関東甲信越は一足早く梅雨が明けた。
このあたりだけ梅雨前線が消滅したらしい。
個人的な予測では、そろそろ梅雨明けだろうと思っていたが、
見事に予想が当たった。
梅雨が明けると、いきなりの猛暑である。
もう何年もの間、この時期は忙しく過ごしていたが、体が空いていたら
一度は行ってみたいと思っていた場所があった。
今年は、幸いからだが空いていたので、長年の願望を叶えることにした。
そこに行くのは、子供の頃から憧れていた蝶を見るためである。
目的は無事見られたのだが、今回は割愛する。
ちなみにトップも上の緋縅手乗りも連れが撮影したもの。
標高を上げるとそこは別天地だった。昨年から何カ所か別天地には
出向いているが、今までで最も感動した景色かもしれない。
途中の水辺には蜻蛉も飛んでいた。
山に登るとこの時期の定番、アキアカネもちらほら。
強風のために、蝶は種類が非常に少ないが、ヤマキだけは
あちこちで見られた。
さて、今回、別天地を訪れたのは、いくつかの複合目的が
あってのことだが、隠れた大目的も実は存在していた。
それは・・・
もう何十年も昔の話。
自分はまだ小学校低学年だった。
蝶が好きな少年だった。
自分が住んでいた埼玉県の熊谷市は、暑さで有名になったが、
子供の頃とはいえ、さほど自然が豊富ではなく、蜻蛉のいる
池もなかったし、少々の草むらや土手と田んぼ、小川がある
くらいだった。
そんな環境で見られるのは、蜻蛉ならアキアカネにシオカラトンボ、
ハグロトンボ、カトリヤンマ、アジアイトトンボ、たまに、ヤブヤン
マ、ハラビロトンボ、ミヤマアカネ、ギンヤンマ・・・
蝶は、モンシロチョウにスジグロチョウ、キチョウ、モンキチョウ、
アゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、
キタテハ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、ルリタテハ、コミスジ、
ゴマダラチョウ、イチモンジセセリ、ヒメジャノメ、キマダラヒカ
ゲ、たまにツマキチョウ、ヒオドシチョウ・・・といった住宅街の
蝶だった。
そんな中で色々な虫をとって遊んでいたのだが、ある年、モンシロ
チョウにしては小さく、やけに羽が細長く、胴体も細長い、奇妙な
白い蝶がたくさん発生したことがあった。
図鑑を調べて、それはヒメシロチョウであるとわかった。
普通にとれたので子供の自分には、ヒメシロチョウは普通種という
図式ができあがってしまっていた。
何頭かは採集して標本も作ったと思うのだが、小学校低学年頃だか
ら、管理能力なんてあるわけなく、当時のものは何も残っていない。
しかし、考えてみるとそんな埼玉の低地でヒメシロチョウなんて、
普通はあり得ないことである。
食草毎誰かが山から持ち帰ったものについていたとか?何かの偶
然が重なってある年だけ見られた可能性もある。
そんな遠い思い出の中で、ヒメシロチョウは、幻の蝶になってしまった。
今回の別天地行きに際し、せっかくだから、その幻の蝶に会ってみ
ようと言うことになったのだ。
とは言いつつ、帰りの時間も迫っているので、通りがかりのいそう
な場所を一カ所選んで、10分ほど時間をもらって、周辺をぶらつく
ことにした。
梅雨明けの晴天なのだが、予報通り風が強く、蝶はほとんど現れない。
たまに現れるのは、最近やたら目に付く機会の多いモンキチョウばか
りである。
そんな中、もう一踏ん張り・・・と見回った草むらで、小さな白い蝶
が一頭だけ飛んでいる。しかし、草むらの奥にいてすぐ見失ってしまう。
時間もないし、あきらめかけたとき、その蝶はこちらまで飛んできた!
落ち着きなく飛び回るが、やっと止まってくれた!!!
おお!ヒメシロチョウだっ!
幻の蝶との数十年ぶりの再会であった。
その一角では、まだ会う機会の持てなかったこれらの蝶にも会えた。
時間もなくていい加減なショットになってしまったが。。。
本当はもっとたくさんの未見蝶に会う予定だったのだが、大風に祟られてしまった。
また近いうちに訪れてみようと思った。
話は変わるが、熊谷市立図書館3F美術展示室での展示を早速見てきた。
その内容は、飛ぶ生き物の世界と題して、鳥、獣、昆虫など飛ぶ生き物をたくさん展示する
という共催展である。その中で、当方のトンボ写真も38点飾っていただいている。
今回の展示に際し、お話を下さり、プリントおよびパネル作成までしていただいた、自然の
博物館U氏には深謝する次第である。展示の方向性からして、身近なトンボ、埼玉にゆかり
のあるトンボを扱っているため、当方イチオシのトンボ写真やインパクト重視の写真が少ない
のが少々残念ではあるが、今回は大変ありがたい話を頂いた。共催展ということで数多くの
昆虫標本、鳥獣の剥製(博物館より貸与)を展示しており、それらだけでも見る科値は十分
にある。8月30日まで。
蛾探索でお世話になってるチームからフユシャク探索の
お誘いをいただく。
天気もよさげなので、せっかくの遠征、昼間のオプション
もつけることにする。
現地に着いたのは午後1時頃。
この時期ともなるとさすがにトンボの姿は少ない。
早速、姿が見られると思われる水辺へと降りる。
とほどなく、枯れ草にとけ込んでいる♂を発見。
これは美しい。思わず息をのむほどの美麗個体だ。
この時期でこれだけきれいなのが残っているのも
得難い経験かもしれない。
目玉の透明感がすばらしい。
それはそうと、手持ちのレンズチェックをシーズン中
にしておきたいという目的があるので、残り少ない
トンボで色々とチェックすることにした。
まずは買った当初以来、広角ばかりに気をとられて、
チェックしていなかったシグマ17-70の望遠側での
マクロチェック。
やりながら思わず笑ってしまったのであるが、70ミリ側でのマクロは
1:2.3となかなかの倍率ではあるが、その最大倍率を得るためには、
トンボに限りなく近づかなくてはならない。
その距離はピントを合わせたい部分とレンズ先端との距離が1センチ。
つまり最短でトンボをとらえようとする前に、レンズの先端がトンボ
の翅に接触してしまう。。。ということは、当然、撮影はほとんど無理。
正面や背中側からだったら不可能ではないが、近すぎて秋の光の角度か
らしてもどうしても影になってしまう。うまく影を入れないためには、
かなりローアングルから狙うか、光線の角度をうまく調節できるような
アングルで狙うしかない。
このあたりはいずれじっくり試せる被写体で検証したい。
ちなみにこの辺のアカトンボは人を怖がってすぐ逃げる傾向があるので、
近寄るのは難しい。これはレンズ先端とトンボの距離が10センチくらい。
どちらにしても、比較的満足な大きさで写し込むとこんな感じである。
シグマならではのシャープ感は良いが、バックのぼけ感はイマイチと
感じる。
お次は先だって手に入れた500ミリ(笑)の補助光撮影チェックと
遠距離撮影チェック。
ストロボ光の演出で、そこそこコントラストのある画像は得られるようだ。
遠距離撮影は、ブレが出てしまいちゃんとチェックできなかった。
いかにコントラストをつかみやすい角度で狙えるかが勝負になりそう。
お次は、200ミリマクロと70ミリとのマクロ撮影比較。
K20DとistDsにそれぞれ違うレンズをつけて行っているので、
色合いなど単純な比較はできないが、まあこんな感じ。
下が70ミリである。まあそれなりに良い描写をしている。デジタル的な描写ともいえる。
ついでに17ミリでの撮影。
明るいので絞り込んでストロボなしでも行ける。
上の画像はストロボがイカさないが、ストロボ光をうまくデフューズ
できれば、設定次第でメリハリのきいた写真が期待できる。
さてせっかくなので、他の被写体も少々あさってみる。
厳密にピントを合わせるには相当集中しないとだめだろうが、
縮小画像だったらまあまあ見られる画像は簡単に撮れる。
昼間の蛾を発見してしまったので、17ミリでの撮影。
マイコやナツアカネは遅くまで健闘する仲間だ。
しかしマイコは相変わらずいい角度で狙えない。
アキアカネもいたが、今年はアキアカネの勢力ふるわずの感がある。
そんなこんなで日の高い内はトンボを中心に撮影を楽しみ、
その後、近くの大型スーパーで子供の買い物につきあったり
して時間をつぶし、レストランでたまの贅沢を楽しみ・・・
といってもファミレスしか見つからなかったが。。。
そのうちやっと夜になったので、待ち合わせ場所へと向かうことにする。
時期が時期なら黄昏観察などでいくらでも時間がつぶせて、むしろ時間が
足らないくらいなんだが、この時期だとそのための題材が少ない。
少し早く着きすぎてしまったので、現地周辺を少々見て回ること
にするが、蛾の姿は皆無に近い。
かろうじて、5年ぶりのオオノコメエダシャク♂などに出会った。
思えば、蛾探索にはまったきっかけはこのオオノコメエダシャクを
秩父で撮影したのが端緒だった。
そのうちに皆さんが集合し晩秋の山奥探索へと向かうことになる。
下の方では蛾影はさっぱりだったのに、標高を上げると結構な数が
見られるのはおもしろい。要は、平地より一足早く冬の蛾が現れる
のだ。
気がつくと、気温がすでに氷点下!
