はじめちゃんとお正月

♪もういくつ寝たら　お正月♪

子供のころはよく歌ったものでございます。
今のようにお年玉をたくさんもらえるのでもなし、どこかへ遊びに連れて行って貰うのでもなく
何てこともない「お正月」でしたが、なぜか嬉しくて心待ちにしたものでございます。
今はと言えば、今年の正月が少し前に済んだばかりなのに、また「正月」なの？といった感じ。
年を重ねてくると、月日が先へ先へと本人を置いて勝手に飛んで行くらしい。
置き去りにされた私めは「あれっもう正月？」とあわてて心のカレンダーをめくるのであります。

そんなわけで、わが家のはじめちゃんも正月らしくおめかしをしなくてはとペットの床屋さんに行ってきました。
「長さはどうしますか？」と聞かれて「短くしてください」と何も考えずに言ってしまい、
はじめちゃんを引き取りに行ってビックリ。
この寒空にショートカットの猟犬スタイル。伸びていた毛はすべてきれいに刈られ、さっぱりと。
温かい室内から出され、抱っこして車までの道のりはガタガタ震い。
今まで犬毛を着ていたのが、急にヌードになったのだから無理もない。
家に帰ったら仕舞い込んである、はじめちゃんの服を出さなくてはと思い、急いで帰る。

「ごめんな、あんたの毛までサッパリ刈って貰って」と何でもサッパリが好きなお母さんを
許してたもれと、はじめちゃんに謝ったのであります。
早速、服を着せて炬燵へ入れ「♪はーやく、はじめちゃんの毛が伸びよ♪」と歌ったのであります。

セレブもどき

友に誘われて「クリスマスクルーズ」なるものに行ってきました。

誘われた時は、一泊でその金額？とビックリしましたが
何事も経験、行けるときに行っとこうと清水の舞台から飛び降りた気持で
行ってまいりました。

名古屋港発着で16時乗船、翌日14時下船。伊勢湾をぐるーと回って名古屋に帰着。
同年の友は当日、こげ茶色でショートカットのかつら姿。10歳くらい若く見える。
待ち合わせの場所で会った時はビックリ。髪型が変わるとこんなに変身できるのか…と、
私めも「さっそくかつらを買って確かめたい」と思いましたわ。

ディナーの時、隣に座った老紳士夫妻は、以前社長をしてまして今は悠々自適の生活ですと言った感じ。
クルーズは何度も利用していて、どこがいいとか教えてくださいました。
奥様も上品な方で、話しているとセレブの仲間入りした気分。
セレブ族に交じって「にせセレブ」の私共はつかの間の満足感に浸ったのであります。

中には、森公美子が痩せる前の体型と同じで、1センチはあろうかと思うつけまつげを付け、
真っ赤なドレスで爪も赤く染め、ネックレスと指輪は家にあるのを全部つけてきましたといった感じの
ご婦人もいましたから、世の中さまざまでございます。

ショウを見たりゲームをしたりで、楽しくリッチな時間を過ごして参りました。
ホテルなら動かないけど、クルーズはホテルが海の上を移動するのだから、その分金額も高いわな、と
ひとり納得。船を下りてから地下鉄にゆられ、現実へあっという間に逆戻り。

「思い出」という財産を増やせた２日間でした。

会うは別れの…

同じ町内で私と同じ健康推進員のＫさんが亡くなった。
彼女とは同い年。

亡くなったと翌日に聞き、ビックリ。まさか彼女が…、とても信じられない。
1週間ほど前の集まりに会ったばかりなのだ。
どうして？と聞けば「腸閉塞」だったらしい。
腹痛がしたのに病院へ行かず、ダンナさんの帰りを待っていた。
すぐに行けば助かっていたかも知れないのに…。

私に、亡くなった事を教えてくれた人も、前日に彼女と会って喋ったという。
でも、一番ビックリしたのは本人ではないだろうか？
まさか死ぬとは思ってもいなかっただろうに。

本当に「別れ」というものは突然にやってくるものらしい。
確かなことは「今」という時間だけ。
今、出来ることは今やって悔いのないように…なんて、そんなこと毎日考えて
行動していたら息がつまるから、自然体でいくしかないが、彼女の「死」によって
今まであまり考えなかったことを、考えるきっかけになったのは確か。
しかし、自分の授かりの分だけは、走り続けなければ仕方ない、先はみえなくても。

話かわって
本日のお昼は忘年会だった。例年、今の時期は忘年会づくし。
あちらこちらの忘年会に顔を出さねばならぬから風邪などひいておれません。
ひたすら風邪をひかないようにと頑張っております。
忘年会を乗り切ったら新年会が待っています。
今年の年初めは、風邪を長々と引いたから警戒をせねばと、年齢も考えて
無理をしないようにと体に言い聞かせております。
どうか、風邪だけには好かれないようにーと祈っておる毎日でございます。

彦根城

彦根城へ行って来ました。

行ってビックリ。城の広さに驚きました。
なにせ、お城の敷地の中に中学校、高校それに滋賀大学まであるんです。
車も通行でき、庭園もあり今まで行ったお城の中ではダントツ。
600円也を払って急な階段を上り、天守閣まで登ってきました。
今のように重機もない時代に、このような建築を建てたことに感心。
高い石垣と共に感心することばかり。

天守閣に向かって歩いていたらオスの茶トラの猫が歩いている。
呼ぶとこちらへ来るので撫でていたら、えらく痩せていて捨て猫らしい。
お腹が空いているとみえてお腹のあたりがぺっちゃんこ。
かわいそうに思い、餌をやりたくても持ち合わせがないし、
困ったなと思っていたら、一緒に行った姉が店で買った「どらやき」を取りだし、
少しちぎって猫に与えた。
背に腹はかえられぬとガツガツと食べだした。尚もやると半分ぐらい食べてしまった。
余程お腹がすいていたのだろう。
少しはひもじいのが直ったかと聞いたが、無言で行ってしまった。

わが姉も動物大好き人間。自宅には犬1匹と猫2匹飼っているが、
その他に捨て猫数匹に餌をやっている。
裏口に猫の食器が置いてあり、いつも捨て猫が食べにきている。
その中には、一人暮らしのおばあさんが飼っていた猫もいて
老人ホームへ入所した時に捨て猫になったという。
まぁ、猫の人生？もいろいろ。

帰宅したら、早速うちの猫と犬に今日の捨て猫の話をせねば！と思った。