あのうの幸せトンボ

日々の何気ない出来ごとを、思いつくままに……。

切干大根

2011-11-27 23:29:03 | 日記
今日は久しぶりに1日家にいたので、友人にたくさん貰った大根を
切干大根にすることにした。
大根を5センチ程の短冊に切って、家の軒に広げて干すのだが、
昔、姑や祖母が今の時期になると、大根を切って
干していたのを思い出す。
若いころは、切って干したこともなかったが、
十分に干されて小さくなった大根を、
人参やあげ等と共に煮付けた味が懐かしくて作ることにした。

子供たちは嫁ぎ、夫との2人暮らしになった今、自分のやりたいように
出来る幸せを大根を切りながら、しみじみ思った。
若いころ出来なかったからこそ味わえる幸せ。
今の幸せが出来るだけ長く続きますようにと念じながら
切った大根を干した。

はじめちゃんも、大根を持って家を出入りする私の後を、
お付きのごとく出入りして、ご主人さまと共にいる幸せを
感じていたようでありました。





I さんの事

2011-11-22 15:57:05 | 日記
昨日、老人ホームのボランティアに行った。
行き始めてから3年になる、いつもの特養のホームだ。
入浴する人の車いすを押して、お風呂の前まで運んで行くのと
お風呂から出てきた人の頭髪をドライヤーで乾かし、
靴下と靴を履かせてまた、元の場所へ車いすを押して行く。
それだけの事だが、ホームの廊下は結構長くて何度も行き来していると
今の時期でも体が火照ってくる。
何度も行っていると、顔見知りのお年寄りも増えて来る。

その中で、雨の日も風の日も真夏の暑い日にも自転車で奥さんに
面会に来る80歳は越えていると思われるI さんという方がいて、
いつも奥さんが風呂から出るのを来客用のソファで新聞を見ながら待っている。
昨日もいつものように、お年寄りの世話をしながら、ふと、
I さんの姿が見えないのに気づいた。
職員に聞けば、奥さんが2週間前、急に容体が悪くなって亡くなったとの事。
それで、I さんがいつものソファに座って居ないんだと納得しても
お年寄りの車いすを押してソファのそばを通るたびに、
やさしそうなI さんの顔が目に浮かぶ。
奥さんが亡くなって今頃、家でどうしてるんやろ?
面会に来るのが「生きがい」だったろうに……。

老人ホームに来ていると、前回いた人の姿が見えなくなっていたり、
代わりに新しい人が増えていたりと言うことはよくある事だが、
今回のI さんの件は、誰にでも訪れる「別れ」と言うことについて
考えさせられる出来事であった。



忘却とは?

2011-11-18 22:34:43 | 日記
次女から七五三のお参りに、自分が子供のころに来ていた着物を
娘に着せるから準備しておいて!と先日電話が入った。
23日にお参りに行く予定だと言う。
メールで袖丈と着丈を聞いておいたが、
まだ日があると思って準備がしてなかった。
今日は、あまり予定もないから着物を出してみなければと思い、
タンスを開けたが、仕舞ってあると思うところに着物がない。
何処へ仕舞ったのかしら?と思い当るところを探してみる。

タンスを開けて探しているうちに
ウン十年前の嫁入り時に、実家の母が作ってくれた「もんぺ」が
たくさん出てきた。
農家へ嫁入るんだからと、農作業用の「もんぺ」を
夜なべをしながら作ってくれた母の姿が脳裏に浮かぶ。
しかし、若いころは「もんぺ」をあまり履かず、ジーパンで農作業することが多かった。
たくさん履き残したもんぺを見て
あの時にもっと履けばよかったといまさら乍ら思う。
亡き母がこの光景を見たら何と思うだろう。
農業をやめてしまったわが家では、
もう、履く機会もないだろうもんぺを前に、
処分する事も出来ず、また、元通りに仕舞った。

あちこちの引き出しを開けたり閉めたりして、いるうちに
何気なく開けた引き出しから、孫に着せる着物が出てきた。
「あぁー良かった」と胸をなでおろしつつ、
昔、姑がよく探し物をしていたのを思い出した。
その頃、まだ若かった私は「どうして、自分が仕舞った場所が分からないんだろう?」と
不思議に思ったものだが、今、同じことをしている自分を見ておかしくもある。

これが、歳を重ねるということなんだろうと一人納得する私である。







捻挫揃い組

2011-11-14 21:33:20 | 日記
実は、わが家のはじめちゃんも捻挫してるんです。
お揃いで湿布薬を付けてるんです。
実の親子でもないのに……。

いつもなら私が外出から帰ったら、
嬉しくてピョンピヨン飛んで出迎えに来るのに
姿が見えないので、急いで部屋を見たら、
恨めしそうな顔をして体を丸めて横になっている。
立たせたら、右後ろ脚は曲げたまま3本足で
いかにも痛そうに立っている。
「これは、えらいことですよ」と
早速、お医者さんでレントゲンを撮ってもらった。
骨は異常なくて膝の筋が原因との事。
責任感が強いはじめちゃんは、この家は自分が守らねばと
知らない人が来ると、掃き出しのガラス戸に
後ろ足で立って飛びあがりながら吠えるものだから、
元から弱い右膝の筋が痛んだらしい。
お医者さんで湿布薬を貼ってもらい、その上を
テープでグルグル巻きにしてもらって帰ってきた。
あれから明日で1週間になる。
3本足で歩いていたのが、今では4本で歩けるようになった。
明日はお医者さんへ行ってテープを外しててもらわねば……。

実は私の医者代より、はじめの医者代の方が、
健康保険がない分、ずぅーと高い。

この国に生を受けて
健康保険のありがたさをひしひしと感じる
今日この頃であります。

カラオケ大会

2011-11-13 22:18:19 | 日記
今日は、本年最後のステージでの歌い納め。
わが町の文化協会会員のカラオケ部門の合同発表会。
カラオケサークルに入っている顔見知りばかりの面々。
新入会員はほとんどなく、毎年確実に1歳づつ
平均年齢があがっていく。
見かけない人がいるので、聞いたら新入会員だという。
「あの人若く見えるけど80歳やに」という調子で
平均年齢を下げてくれる人は今後、望み薄。
数年後には、カラオケのお陰でいつまでも元気です!とピースして
市の広報に載ったりして……。

今日の私めの衣装は、友人からもらった黒地にラメ入りの
おしゃれな服に黒のロングスカート。
それに、これも頂き物の真紅の絹で作った大輪のバラを
左胸に付けてステージに立った。
戴いたステージ衣装でこんなにステキに唄いましたと
友人に見せなければと、写真を撮ってもらったが
カメラの調子が悪く、イマイチな写真ばかり。
モデルとカメラと両方が良くて初めていい写真が撮れるんだと
再認識した次第。
明日、早速、カメラ屋さんに見てもらわなければ!