先日も書いたが、自分の蛾像コレクションも登録数では1500まであと4つと
迫ってきていた。この夜で1500を達成できるか?が個人的ポイントだった。
上の方では、それなりに蛾は見られるものの、そうおいそれとは初顔には
出会えない。チャバネフユエダシャクに、ナミスジフユエダシャクの一種、
ミドリアキナミシャク・・・ちなみに左下は、クモガタガガンボの一種。
なんとなくフユシャク♀に感じが似ていて面白い。
クシヒゲシャチホコ系もいたが、残念ながら見たことのあるただのクシヒゲ。
キリガもわずか一頭いたが、ノコメトガリの生き残りのようだ。
しかしさらに標高を上げると、どうにか初顔がぼちぼち現れ始めた。
この時期限定のウスオビフユエダシャク、なかなか出会えなかった
オオチャバネフユエダシャク、トビコモンハマキ、ウスズミカレハ。
ただし下の二つは死体。ハマキは自販機のガラスの向こう側に入っていた。
といったわけで、ギリギリ4種をゲット。1500の大台に乗せた・・・かな?
今年もメインシーズンはほぼ終了となった。
蛾に関しては、まだこれから旬の種類もあるので、
新規追加種も場合によっては出るかもしれないが、
急に冷え込んできて気持ちもフィールドモードで
なくなったので、まとめ好きな自分としては(笑い)
、一応ここにまとめてみたい。
****************************************************************
蛾界
2008年に新たに得られた新顔は以下に示したようになった。
今年はトンボに重きを置いたため、蛾探索に出られた回数は圧倒的に
少なかった。
シャクガ科
シャクガに関しては、夏の高原遠征の効果が大きかった。
特異な例としては、仕事帰りに三芳SAで得られたウメエダシャクが上げられる。
ヤガ科
ヤガの多くも標高1000メートル以上の地点で得られた初顔が多かった。
特にベニシタバはここ数年来のターゲットであったが、やっとお目にかかることが出来た。
ナカグロクチバは自宅で得られた数少ない初顔である。
シャチホコガ科
今年はシャチホコの伸びが芳しくなかった。山間部で得られる筈の数種を得られなかった
のもあったが、平野部のシャチホコにも今後注意していきたい。
その他のマクロ
大型中型種に関してはそろそろ頭打ちも近い感がある。
スズメガもまだまだ見逃している種がちらほら居るが、ヒサゴスズメをやっと
発見出来たのはまずまずの成果だった。初夏と晩夏に出現するが、今年は初夏
の個体を得られた。スカシカレハ、キマダラトガリバは高標高地で得られた物。
アカオビリンガは、クロオビリンガとの相違を確認出来たための追加である。
メイガ・ツトガ
この類はとくにノメイガの伸びがない。マダラメイガは、同定も難しいが、新顔も
なかなか現れない。このまとめに際し、新たにヒメセスジノメイガを確認出来たの
で滑り込みで追加しておく。これも高地で得られた物である。
その他のミクロ
今年はミクロが総じて少ない年だった。ネグロミノガは近隣の河川敷で見かけたが、
ちゃんと写真にとれなかったので、再会を期待したい。
このほか、エグリヒラタマルハキバガ類(オオエグリ)、キバガ科、カザリバ科、
トリバガ科などを新たに自己新種として一応追加登録している。
今年も相変わらずミクロを中心に怪しい同定のオンパレードだが、何とか1500種に
手が届くところ(あと4種!)まできた。年内の探索でもう少し頑張ってみるか。。。
****************************************************************
トンボ界
今年は仕事に恵まれ、その内容も長期拘束が多かったため、フィールドに出られた
絶対数は非常に少なかった。反面、出張を利用するなどして遠征フィールドワークを
行うという初めての試みをした。この効果は絶大で、従来県内探索にこだわりすぎた
反動も手伝って14種の初顔を得られた(内何種類かは初めて見た訳ではなく、何十年
ぶりかの再会を果たしたもので、初めてデジカメに納められた種である)
遠征の成果が殆どだが、埼玉県内種も1種追加出来た。
遠征に際して種を絞り込みすぎたため、ついでに見ることが可能な数種を見逃してしま
ったのはちょっとした失敗だった。またせっかく出会えたのに写せなかった種もあった。
来年はそのあたりを補完し、とりあえず100種突破、関東甲信越コンプを目指してみた
い!末筆ながら若干の種類に関して情報を提供して下さった諸氏にこの場を借りてお礼
申し上げる次第である。
蛾に関しては、まだこれから旬の種類もあるので、
新規追加種も場合によっては出るかもしれないが、
急に冷え込んできて気持ちもフィールドモードで
なくなったので、まとめ好きな自分としては(笑い)
、一応ここにまとめてみたい。
****************************************************************
蛾界
2008年に新たに得られた新顔は以下に示したようになった。
今年はトンボに重きを置いたため、蛾探索に出られた回数は圧倒的に
少なかった。
シャクガ科
シャクガに関しては、夏の高原遠征の効果が大きかった。
特異な例としては、仕事帰りに三芳SAで得られたウメエダシャクが上げられる。
ヤガ科
ヤガの多くも標高1000メートル以上の地点で得られた初顔が多かった。
特にベニシタバはここ数年来のターゲットであったが、やっとお目にかかることが出来た。
ナカグロクチバは自宅で得られた数少ない初顔である。
シャチホコガ科
今年はシャチホコの伸びが芳しくなかった。山間部で得られる筈の数種を得られなかった
のもあったが、平野部のシャチホコにも今後注意していきたい。
その他のマクロ
大型中型種に関してはそろそろ頭打ちも近い感がある。
スズメガもまだまだ見逃している種がちらほら居るが、ヒサゴスズメをやっと
