、家へ帰って調べてみた。お寺の番地は確かに私の年賀状で合っているのだが、住職の住んでいる庫裡の番地が2番若い数字になっている。

私の年賀状の宛名にお寺の名前を入れてあれば戻ってくることはなかったのである。でも、今まで何年も同じ宛名で印刷して出していても、なんの問題もなく相手に届いていた。

住職は教師をしていた方だから、年賀状が数枚ということはないはずである。

宛名が同じであれば、番地が2番違っていても臨機応変に判断するということは出来ないのかしら? と今回の郵便局の杓子定規な対応で思った。

先日、郵便物の誤配があり、隣の郵便が我が家へ来ていたので、隣へ届けた事があった。

こんな時も、郵便局へ誤配だと言って取りに来てもらい配達しなおしてもらわなければならないのかしらーと思う。

杓子定規というのは、温かみのない何と嫌な言葉であろうかー。

来年は、もっと温かさを感じられる事柄に多く出会えたらーと切に思うのである。

 


結婚!!

2020-11-30 20:50:23 | 日記

〝光陰矢の如し〟とはこの事を言うのであろうかー、明日からもう師走なのである。

11月は何をしていたのであろう、と振り返ってみると毎日忙しい、忙しいと過ごして

いた中で、喜ばしい事と思いながらも「えっ」と驚いたことがあった。

 私の友人の中で私の娘より歳下の人がいる。気の合う合わないのは年齢とは関係ないものだと

つくづく思うが、その彼女からラインで「やっと、お付き合いする人ができました」と報告が来たのは、

7月だった。「よかったなぁ、おめでとう!」と返事をし、我がことの様に嬉しく思った。

実は、彼女は一人っ子なので、将来、親が老いる事を考えて旦那さんに助けてもらうためにも結婚しなければーと、私も人生経験の中から勧め、彼女も何度もお見合いなどを重ねて結婚相手を

探していたが、なかなか「縁」に出会えなくて現在に至っていた。

しかし、彼女の感心すべきところは諦めなかったところにあると思う。40歳を目前に控えてやっと赤い糸がつながったのである。

話はとんとん拍子に進み、2か月前に入籍して同居してると言う。こんな時期だから結婚式はしないらしい。

久しぶりに先日逢って話を聞いてみると、旦那さんは某病院の医師だと言う。これを聞いて2度ビックリ。

結婚相手は、真面目で丈夫な人がいいよ、といつも彼女に言ってきたが、ピッタリの人だと言う。

とにかく、幸せの第一段階を上ったのである。

彼女の事だから「かかあ天下」で上手く旦那さんを操縦していくことと思い、末永い幸せを祈ったのである。

 

「何事も諦めない」これを実践した彼女が掴んだ幸せに、心から祝福を送りたいと思った。

 

          


大事件

2020-10-30 21:51:16 | 日記

「大変やー!、金魚が全滅や!」

20日の早朝、夫の声で目が覚めて裏口へ出てみれば、金魚の池の金網の蓋はブロックの重しと共に50センチ程開けられ、中で泳いでいたはずの金魚の姿は1匹も見当たりません。

前日の朝は私の姿を見つけて寄って来た可愛い金魚6匹が、一夜にしていなくなったのです。

周囲を見ると水がこぼれて水浸し、そして赤いうろこも落ちています。

6年前に買ってきて毎朝餌をやりながら、金魚たちを見るのが日課で心が休まる朝の楽しみだったのです。

小さかった金魚たちも6年の間に成長して、1匹の大きさが15センチ近くになっていたのですがー。

1匹1匹の金魚の顔を思い浮かべながら、いつかは「別れ」はあるものの、一度に全部の金魚との別れがあるとは思いもかけないことでした。

きっと犯人は、最近見かけるようになったアナグマかアライグマに違いないと確信した私は、近くの市役所支所へ電話して捕獲用の檻を借り、

池の近くへ檻を置くことにしました。餌はローソンのから揚げ。これも「ローソン」でないとダメだと友人に聞き、ローソンまで買いに行き、

檻を仕掛けて2日後の朝、アライグマが2匹入っていたのです。

きっと、あの美味しい金魚がまだいるかと覗きに来て横に吊るしてある、から揚げを食べようと2匹が我先にと檻に突入し、から揚げにかみついた途端、ガシャと檻の蓋が下がり捕まってしまったのです。

私の大切な金魚を食べてしまった、憎っくきアライグマめーと思っていたものの、顔を見ると憎めなくなりました。

でも、飼うわけにはいきません。支所の職員に連絡して持って行ってもらいました。

でも、金魚たちのことを思い出すと、可哀そうに怖かったろうに・・・と胸が痛くなります。


あぁ コロナやーい

2020-09-29 21:46:33 | 日記

私の知人がコロナに罹ったと聞いた。それも「内緒」で聞いたのである。

現在は回復して、PCR検査も陰性で、平常の生活に戻っているが、「目に見えないもの」の怖さを十分に思い知らされた。

知人は、コロナに罹った友人の濃厚接触者で検査の結果、陽性だったのである。

ホントに「まさか、まさか」の連続である。

コロナに先に罹った人も、うつされた人も誰も悪くはないのである。悪いのは「コロナ」なのである。

このコロナをやっつけるワクチンが出来るまでは、この見えない敵を恐れ、不幸にも罹った人を同情の目ではない目で見て、避けるのが多くの人なのだと思う。

それ故、もし、自分がかかった時を想像して、必要以上に怖がる人がいる。

まだまだ収束は当分先のような気がするが、それまで、いろいろな正しい情報を仕入れて「正しく怖がりましょう」と言いたい。

やみくもに怖がって、どこへも行かず家に閉じこもってばかりでは、限られた時間しかない人生の大きな損失である、

それ故、私は、正しく怖がりながらこの残された人生を楽しもう!と思っておりますの !(^^)!