昨日の朝の7時頃、夫が家へ飛び込んで来て「鹿が車に轢かれて道端に座り込んでいる。あのままやと又、車に轢かれて死んでしまう。どこへ電話したらいいんや」と言いながら電話帳を見ています。
取りあえず警察へ電話してみる?まだ市の職員は来てないやろしーと言いながら私も電話帳で警察の電話番号を調べると、老眼の夫より早く番号を見つけたのであります。
すぐに夫が電話をすると、もうすでに連絡が入っているとのこと。
これで一安心、すぐに警察が対処してくれると安心して、夫に鹿の場所を聞き、自転車で見に行ったところ、立派な角を持った70キロぐらいある鹿が、足を轢かれたらしく頭を上げて車道の道端で座り込んでいます。よく見ると角の片方も折れています。こんなに近くで野生の鹿を見るのは初めてですが、私の方を悲しげな目で見るので、もうすぐ助けに来てくれるからーと鹿に言って帰って来ました。
しかし、9時になっても一向に来てくれません。
先に用事を済まさねばと車で出かけて帰ってくれば、初老の男性が鹿のそばで携帯をかけています。
鹿のことで電話を掛けていてくれるんだ、警察へは電話したことを言わねばと近くへ行くと、思った通り鹿のことで電話をしてくれているようでした。「保健所へ電話してもあかんだしなぁ」と困った様子に
「近くの役場へ電話したらどうですか」と私。「そうやなぁ、掛けてみるわ」と番号を調べてかけていると近所の人達も、何ごとかと寄ってきて鹿を見ています。役場へ電話がつながり、「地元の人達も心配して来とるから早く来てな」と電話を切ってから「いっそ、死んどると話は早いんやけどなぁ」と男性が言う。
人間ならば事故にあって助かったら嬉しいのに、鹿となると今では害獣でもあるし、扱いがむつかしいんやな、と思いつつ、ケガをして動けない姿を見れば、何とか助けてやりたいと思うのが人情。
ケガをした鹿を眺めているだけで、助けてやることも出来ない自分を恨めしく思いながら、でも、何とかしてやりたい気持ちを押さえながら、係が来るまで居るからーとの言葉に後はお願いして、自宅へ帰ったのでした。
取りあえず警察へ電話してみる?まだ市の職員は来てないやろしーと言いながら私も電話帳で警察の電話番号を調べると、老眼の夫より早く番号を見つけたのであります。
すぐに夫が電話をすると、もうすでに連絡が入っているとのこと。
これで一安心、すぐに警察が対処してくれると安心して、夫に鹿の場所を聞き、自転車で見に行ったところ、立派な角を持った70キロぐらいある鹿が、足を轢かれたらしく頭を上げて車道の道端で座り込んでいます。よく見ると角の片方も折れています。こんなに近くで野生の鹿を見るのは初めてですが、私の方を悲しげな目で見るので、もうすぐ助けに来てくれるからーと鹿に言って帰って来ました。
しかし、9時になっても一向に来てくれません。
先に用事を済まさねばと車で出かけて帰ってくれば、初老の男性が鹿のそばで携帯をかけています。
鹿のことで電話を掛けていてくれるんだ、警察へは電話したことを言わねばと近くへ行くと、思った通り鹿のことで電話をしてくれているようでした。「保健所へ電話してもあかんだしなぁ」と困った様子に
「近くの役場へ電話したらどうですか」と私。「そうやなぁ、掛けてみるわ」と番号を調べてかけていると近所の人達も、何ごとかと寄ってきて鹿を見ています。役場へ電話がつながり、「地元の人達も心配して来とるから早く来てな」と電話を切ってから「いっそ、死んどると話は早いんやけどなぁ」と男性が言う。
人間ならば事故にあって助かったら嬉しいのに、鹿となると今では害獣でもあるし、扱いがむつかしいんやな、と思いつつ、ケガをして動けない姿を見れば、何とか助けてやりたいと思うのが人情。
ケガをした鹿を眺めているだけで、助けてやることも出来ない自分を恨めしく思いながら、でも、何とかしてやりたい気持ちを押さえながら、係が来るまで居るからーとの言葉に後はお願いして、自宅へ帰ったのでした。