発見出来たのはまずまずの成果だった。初夏と晩夏に出現するが、今年は初夏
の個体を得られた。スカシカレハ、キマダラトガリバは高標高地で得られた物。
アカオビリンガは、クロオビリンガとの相違を確認出来たための追加である。
メイガ・ツトガ
この類はとくにノメイガの伸びがない。マダラメイガは、同定も難しいが、新顔も
なかなか現れない。このまとめに際し、新たにヒメセスジノメイガを確認出来たの
で滑り込みで追加しておく。これも高地で得られた物である。
その他のミクロ
今年はミクロが総じて少ない年だった。ネグロミノガは近隣の河川敷で見かけたが、
ちゃんと写真にとれなかったので、再会を期待したい。
このほか、エグリヒラタマルハキバガ類(オオエグリ)、キバガ科、カザリバ科、
トリバガ科などを新たに自己新種として一応追加登録している。
今年も相変わらずミクロを中心に怪しい同定のオンパレードだが、何とか1500種に
手が届くところ(あと4種!)まできた。年内の探索でもう少し頑張ってみるか。。。
****************************************************************
トンボ界
今年は仕事に恵まれ、その内容も長期拘束が多かったため、フィールドに出られた
絶対数は非常に少なかった。反面、出張を利用するなどして遠征フィールドワークを
行うという初めての試みをした。この効果は絶大で、従来県内探索にこだわりすぎた
反動も手伝って14種の初顔を得られた(内何種類かは初めて見た訳ではなく、何十年
ぶりかの再会を果たしたもので、初めてデジカメに納められた種である)
遠征の成果が殆どだが、埼玉県内種も1種追加出来た。
遠征に際して種を絞り込みすぎたため、ついでに見ることが可能な数種を見逃してしま
ったのはちょっとした失敗だった。またせっかく出会えたのに写せなかった種もあった。
来年はそのあたりを補完し、とりあえず100種突破、関東甲信越コンプを目指してみた
い!末筆ながら若干の種類に関して情報を提供して下さった諸氏にこの場を借りてお礼
申し上げる次第である。
ミノウスバの季節である。
自宅周辺でも毎年この時期になるとその姿を見かける。
つい先だっても見かけたが、落ち着き無く飛び回り、
写真にすることは出来なかった。
それで先日一年ぶりに出会ったとき、一瞬、トンボ?
と思ってしまった。
午後に少し時間が取れたので、近所を散歩してみることにした。
ミノウスバの現れる日だまりまでやって来て、それらしい姿に
注意していると、目線よりも下にトンボの姿がよぎる。
つい先日もそのあたりで見かけたが、アキアカネだった。
置き石は最も暖かいとみえて、その場所に固執するようであった。
思えば、ここ二三日、晴れても徐々に気温が上がらなくなってきて
いる。風も木枯らしに変わりつつある。
このところいい加減なショットが増えていたので、じっくり膝をついて写すこと
にする。
カメラの新しい機能は試したいが、いざ撮影に出ると、いつもうっかり忘れて
しまい、試せないことが多い。でも、今日はかろうじて思い出した笑い。
ローアングルに便利なライブビューだ。
今日は、ライブビューでピントを合わせる行為を試みた。
しかし、付随機能のことをすっかり忘れていた。ワンタッチで、画面の一部を
拡大出来る機能。今度試すことにしよう。。。。
とりあえず液晶を見ながら何となくピントを合わせたが、まあまあな感じである。
ただ思ったほどローアングルでは撮れない。液晶の角度が変えられないからだ。
それとカタカタカタカタカメラが一生懸命働いている音がして、内部が動いている。
液晶を見るとなんだか酔ってしまって、要は使いづらい。。。
ミノウスバはちらちら飛ぶが、落ち着きが無く飛び回り、やがて見失ってしまうこと
を幾度も繰り返した。
そうこうしている間に、もう一頭のアキアカネを発見。
同じく♀だが、腹部が赤くなったタイプだ。
と言いつつ、腹部の写ってない写真をアップしたりして。
蝶は比較的オールシーズン見られるが、最近はモンキチョウが年間通して頑張っている
感がある。でもこの蝶はいくら沢山見ても、何というか和風の由緒正しいイメージを
いつも放っていて、ゆっくり写せるのだったら幾らでも写したい被写体である。
あたりで元気なのは、大体ヤマトシジミなんだが、このシジミチョウも普通種の割には
独特の写させたいオーラを放つ種である。だから他に被写体が無いときは結構写して
いたりする。
これはカップルに♂が横恋慕している図。必死に♀に問いかけて口説いている
ようだった。バックは何だかいい感じのブルーだが、人ん家の壁である笑い。
これもじっくり大写しにするとなかなか難しい被写体だ。
晴天下では、反射もきついので、定常光撮影よりも1段か2段アンダーに写すこと
になる。こんだけ寄っているんだからシャッタースピードを上げずに絞り込めば
よかった。後祭。
ヤマトシジミを写し、最初のポイントに戻ると、運良くミノウスバが垣根の木の葉
に止まった。
しかしシャドウである。内蔵ストロボをオンにして写してみたが、いかにもストロボ
な感じでいかさないので、感度を上げてトライしてみた。
フレア?が出てもやっとしているが、これがかえって味付けになって、我ながら
いかした写真になった。ソフトレンズ的描写だ。
被写体がキトンボだったらシャープに撮れなくて悔しがっているところだが・・・
塀に肘をかけて風が止むのを待ちながら挑む。縦位置でも何カット。
輪っかがいい感じにぼかしを入れて、お尻のあたりに光のリングが出ている。
狙って撮れればよいのだが、気がついたら蚊にたかられて思い切り血を吸われて
いた。風もあるので、じっくり構図を狙う時間もなく、偶然の産物となった。
晩秋の午後。
自宅周辺でも毎年この時期になるとその姿を見かける。
つい先だっても見かけたが、落ち着き無く飛び回り、
写真にすることは出来なかった。
それで先日一年ぶりに出会ったとき、一瞬、トンボ?
