あのうの幸せトンボ

日々の何気ない出来ごとを、思いつくままに……。

向田邦子全集

2013-05-31 22:09:08 | 日記
今、「向田邦子」にはまっている。

友人のエッセイに「向田邦子」の文が引用してあった。
以前から一度読んでみたいと思いながら、なかなか読む機会がなかったので
意を決して図書館へ行き「向田邦子全集1」を借りてきた。
昭和62年に発行されたそれは厚さ5センチもありなかなか読みごたえがある。
図書館には1~3まで並べられていた。

読みだすと全部エッセイなのだが、とにかくおもしろい。
一人で笑ってしまう個所も多くあり、どうして今まで読まなかったのだろう、
と思ってしまう。
この辞書かと間違うほど重い本を行く先々へ持ち運び、時間があれば
車の中と言わず、病院の待合室と言わず読んだ結果、今日1冊読破して
図書館へ返却した。そして「向田邦子全集2」を借りてきたのである。

飛行機事故で亡くなったと聞いたのは私がまだ若かりし頃。
その頃は子供たちも幼く、毎日の生活に追われて読書どころではなく
あくせく働いていた。

今、やっと向田邦子に出会って毎日少しづつ読み進めている。

日常のささいな事を切り取って、読んでいて「くすっ」と
笑えるようなユーモアのある文章や、読者にもっと読みたいと
思わせる文章力。本当にすごいなぁと思う。

全集3冊を読破すれば、わが駄文もすこしは良くなるかしら?と
かすかな期待をこの内気な胸に抱きつつ…、向田邦子にはまって
今夜も夜更かしをしてしまいそうなわたしでありんす (^O^)/




つばめ…その後

2013-05-24 22:13:46 | 日記
先週のつづき……。

蛇に子供を食べられたツバメの両親は、この家は蛇が来るからダメ!、
とばかりに泣きながら何処かへ飛んで行ってしまった。
何処か新しい家で子育てをするつもりなのかしら?
どうぞ、今度こそは無事に子育てが成功するように…と祈る。

後から来たツバメ夫妻は、その騒ぎを知ってか知らいでか?
今は巣の中で卵を温めるのに一生懸命。

毎日、巣の下を通るたびに見上げている。
ツバメのほうも慣れてきたのか、下から見ていても逃げなくなった。
「この奥様は信頼できる」と思ったのか?
ツバメに信用してもらって嬉しい限りではあるが、
あの憎き蛇が来ないようにと祈るのみ。

話、変わって

親戚の94歳のおじいさんが昨日亡くなり今夜、通夜に行ってきた。
いつもの喪服を着ようと思ったら、背中のチャックがウエストでつかえて
上まで上がらないのである。
確か、昨年着た時はチャックが上がった。

最近、体重が意に反してどんどんと昇り調子。
何かの本で「小太り」の方が丈夫で長生き、という記事を読み、単純な私めは
小太りがどの程度かも考えずに、すぐにその記事に賛同。
その結果が今日出たのであります。
つまり容量オーバーで服が着れない、と言う厳しい現実。

急遽、もう1着のウエストが絞ってなくて筒型で、それらしき所を
ベルト締めるワンピースタイプの喪服を着たのであります。

もう少し太ったら最後の砦であるこの喪服も着れなくなるのは明白な事実。
「これは大変ですよ」とわが二段腹に言ったのであります。
これからは、今まで自由気ままにさせていたのをガードルで締めて、
これ以上は絶対に出ないように!と固く言い聞かせ、
まずは2キロの減量を科さなければ……との悲壮なる決心。

痩せるほどの恋の悩みもなく、ストレスは相手に与え、平々凡々の生活。

「幸せ太り」も困ったものだ……とつくづく悩んでます。




あぁ ツバメ

2013-05-17 20:46:11 | 日記
今年もわが家へツバメが帰って来た。

毎年、複数羽生まれるツバメの中で、わが家へご帰還あそばす
1羽のツバメを、どうやって決めるのかしら?

