


あらすじ(「BOOK」データベースより)
商店街の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。シェフ三舟の料理は、気取らない、本当のフランス料理が好きな客の心と舌をつかむものばかり。そんな彼が、客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎をあざやかに解く。常連の西田さんが体調を崩したわけは?フランス人の恋人はなぜ最低のカスレをつくったのか?絶品料理の数々と極上のミステリ。





グルメにミステリー、私の好きな要素が詰まった本でした。ビストロのお客さんの話や会話から、その人が日常で?と思っていることを解決してしまう三舟シェフ。三舟シェフは、無精髭と長髪と言った風貌、しかも無口。でもその見た目や態度からは想像できないような、人に対する温かい心を感じさせてくれる、すてきなシェフ。人に対する温かい心があるからこそ、謎も解けちゃうんじゃないかな。スーシェフのやわらかな人当たりの志村シェフも魅力的。ビストロが舞台なだけあって、お料理の描写もそそられます。このビストロ、高いワインを飲んだりしなければ、5000円でおなかいっぱいになれるんだって! あぁ行きたいな、ビストロ・パ・マル。そして志村シェフと楽しく会話をして、さらに三舟シェフに私の日常の?を解いてもらいたいっ! ってとりあえず、私の日常の?はないんだけれども、そんな気分になりました。〆はヴァン・ショー(ホットワイン)。すんごくおいしくて、心まで温まるんだって。あぁ食べたい飲みたい♪ この続きの本も出ているようなので、ぜひ読みたい♪