と思ってしまった。
午後に少し時間が取れたので、近所を散歩してみることにした。
ミノウスバの現れる日だまりまでやって来て、それらしい姿に
注意していると、目線よりも下にトンボの姿がよぎる。
つい先日もそのあたりで見かけたが、アキアカネだった。
置き石は最も暖かいとみえて、その場所に固執するようであった。
思えば、ここ二三日、晴れても徐々に気温が上がらなくなってきて
いる。風も木枯らしに変わりつつある。
このところいい加減なショットが増えていたので、じっくり膝をついて写すこと
にする。
カメラの新しい機能は試したいが、いざ撮影に出ると、いつもうっかり忘れて
しまい、試せないことが多い。でも、今日はかろうじて思い出した笑い。
ローアングルに便利なライブビューだ。
今日は、ライブビューでピントを合わせる行為を試みた。
しかし、付随機能のことをすっかり忘れていた。ワンタッチで、画面の一部を
拡大出来る機能。今度試すことにしよう。。。。
とりあえず液晶を見ながら何となくピントを合わせたが、まあまあな感じである。
ただ思ったほどローアングルでは撮れない。液晶の角度が変えられないからだ。
それとカタカタカタカタカメラが一生懸命働いている音がして、内部が動いている。
液晶を見るとなんだか酔ってしまって、要は使いづらい。。。
ミノウスバはちらちら飛ぶが、落ち着きが無く飛び回り、やがて見失ってしまうこと
を幾度も繰り返した。
そうこうしている間に、もう一頭のアキアカネを発見。
同じく♀だが、腹部が赤くなったタイプだ。
と言いつつ、腹部の写ってない写真をアップしたりして。
蝶は比較的オールシーズン見られるが、最近はモンキチョウが年間通して頑張っている
感がある。でもこの蝶はいくら沢山見ても、何というか和風の由緒正しいイメージを
いつも放っていて、ゆっくり写せるのだったら幾らでも写したい被写体である。
あたりで元気なのは、大体ヤマトシジミなんだが、このシジミチョウも普通種の割には
独特の写させたいオーラを放つ種である。だから他に被写体が無いときは結構写して
いたりする。
これはカップルに♂が横恋慕している図。必死に♀に問いかけて口説いている
ようだった。バックは何だかいい感じのブルーだが、人ん家の壁である笑い。
これもじっくり大写しにするとなかなか難しい被写体だ。
晴天下では、反射もきついので、定常光撮影よりも1段か2段アンダーに写すこと
になる。こんだけ寄っているんだからシャッタースピードを上げずに絞り込めば
よかった。後祭。
ヤマトシジミを写し、最初のポイントに戻ると、運良くミノウスバが垣根の木の葉
に止まった。
しかしシャドウである。内蔵ストロボをオンにして写してみたが、いかにもストロボ
な感じでいかさないので、感度を上げてトライしてみた。
フレア?が出てもやっとしているが、これがかえって味付けになって、我ながら
いかした写真になった。ソフトレンズ的描写だ。
被写体がキトンボだったらシャープに撮れなくて悔しがっているところだが・・・
塀に肘をかけて風が止むのを待ちながら挑む。縦位置でも何カット。
輪っかがいい感じにぼかしを入れて、お尻のあたりに光のリングが出ている。
狙って撮れればよいのだが、気がついたら蚊にたかられて思い切り血を吸われて
いた。風もあるので、じっくり構図を狙う時間もなく、偶然の産物となった。
晩秋の午後。
今回の旅行は、カケな面も多々あったが、幸い天候にも恵まれ、夕立や雷に
会うこともなく、非常に効率的な高原初体験となった。
二日目を終えて、トンポは中途半端な収穫しか残らなかったが、それを補って
あまりある成果があった。数日前に、高山蝶探索オプションを思いつかなければ
憧れの蝶には会えなかったし、その分家族も喜んでくれたので、良かったのだと
思う。
最終日の朝も7時過ぎに起床。
そして自分に残された時間は、チェックアウトまでの小一時間のみ。
早々に朝食をすませ、湿原へと足を運ぶ。
こうなったらちゃんと確認できていないホンモミリトンポ一点狙いだ!
朝方とはいえ、陽が射すとたちまち汗ばむような陽気になる。
案の定、湿地を訪れると、エソトソポ系の♂が縄張りを持っている。
なんとかショットを押さえるべく、早速撮影に入る。
しかし、どうもターゲットとは違うような気がしてきた。
どこかでみたような感じなのだ。
でも、とにかくちゃんと写して、種類を確認するしかない。。。
尾端の背後からの写真も含め、撮影を続けていると、一頭のエソトンボ系が
こっそりヒョロヒョロと現れ、その辺をくねくね飛び出した。
最初は♂に見えたが、行動を見ていると、産卵中のようだ。
これこそ、ホンミモリトソポ♀だ!!!
しかし早くも時間がのこり僅かとなってしまった!!
焦りつつも、どうにか二、三枚シャッターを切ることが出来た。
特徴ある腹部の黄斑・・・間違いなくホンミ♀である。
しかし、その♀は縄張りを持っていたエソ系の♂とニアミス・・・
どうなるかと息をのんで見守ったが、意外にも、♂はホリミ♀には
無関心だった。
どうやら湿原のあちこちで縄張りを張っているのは、ただのエソトンボ
だったようだ。どこかで見た感じだがすぐに気づかなかったのは、自分が
低地産のいわゆるオオエソトンポに見慣れているため。一回り小型な高地
のエソトンポにはすぐに気づけなかったのである。
時々、♂の縄張りに気の弱そうな別の♂が入ってきて瞬時に追い払われて
いたが、それがホリミモソだったのかもしれない。
それにしても、かれらはお互いをどうやって見分けているのだろう?
案外、特徴ある黄斑で見分けているのかも?とふと思った。
ホリミ♀はそれきりどこかへ姿を消してしまった。
二日目の朝になる前にこのポイントに気づいていれば・・・と少々悔やまれた。
(二日目は宿の回りで蝶を撮っていた)
満足出来るショットは押さえられなかったが、またの機会を楽しみにしたい。
時間も迫ってきたので、湿原をあとにし、初日、二日目と訪れた水辺を三度訪れる。
案の定、水辺には昨日までどこに隠れていたのか、ルリイドトンホが何頭か飛び交って
いる。
時間がないので長靴を履いてこなくてあまり寄れなかったが、より確実な
ショットを押さえることに成功。
二日間世話になった宿に戻りいよいよチェックアウト。
そのまま帰るのもなんなので、家の者が見たいと言っていた滝見物に出かける。
ところが、この滝へのアクセスはアップダウンがきつく、三日間で最も困難な
道のりだった。やっとの思いで滝にたどり着くと、カメラマニアがいいポイントを
三脚を立てて占領していた。これも一種の迷惑行為に近いものかも?と感じた。
綺麗な風景を写真に納めることはそれはそれで素晴らしいことだが、大勢でその場を
占拠してしまうのは、やはり良くないことだと思う。そんなことを思いながら、付近
を見渡すと、ルリポシヤソマやタガネトソボが時折飛んできて、歓迎してくれている
ようだった。
滝の近くでは数頭のセフィルスが飛び交っていた。
今回はセフィルスとの出会いも期待されたが、そちらはちょっとハズレだった。
でも、くたびれた個体とはいえ、ギリギリで出会えたのでまあ良しとしよう。
(セフは種類の見分けはよくやらないがオオミドリかな・・・)
滝も見れたし、家族に相談して、アクセスしやすいもう一カ所の水辺にちょっと
だけ立ち寄らせてもらうことにする。
水辺に着いてあたりを見渡し、思わず唖然とする。
辺り一面トンポの天国だったのだ!
ルリイドトンボをはじめ、この辺りのトンポは時間帯、気温、天気に非常に敏感だった。
水面を飛び交うルリイドは、日が照って暑くなると一斉に岸辺に飛来し、葉上に集まって
休息する。前々から知っていた習性だが、実物を見るのは初めてだった。
オセイトやエソイトよりも標高に厳しいトンポだけのことはあると思った。
水面をルソイト、エソイトが飛び交い、オオルソポシヤソマが産卵し、時々、ヨシポシトンボ
やタガネトンボがホバリングしながら通り過ぎていく。正にトンホの楽園だ。
そして、何と、何と、何と!
あきらめていたカオシロトンボがよろよろ飛んでいるではないか!
最後の土壇場でカオシロトンボにも会えるとは!
今回は随分遠回りをしたが、終わってみれば、目標の全てに会うことが出来た!
