〝光陰矢の如し〟とはこの事を言うのであろうかー、明日からもう師走なのである。
11月は何をしていたのであろう、と振り返ってみると毎日忙しい、忙しいと過ごして
いた中で、喜ばしい事と思いながらも「えっ」と驚いたことがあった。
私の友人の中で私の娘より歳下の人がいる。気の合う合わないのは年齢とは関係ないものだと
つくづく思うが、その彼女からラインで「やっと、お付き合いする人ができました」と報告が来たのは、
7月だった。「よかったなぁ、おめでとう!」と返事をし、我がことの様に嬉しく思った。
実は、彼女は一人っ子なので、将来、親が老いる事を考えて旦那さんに助けてもらうためにも結婚しなければーと、私も人生経験の中から勧め、彼女も何度もお見合いなどを重ねて結婚相手を
探していたが、なかなか「縁」に出会えなくて現在に至っていた。
しかし、彼女の感心すべきところは諦めなかったところにあると思う。40歳を目前に控えてやっと赤い糸がつながったのである。
話はとんとん拍子に進み、2か月前に入籍して同居してると言う。こんな時期だから結婚式はしないらしい。
久しぶりに先日逢って話を聞いてみると、旦那さんは某病院の医師だと言う。これを聞いて2度ビックリ。
結婚相手は、真面目で丈夫な人がいいよ、といつも彼女に言ってきたが、ピッタリの人だと言う。
とにかく、幸せの第一段階を上ったのである。
彼女の事だから「かかあ天下」で上手く旦那さんを操縦していくことと思い、末永い幸せを祈ったのである。
「何事も諦めない」これを実践した彼女が掴んだ幸せに、心から祝福を送りたいと思った。