親が決めるのか?それとも「あみだくじ」を引いて当たった1羽が
生まれた家へ帰る権利を取得するのか?
なんて勝手な想像を巡らせていたら、帰って来たツバメが早々に
お相手を見つけて、門の梁にツバメ用に打ち付けてある板の上へ
こんもりとした巣を造った。

実は昨年の巣が残っていたので、そこへ住み着くのかと思っていたら
さにあらず、隣へ昨年のより立派なものを造ったのである。
見ているとツバメにも几帳面な性格や大雑把な性格があるようで、
昨年のそれは造り方もいい加減で、巣板からの積み上げ方も浅く、
上部も揃っていなくて泥の中から藁が出て、斜めになっていた。

これでは気に入らないわ…と思っていたら、驚くなかれ第二弾のツバメが
また、帰って来たのである。
今まで1組しか帰って来た事がないのに、他で巣を造る場所が見つからなかったの
だろうか?
今度はどこへ巣を造るのか見ていたら、昨年の巣を丹念に補修し始めた。
やはり、このツバメもお気に召さなかったらしい。
泥を運んで浅い巣の上へ丹念に積み始め、「新築そっくりさん」を造った。

そのうちに先着ツバメに赤ちゃんが生まれ、親鳥が餌を運ぶ度に
巣から黄色いくちばしが二つ見えて、子供の成長ぶりを見るのを毎日
楽しみにしていたのであるが…。

ところが、夕方に帰宅したら巣の中がいやに静まり返っている。
いつもなら、親鳥を待って巣から黄色いくちばしが見えるのだが
何か変。

夜、主人曰く「巣の下に羽が落ちていたから、蛇にでも襲われたのかもしれんなぁ…」
「えっえー」私、思わず絶句。
可哀そうに…。助けてあげることも出来なくて…。

主人が、今夜、もう一度、門の所へ見に行ったら1メートル程の蛇がいたので
追い払ったとのこと。

「もう二度と来るな!」と蛇に言いたい気持。

”弱肉強食”
これが自然の摂理かと思いながらも、どうすることも出来なくて
傍観者でしかない人間のはかなさを思ったのであります。

合掌









失せ物

2013-05-09 23:17:06 | 日記
今日は朝から嬉しいことがあった。
それは、失ったと半ば諦めていた小銭入れの
ちいさな財布が見つかったことである。

その財布とは、友人の外国旅行のお土産で、縦横約10cmで
台形を少し丸くしたようなキルティング風。
刺繍入りで上部にチャック付きの可愛い物。
中に入っていたのは硬貨ばかりで紛失したとしても惜しい
金額ではないが…。

いつもバッグに入れていた。ある日の事、入っていないことに
気づいてからは、ガタがきている脳みその記憶の糸をたどり、
車の中や机の上、それでも出てこないから引き出しの中を
探してはため息をついていた。
入れるはずもないところまで探したりして、これはきっと外出した時に
落としたに違いないという結論に落ち着きつつあった。

それがである。
今朝バックを開けたら入っているのである。
確かゆうべもバックを見ていたのに…。
こんな事ってあるのかしら?あれほど見ていたのに
見えていなかったのかしら?何かきつねにつままれたみたい。

何はともあれ出てきてくれたのはうれしい事である。が、
どうして勝手に出てきたのか?
こういうときは人を疑うのが私めの常でして、
旦那さまにそれとなく聞いたのであります。
「あのさぁ わたしのバックへ財布って入れてくれた?」
「ううん 知らんよ」とのたまう。

ドラちゃんやはじめちゃんを疑うのも無理だから、やはり
わちきの老化現象の現れであると認めるべきか?

紛失騒動は過去に何度もあったが、私にとって
現在から未来へと続く大きな課題。

これも、加齢のなせるワザと諦めて
出てきてくれた事を素直に喜ぶ事にしましょうか。 (^O^)/









                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

ご褒美?

2013-05-02 21:55:53 | 日記
今日は文章教室の日だった。

4月に入ってからこの教室も、1人新入生が増えた。
月2回の教室だから今日で3回目。
私の隣の席へ座られたその人は、3ケ月前に95歳の姑を
天国へ送られたとのこと。
それまでに、大変な介護の日々があったそうだ。
私も85歳の姑を看取って送った経験があるから話が合いそう。
こればかりは経験したもの同士でないと分かり合えない。

退職してからこの教室に入り、いろいろな出会いがあった。
(現在もあるが……)
教室に入らなければ一生、話す事もなかっただろうと
思う人たちと親しく話ができ、教えてもらう事も多々あり、
退職後の人生を楽しく過ごさせてもらっている。

本当に人生何事も「出会い」である。
会社へ行っていた時とはまた違う、自分で選択できる出会いがある。
退職後、いろんな所で素敵な人たちと出会い、
これからも人生ますます楽しくなりそう。

亡き姑が天国から「ご褒美」をくれているのかな…と思うことにした。