足場の都合であまり近寄れないが、こうしてカオシロトンボのショットも
なんとか押さえることが出来た。
この遠征、自分にとっても今までにないくらい充実した三日間だった。
三日とも時間をフルに使って歩き回ったが、充足感こそあれ、疲れは不思議なほどない。
(滝のアップダウンで筋肉痛が出たくらいか・・・)
さて、二日目は主にチョウチョを中心に自分としては
かなりの成果を上げた。
トンボに関しては、写真は満足に撮れていないものの、
目標としていた4種の内2種半(笑)には出会えた。
こうなったら、予想に反してイマイチ成果の上がらない
トンボの分も、夜の蛾で取り返したいところだ。
6時には宿屋にもどり、晩飯を堪能して、風呂にゆっくりつかり
再び夜の蛾探索に繰り出すことにする。
昨夜、蛾のそこそこ見られた宿屋の明かりは消えていたが、
玄関先に見慣れぬシャクガの裏姿が・・・・
こりは・・・エグリイチモジエダシャクではなかろうか?
まだ見たこともなく、結構大きめなので種類名は今ひとつ
自信を持てないが、しっかりとショットは撮らせてもらった。
(調べたらエグリは余計で、ただのイチモジエダシャクだった)
更に、近くの外灯をあたってみるが、そこそこ蛾はいるものの
カトカラなどの大物は殆どいない。(ワモンキシタバだけは
沢山いるが・・・・)
昼間、曇りがちだったので、夜の成果が期待されたが、空を見上げ
るとまたまた降り注がんばかりの満天の星空である!
それでも、アオバヤガ、オオフタオビキヨトウをはじめ、いくつかの
未見種を撮影出来た。
更に、車で山の上の方まで行って明かりを回ろうとしたが、人目が気になり、
何も見ないで帰ってきてしまった(もったいない!・・・)
帰りがけにもう一度外灯を見回り、暗がりを懐中電灯で照らすと、以前より
会いたかった「蛾界のヒオドシチョウ」アトヘリアオシャクに初対面!
地味なシャクガ系中心だったが、見回っただけの成果は収めることが出来た。
出来れば、オオシロシタバやベニシタバを狙いたかったが、またの機会という
ことで・・・
この晩の成果はこんな感じ。
オオフタオビキヨトウ/カドモンヨトウ? /オオシラホシヨトウ?/アオバヤガ
キマダラツマキリエダシャク(割とレア)/イチモジエダシャク/アトヘリアオシャク
他に、部屋に紛れ込んでいたシロフコヤガ風の蛾を改めてみてみたら、未見のヒメハマキ
だったので、一応写しておいた。
(8.1 いよいよ最終日! へと続く)
かなりの成果を上げた。
トンボに関しては、写真は満足に撮れていないものの、
目標としていた4種の内2種半(笑)には出会えた。
こうなったら、予想に反してイマイチ成果の上がらない
トンボの分も、夜の蛾で取り返したいところだ。
6時には宿屋にもどり、晩飯を堪能して、風呂にゆっくりつかり
再び夜の蛾探索に繰り出すことにする。
昨夜、蛾のそこそこ見られた宿屋の明かりは消えていたが、
玄関先に見慣れぬシャクガの裏姿が・・・・
こりは・・・エグリイチモジエダシャクではなかろうか?
まだ見たこともなく、結構大きめなので種類名は今ひとつ
自信を持てないが、しっかりとショットは撮らせてもらった。
(調べたらエグリは余計で、ただのイチモジエダシャクだった)
更に、近くの外灯をあたってみるが、そこそこ蛾はいるものの
カトカラなどの大物は殆どいない。(ワモンキシタバだけは
沢山いるが・・・・)
昼間、曇りがちだったので、夜の成果が期待されたが、空を見上げ
るとまたまた降り注がんばかりの満天の星空である!
それでも、アオバヤガ、オオフタオビキヨトウをはじめ、いくつかの
未見種を撮影出来た。
更に、車で山の上の方まで行って明かりを回ろうとしたが、人目が気になり、
何も見ないで帰ってきてしまった(もったいない!・・・)
帰りがけにもう一度外灯を見回り、暗がりを懐中電灯で照らすと、以前より
会いたかった「蛾界のヒオドシチョウ」アトヘリアオシャクに初対面!
地味なシャクガ系中心だったが、見回っただけの成果は収めることが出来た。
出来れば、オオシロシタバやベニシタバを狙いたかったが、またの機会という
ことで・・・
この晩の成果はこんな感じ。
オオフタオビキヨトウ/カドモンヨトウ? /オオシラホシヨトウ?/アオバヤガ
キマダラツマキリエダシャク(割とレア)/イチモジエダシャク/アトヘリアオシャク
他に、部屋に紛れ込んでいたシロフコヤガ風の蛾を改めてみてみたら、未見のヒメハマキ
だったので、一応写しておいた。
(8.1 いよいよ最終日! へと続く)
蝶ではまずまずの成果を上げ、更に子供を少し遊ばせてから、
宿屋へと戻ってきた。
時間を見ると、午後3時を過ぎたあたり。
時間的には昨日の感じからするとトンボの期待薄だが、
せめてポイントの下見だけでも。。。と再び出かけることに
する。
明日は、いよいよ最終日で、自分にあたえられた時間は、
朝飯後の小一時間+αといったところ。
その時間に確実に成果を上げられるように、ポイントを絞っておこう
というわけだ。
日没までは若干時間があるので、高原の道を歩いてあちこち回ってみる。
まずは、まだ訪れていなかった別の水辺。
ここは、ルリイド未見の場合の最後の保険としてマークしておいたところだ。
しかし、水際へのアクセスは難しく、ほんの二カ所ほどしか水辺に近づけない。
注意深く、踏みあとをつけないように固い地面を八艘飛びして水際に出る。
そして、そこでやっといい加減会っておかねばと思っていたルリイドトンポと
初対面。
最初は、真っ黒なイトトンボを見つけた。程なく、それはルリイドトンポの♀と
判明。その直後、念願の全身ブルー、ルリイドトンポ♂に出会ったのだ!
しかし、遠い・・・・
200ミリでも引き寄せられない距離にいたのだ。証拠写真にしかならないショットを
二、三枚・・・とほほ。
まあ、一応写せたから良しとするか・・・と自分に言い聞かせたが、思えば、トンボの
確実なショットはまだ未見種に関しては一枚も押さえられていないではないか___。
とりあえず、リルイトは見れたので、別のポイントを探しに出かける。
日没まで時間は二時間ほど残されている。
今度は歩いて奥地にまで入っていくことにする。
時々、キイロスズメ蜂が現れ、しつこく体の回りを旋回するが、無視し続けていれば
やがて飛び去るので、それにめげることなく山道を登っていった。
途中、所々にちょっとした湿地があったが、アオイトンボ以外トンポの姿は皆無!
奥の奥まで行って写せたのは、シロモンクロエダシャク♀(既見)だけ(笑)
何だかな~と思いつつ、まあ、高原の空気でも堪能しておこうなどと、のんきに構えつつ
再び山道を降りはじめた。しばらく進んで、傍らの湿地というか草地を覗いて、思わず
息をのむ。。。コヒョウモンモドキだ!
湿性植物の花穂てっぺんにちょこんと止まって翅を立てている。この種がどの位珍しいか?
は忘れたが、いずれにしても初めて会う種類だったので、押さえショットを写しながら慎重
に近づいた。すると、コヒョウモンモドキは、まるで大サービスをするかのように、翅を目
一杯広げて見せてくれた。素晴らしい高原のチョウだ。
思わぬ収穫を得て、相変わらずトンボの成果はないものの、副産物で満足しつつ、更に下ると
初日に訪れた水辺の近くまで来た。その水辺の少し上に、獣道のような踏みあとがあって、
少し気になっていたので、試しに辿ってみると、そこにはミツガシワの群生する沼地があった!
