わが家のドラちゃん(猫)が朝から帰ってこない。
よくあることなので別段気にもかけずにいたら、
お昼ごろドラちゃんの鳴き声が聞こえる。
さては、またネズミを掴まえて来たのかな!と思い、外へ出ても
姿が見えない。上の方から聞こえるので空を見上げると
お隣の高い2階の屋根にいる。
私の姿を見つけて一段と声を張り上げて鳴く。
上ったのは良かったけれど下りられないのである。
下りようと思って屋根を移動するのだが、無理。
「お母さん!下して!!」と叫んでいる。
私もサルではないし、すぐには上れない。
「上がったところから下りなさい!」下から叫んでみるが
通じないらしくて、尚も私の顔を見下ろして声を張り上げている。
しばらく放っておいたら自分で考えて下りてくるかな…、と思い
家の中へ入った。鳴き疲れたのか、下りる方法を考えているのか静かになった。
犬の散歩に行こうと5時ごろ外へ出た。そぉーと見上げてみる。
全然進歩なしで、同じ所から私の姿を見つけてまた、鳴き叫ぶ。
お隣の玄関の方からあがったのかと、断りもなく玄関へ回る。
こうなれば「領海侵犯」も何もない。お隣の玄関の前からドラの名前を呼んだら
声につられて来た。しかし下りられない。
仕方なく、隣のご主人に訳を話したら、2階の屋根まで届く梯子を軽トラで
運んできてくれ、2階の屋根に掛けてくれた。
「わたし、上りますわ」「そりゃ、あんたやないと猫が来んでな」と言うことになって
サルにならざるをえなくなった。えいっ、と気合を入れて上り始めた。
上の方へ上ると梯子がしなり、揺れる。後1段、後1段と思い、足を運ぶ。
やっとのことで屋根に到達。ドラを呼ぶ。近づいて来た猫を抱きかかえて1段、1段と
下りる。ドラは怖がって1段、1段の梯子にしがみつく。
その手を振りほどきながら、ここで落ちてはならじと梯子を踏みしめる。
やっと地面に到着。宇宙飛行士になった気分(ちょっと大げさかも?)。
地面に下されたドラは、先に帰ってはご主人さまに悪いと思ったのか
私の後からしずしずとわが家へ付いて来たのであります。
よくあることなので別段気にもかけずにいたら、
お昼ごろドラちゃんの鳴き声が聞こえる。
さては、またネズミを掴まえて来たのかな!と思い、外へ出ても
姿が見えない。上の方から聞こえるので空を見上げると
お隣の高い2階の屋根にいる。
私の姿を見つけて一段と声を張り上げて鳴く。
上ったのは良かったけれど下りられないのである。
下りようと思って屋根を移動するのだが、無理。
「お母さん!下して!!」と叫んでいる。
私もサルではないし、すぐには上れない。
「上がったところから下りなさい!」下から叫んでみるが
通じないらしくて、尚も私の顔を見下ろして声を張り上げている。
しばらく放っておいたら自分で考えて下りてくるかな…、と思い
家の中へ入った。鳴き疲れたのか、下りる方法を考えているのか静かになった。
犬の散歩に行こうと5時ごろ外へ出た。そぉーと見上げてみる。
全然進歩なしで、同じ所から私の姿を見つけてまた、鳴き叫ぶ。
お隣の玄関の方からあがったのかと、断りもなく玄関へ回る。
こうなれば「領海侵犯」も何もない。お隣の玄関の前からドラの名前を呼んだら
声につられて来た。しかし下りられない。
仕方なく、隣のご主人に訳を話したら、2階の屋根まで届く梯子を軽トラで
運んできてくれ、2階の屋根に掛けてくれた。
「わたし、上りますわ」「そりゃ、あんたやないと猫が来んでな」と言うことになって
サルにならざるをえなくなった。えいっ、と気合を入れて上り始めた。
上の方へ上ると梯子がしなり、揺れる。後1段、後1段と思い、足を運ぶ。
やっとのことで屋根に到達。ドラを呼ぶ。近づいて来た猫を抱きかかえて1段、1段と
下りる。ドラは怖がって1段、1段の梯子にしがみつく。
その手を振りほどきながら、ここで落ちてはならじと梯子を踏みしめる。
やっと地面に到着。宇宙飛行士になった気分(ちょっと大げさかも?)。
地面に下されたドラは、先に帰ってはご主人さまに悪いと思ったのか
私の後からしずしずとわが家へ付いて来たのであります。