これは何か期待出来るかも?・・・・
しかし周囲は相変わらずアオイトトンボだらけだ。
昨日までは写す気さえ起きなかったが、トンボの画像が寂しいので、とりあえずちょこっと
写してみた(というより、未熟個体の側面ショットを押さえておこうと思って写したのだ)
周辺を洗ってみたが、次々と草むらから飛び立つのは、羽化したばかりのアオイトのみ・・・。
否_一頭だけ違うのがいる!!!まさか!?
な、な、何と!!!
それは今回の目的の一つ、ムヅアガネだった。(もちろん初見)
ムヅアガネはそのあたりでは、たいして珍しい種類ではないのだが、
今回の時期が微妙だったので、なかなか会えなかったのだ。
大体7月末あたりから羽化をはじめ、むしろ晩夏から秋に見られる種類だ。
今回の時期は、没し時期のカオヅロと羽化期のムヅアガネを両方狙える反面、
両方外してしまうカケだったのである。
しかし、なんとかその一角ムヅアガネのショットは押さえることが出来た!
結局、ムヅアガネはこの一頭に会えただけだったので、直前の思いつきが
功を奏した訳である。
そんなわけで、狙っていた高地のトンボの内、ルトリイトンボとムヅアガネは
確認出来、リルイトはちゃんと写真が撮れてないけど、まあいいか___と
すこし安堵しつつ、ムヅアガネ撮影の喜びをかみしめつつ宿に戻った。
(7.31 夜の部 へと続く)
宿屋へと戻ってきた。
時間を見ると、午後3時を過ぎたあたり。
時間的には昨日の感じからするとトンボの期待薄だが、
せめてポイントの下見だけでも。。。と再び出かけることに
する。
明日は、いよいよ最終日で、自分にあたえられた時間は、
朝飯後の小一時間+αといったところ。
その時間に確実に成果を上げられるように、ポイントを絞っておこう
というわけだ。
日没までは若干時間があるので、高原の道を歩いてあちこち回ってみる。
まずは、まだ訪れていなかった別の水辺。
ここは、ルリイド未見の場合の最後の保険としてマークしておいたところだ。
しかし、水際へのアクセスは難しく、ほんの二カ所ほどしか水辺に近づけない。
注意深く、踏みあとをつけないように固い地面を八艘飛びして水際に出る。
そして、そこでやっといい加減会っておかねばと思っていたルリイドトンポと
初対面。
最初は、真っ黒なイトトンボを見つけた。程なく、それはルリイドトンポの♀と
判明。その直後、念願の全身ブルー、ルリイドトンポ♂に出会ったのだ!
しかし、遠い・・・・
200ミリでも引き寄せられない距離にいたのだ。証拠写真にしかならないショットを
二、三枚・・・とほほ。
まあ、一応写せたから良しとするか・・・と自分に言い聞かせたが、思えば、トンボの
確実なショットはまだ未見種に関しては一枚も押さえられていないではないか___。
とりあえず、リルイトは見れたので、別のポイントを探しに出かける。
日没まで時間は二時間ほど残されている。
今度は歩いて奥地にまで入っていくことにする。
時々、キイロスズメ蜂が現れ、しつこく体の回りを旋回するが、無視し続けていれば
やがて飛び去るので、それにめげることなく山道を登っていった。
途中、所々にちょっとした湿地があったが、アオイトンボ以外トンポの姿は皆無!
奥の奥まで行って写せたのは、シロモンクロエダシャク♀(既見)だけ(笑)
何だかな~と思いつつ、まあ、高原の空気でも堪能しておこうなどと、のんきに構えつつ
再び山道を降りはじめた。しばらく進んで、傍らの湿地というか草地を覗いて、思わず
息をのむ。。。コヒョウモンモドキだ!
湿性植物の花穂てっぺんにちょこんと止まって翅を立てている。この種がどの位珍しいか?
は忘れたが、いずれにしても初めて会う種類だったので、押さえショットを写しながら慎重
に近づいた。すると、コヒョウモンモドキは、まるで大サービスをするかのように、翅を目
一杯広げて見せてくれた。素晴らしい高原のチョウだ。
思わぬ収穫を得て、相変わらずトンボの成果はないものの、副産物で満足しつつ、更に下ると
初日に訪れた水辺の近くまで来た。その水辺の少し上に、獣道のような踏みあとがあって、
少し気になっていたので、試しに辿ってみると、そこにはミツガシワの群生する沼地があった!
これは何か期待出来るかも?・・・・
しかし周囲は相変わらずアオイトトンボだらけだ。
昨日までは写す気さえ起きなかったが、トンボの画像が寂しいので、とりあえずちょこっと
写してみた(というより、未熟個体の側面ショットを押さえておこうと思って写したのだ)
周辺を洗ってみたが、次々と草むらから飛び立つのは、羽化したばかりのアオイトのみ・・・。
否_一頭だけ違うのがいる!!!まさか!?
な、な、何と!!!
それは今回の目的の一つ、ムヅアガネだった。(もちろん初見)
ムヅアガネはそのあたりでは、たいして珍しい種類ではないのだが、
今回の時期が微妙だったので、なかなか会えなかったのだ。
大体7月末あたりから羽化をはじめ、むしろ晩夏から秋に見られる種類だ。
今回の時期は、没し時期のカオヅロと羽化期のムヅアガネを両方狙える反面、
両方外してしまうカケだったのである。
しかし、なんとかその一角ムヅアガネのショットは押さえることが出来た!
結局、ムヅアガネはこの一頭に会えただけだったので、直前の思いつきが
功を奏した訳である。
そんなわけで、狙っていた高地のトンボの内、ルトリイトンボとムヅアガネは
確認出来、リルイトはちゃんと写真が撮れてないけど、まあいいか___と
すこし安堵しつつ、ムヅアガネ撮影の喜びをかみしめつつ宿に戻った。
(7.31 夜の部 へと続く)
翌朝は7時過ぎに起床。
昨日の失敗もあり、1日使えるこの日はどこに行くか
大いに悩んでしまう!
初日に軽く高山トンボ三種を押さえておけば、余裕のフィールドだったはずだが・・・
実は、迷ってしまう大きな理由があった。
それは高原行きの数日前に、調べ物をしていたら未見の高山蝶の可能性も
出てきてしまったからである。
自分は、今はトンボがメインだが、昔はチョウチョがメインだった。
子供の頃からの憧れの蝶・・・それは、オオイチモジンにコヒドオシ。
もし会えるチャンスがあるなら、せっかくの遠出だ。
是非、一目でもその姿を拝んでおきたいのだ!
そんなわけで、予定では午後から高山蝶探索だったが、水辺も見られて一挙両得の
場所へと出かけることにした!
まずは、水辺の探索から。
山道をしばらく歩くと、やがて開けた湿地に出た。
第四のトンボ・・・ホソモミリトンボが飛んでいるかも?
まさかね・・・アレ?何か飛んでるぞ!
エゾトンボの仲間が湿地の中程でホバリングしている。
遠くから見た感じでは、胸部が貧弱!足が短め!!縁紋が薄い色!!!しっぽが細長い!!!!
ひょっとしていきなりイージーな他の三種を飛び越して、
オプション扱いのホリミモソトンボに初対面か?!
しかし、全く近づいてくれない。何枚か遠目のショットを
もらったが、いかんせんこれではどうにもならない。。。
多分、ホンミモソトンボかな???といった感じだ。(でも、写真としては・・・苦笑)
その辺は、人通りも多く、道も狭いし、家族も待たせるわけにはいかないし、
ホリミモソらしきはすぐに姿をくらましたので、仕方なく、湿地をうらめしくのぞきつつ
先を急ぐ。当然いると思っていたカオジロトソボも現れず、かろうじて草の間にみつけた
ルリボシヤンマ♀の羽化。(いい加減なショット:::とほほ)
前日に続き、トンボに関して殆ど成果の上がらぬまま、更に先へと進む。
道は比較的平坦で歩くのは苦にはならないのだが、その内、次女が疲れて足が痛いと
言い出した。
仕方がない!お父さんがおんぶしてやろう_・・・何?だっこがいい?ヤレヤレ。。。
こうなるともう虫探索どころではない(笑)
ゴールに定めた場所まで、次女をだっこして行くことになった。
途中、何カ所か休憩所がある。
ずっとだっこも疲れるので、休憩所毎に降ろして休ませ、そのほんの一瞬を
利用して草むらを覗く・・・。
ちょっとした花の群落があれば、そこはミドリヒョウモンだらけである。
でも、ミドリヒョウモンは写す気にはなれない。
それでも、ミドリヒョウモンに混じって、家族が見たがっていたアサギマダラも
時々姿を現す。程なく、次女がこっそり蜜を吸っているカラスジジミを見つける。
カラスシジミは地元付近で偶然出会っているので初見ではないが、綺麗なショット
は撮れてないので、何枚か写す。
その近くの薄暗い草むらで、37年ぶりにヒメキマダラヒカゲを写す!
まあ、そこそこ写せたし、家族も絶景をみて喜んでるみたいだし、良しとするか・・・
と、再び出発。そして、また次女をだっこしてしばらく歩き、次の休憩ポイントへ。
次女をベンチにおろし、道ばたの草むらを覗き込んで、思わず息をのむ!
こ、こりは___!
この場所に行くことを直前に計画に盛り込んだのは、この蝶の為だったのである。
しかし、家族連れ故、奥までは進めないので、見られたらラッキー程度に構えて
いた。しかし、それにいきなり出会えたのである。
三枚ほど写し、更に写そうとすると、件の蝶は、ゆっくりと翅を羽ばたき、そのまま
梢の上に消えた。
子供の頃からの一番の憧れの蝶!♂ではあったが、貴重な体験だった。
とても幸運な一瞬だった。
そんなこんなで、すっかり満足し、再び子供をだっこして歩を進める。
そして次の休憩ポイントへ・・・。
子供を降ろし、辺りを見回すが、花は思ったほど多く咲いてないので、
草むらから少し下を覗いてみる。。。
おや・・・こ、コリは・・・
これも、大変にあこがれていた高山蝶!
まあ、そんなに珍しいものではないようだが、あわよくばと狙っていた
憧れの二種に続けざまに会えるとは!これまたラッキー!
そんな具合で、そのまま目的地への到着。昼飯をとって宿屋へと引き上げることに
した。
チョウチョは成果が上がったが、メインのトンボは成果の無いままである。
貴重な昼前後の時間は使い果たした。さて、どうしたものか・・・。
(7.31 昼-2 へと続く)
昨日の失敗もあり、1日使えるこの日はどこに行くか
大いに悩んでしまう!
初日に軽く高山トンボ三種を押さえておけば、余裕のフィールドだったはずだが・・・
実は、迷ってしまう大きな理由があった。
それは高原行きの数日前に、調べ物をしていたら未見の高山蝶の可能性も
出てきてしまったからである。
自分は、今はトンボがメインだが、昔はチョウチョがメインだった。
子供の頃からの憧れの蝶・・・それは、オオイチモジンにコヒドオシ。
もし会えるチャンスがあるなら、せっかくの遠出だ。
是非、一目でもその姿を拝んでおきたいのだ!
そんなわけで、予定では午後から高山蝶探索だったが、水辺も見られて一挙両得の
場所へと出かけることにした!
まずは、水辺の探索から。
山道をしばらく歩くと、やがて開けた湿地に出た。
第四のトンボ・・・ホソモミリトンボが飛んでいるかも?
まさかね・・・アレ?何か飛んでるぞ!
エゾトンボの仲間が湿地の中程でホバリングしている。
遠くから見た感じでは、胸部が貧弱!足が短め!!縁紋が薄い色!!!しっぽが細長い!!!!
ひょっとしていきなりイージーな他の三種を飛び越して、
オプション扱いのホリミモソトンボに初対面か?!
しかし、全く近づいてくれない。何枚か遠目のショットを
もらったが、いかんせんこれではどうにもならない。。。
多分、ホンミモソトンボかな???といった感じだ。(でも、写真としては・・・苦笑)
その辺は、人通りも多く、道も狭いし、家族も待たせるわけにはいかないし、
ホリミモソらしきはすぐに姿をくらましたので、仕方なく、湿地をうらめしくのぞきつつ
先を急ぐ。当然いると思っていたカオジロトソボも現れず、かろうじて草の間にみつけた
ルリボシヤンマ♀の羽化。(いい加減なショット:::とほほ)
前日に続き、トンボに関して殆ど成果の上がらぬまま、更に先へと進む。
道は比較的平坦で歩くのは苦にはならないのだが、その内、次女が疲れて足が痛いと
言い出した。
仕方がない!お父さんがおんぶしてやろう_・・・何?だっこがいい?ヤレヤレ。。。
こうなるともう虫探索どころではない(笑)
ゴールに定めた場所まで、次女をだっこして行くことになった。
途中、何カ所か休憩所がある。
ずっとだっこも疲れるので、休憩所毎に降ろして休ませ、そのほんの一瞬を
利用して草むらを覗く・・・。
ちょっとした花の群落があれば、そこはミドリヒョウモンだらけである。
でも、ミドリヒョウモンは写す気にはなれない。
それでも、ミドリヒョウモンに混じって、家族が見たがっていたアサギマダラも
時々姿を現す。程なく、次女がこっそり蜜を吸っているカラスジジミを見つける。
カラスシジミは地元付近で偶然出会っているので初見ではないが、綺麗なショット
は撮れてないので、何枚か写す。
その近くの薄暗い草むらで、37年ぶりにヒメキマダラヒカゲを写す!
まあ、そこそこ写せたし、家族も絶景をみて喜んでるみたいだし、良しとするか・・・
と、再び出発。そして、また次女をだっこしてしばらく歩き、次の休憩ポイントへ。
次女をベンチにおろし、道ばたの草むらを覗き込んで、思わず息をのむ!
こ、こりは___!
この場所に行くことを直前に計画に盛り込んだのは、この蝶の為だったのである。
しかし、家族連れ故、奥までは進めないので、見られたらラッキー程度に構えて
いた。しかし、それにいきなり出会えたのである。
三枚ほど写し、更に写そうとすると、件の蝶は、ゆっくりと翅を羽ばたき、そのまま
梢の上に消えた。
子供の頃からの一番の憧れの蝶!♂ではあったが、貴重な体験だった。
とても幸運な一瞬だった。
そんなこんなで、すっかり満足し、再び子供をだっこして歩を進める。
そして次の休憩ポイントへ・・・。
子供を降ろし、辺りを見回すが、花は思ったほど多く咲いてないので、
草むらから少し下を覗いてみる。。。
おや・・・こ、コリは・・・
これも、大変にあこがれていた高山蝶!
まあ、そんなに珍しいものではないようだが、あわよくばと狙っていた
憧れの二種に続けざまに会えるとは!これまたラッキー!
そんな具合で、そのまま目的地への到着。昼飯をとって宿屋へと引き上げることに
した。
チョウチョは成果が上がったが、メインのトンボは成果の無いままである。
貴重な昼前後の時間は使い果たした。さて、どうしたものか・・・。
(7.31 昼-2 へと続く)
とりあえず、宿に戻り夕食タイム。
風呂にものんびりつかって、寝るまではまだだいぶ時間がある。
数年前の自分なら考えられない事だが、夜の時間も有効に活用したい
ところだ。
やはり、高原ならではのカトカラとか、未見の蛾を期待したい。
まあ、昼間の疲れもあるので、宿の回りを軽く一回り程度することに
した。
懐中電灯を片手に、蛾好きの次女を伴い、宿屋周辺の明かり巡りを
はじめた。
空を見上げると見事な満天の星空だ。
しかしそれでも、宿屋前の明かりには、そこそこの蛾が飛来していた。
近所の外灯も見て回ったが、大物こそいないものの、それなりの種類は
しっかり来ていて、ほんの30分ほどで5種の初顔を得た。
第一夜の収穫は、ざっとこんな感じ。
ミヤマヨトウ/キマダラトガリバ/シロシタオビエダシャク
ショウブヨトウ.sp./ヒメカバスジナミシャク/オオナカホシエダシャク
明日も早いので、夜回りもほどほどにして、床につく。
(7.31 昼の部へ続く)
風呂にものんびりつかって、寝るまではまだだいぶ時間がある。
数年前の自分なら考えられない事だが、夜の時間も有効に活用したい
ところだ。
やはり、高原ならではのカトカラとか、未見の蛾を期待したい。
まあ、昼間の疲れもあるので、宿の回りを軽く一回り程度することに
した。
懐中電灯を片手に、蛾好きの次女を伴い、宿屋周辺の明かり巡りを
はじめた。
空を見上げると見事な満天の星空だ。
しかしそれでも、宿屋前の明かりには、そこそこの蛾が飛来していた。
近所の外灯も見て回ったが、大物こそいないものの、それなりの種類は
しっかり来ていて、ほんの30分ほどで5種の初顔を得た。
第一夜の収穫は、ざっとこんな感じ。
ミヤマヨトウ/キマダラトガリバ/シロシタオビエダシャク
ショウブヨトウ.sp./ヒメカバスジナミシャク/オオナカホシエダシャク
明日も早いので、夜回りもほどほどにして、床につく。
(7.31 昼の部へ続く)
今年一番の大仕事も前半戦をなんとか無事終了!
自分へのご褒美として、高原行きを決行する。
実は、早めにスケジュールが出ていたので、春3月に早々と
宿屋を予約していたのだ。
従って天気が崩れても行くことになり、長期のカケでもあった。
今回の目的は、高原の未見トンボ4種。
そして、未見の蝶や蛾である。
出発は7月30日。
朝10時頃に家を出て、高速を乗り継ぎ、目的地へと向かう。
実のところ、今回は、家族旅行を兼ねているので、家族サービスも平行してやらねばならず、
そうそう自由に時間が取れるわけではない。
午後三時前には、現地付近に到着。
早々にチェックインをすませ、とりあえずは宿屋の回りをぶらつくことにする。
ちょっと見回っただけで、未見や未撮影の蝶の目白押し!
(というか、自分自身高原探索は初めてなので、未見だらけで当然だ)
ヒメシジミに、コヒョウモン、ギンボシヒョウモンにオオミスジ。
オオミスジは、何と37年ぶりの再会だが、辺りを見回して目に入るのは
まずこのオオミスジだ。従って、程なく自分にとってオオミスジは全く
珍しいものではなくなった。
時期的には蝶には少し遅く、ヒョウモン類もシジミチョウもボロばっかり。
それでもその辺でいくつかの種の初ショットを押さえて、幸先の良いスタート
となった。
さて、そうしているわけにも行かない。
早速、近くの水辺を見回ってみることにしよう!
とりあえず、今回の目標、高山性トンボの内3種(ルリイトトンボ、ムツアカネ、カオジロトンボ)
くらいは軽くクリアーしておかねば・・・のほほ、のほほ。
車で走ること数分で、マークしていた水辺に到着。
さすがにあたりは高原の雰囲気満点だ。
では、さっそくルリイトあたりから軽く探してみるか・・・・
。。。。。。
。。。。。。
アレ?・・・おかしいな?
全然見あたらない。
ルリイトだったらそこら中の池で群れているはずなんだが・・・。
しかし、探せども探せども、ルリイトトンボは現れない。
トンボは全くいないわけではないのだが、時々草むらから飛び出すのは、
アオイトトンボばかりだ。時たま大きめのトンボが。。。と思うと、
お馴染みのヨツボシトンボ。
こ、こんなハズでは・・・汗。
全く目的を達せられないまま、とりあえず、宿に戻って出直すことにする。
そして、日が暮れる前に何とかもう一カ所・・・
ここも色々覗いて回るが、ルリイトトンボは全く見あたらない。
時間のせいなのかも?と考えたが、初日からつまずいてかなり焦ってきた。
水辺にタカネトンボが往来しているが、そんなこんなでちゃんと写す気に
なれずろくなショットはとれなかった。
山の日没は早い。6時になる頃には、すっかり山の端に日は隠れ、
とぼとぼと宿屋への道を帰った。。。。
(7.30夜の部へとつづく)
さすがに週末のダブルヘッダーは効いた。。。
これからしばらく雨が続きそうだが、いい骨休めになりそうである。
雨がしっかり降っていると、安心して家事にせいを出せるのだが、
外が何となく明るいとソワソワしてきてしまう。
少しくらいの雨なら傘をさしながら観察撮影というのもいいものである。
所用もあったので、そのついでにフィールドを訪れてみた。
もう少し後か?と予想していたが、ノシメトンボに混じって、ナツアカネが
姿を現しはじめた。アキアカネは殆ど見あたらなかったようで、既に高所に
移動しているのかもしれない。
ナツアカネ1号 これから夏の間アキアカネの留守を守る
先日キイトトンボの交尾を写そうとして、嫌いな木陰※での撮影だったために
ピントが合わず、気合いを入れねば!と思っていたので、初心に戻って
キイトトンボの小雨ポートレートを少々。(最近老眼の進行も急激であるため
ファインダーでピントが確認しづらくなっていたように感じて、心のため息を
ついていたが、今日、カメラを調整していたら、視度調節レバーがズレていた
。。。)
※木陰にいると不意にスズメバチに出会う気がして、恐怖状態になる。。。苦笑。
曇りの日は見たままだと基本アンダーになるわけだが、どうもフォトショップ
のカラーマッチングがうまくいっていなくて、原画よりアンダーに処理されて
しまう。最近はデジタル画像もハイキー傾向が主流なので、フォトショップ上
で露光量を調節して処理することが多い。大体0.5段くらいオーバー目にすると
原画(他のソフトで開いたとき)のニュアンスになる。
後で時間があるときにモニターのキャリブレーションをして見たら、
やはりアプリ毎の設定の互換も含めていつの間にか相当ずれていた。
これでアプリケーション間の食い違いは解消されるだろう。
キイトを写していると、傍らに光る物体が見えた。
何とタマムシであった。
二枚ほど全身の引き気味ショットを貰ったあと、捕まえようと手を伸ばしたら
ポトッと落ちて見えなくなった。せいぜい30センチほどの草に止まっていたの
見つからないわけがない・・・と探したが一向に見つからない。あきらめて、
立ち去ろうとしたら、足の下に異物感が・・・まさか!?・・・と思ったら
我が足の下敷きになっていた。ポトッと落ちた後、微妙にこっそり移動して
いたということか?憐れタマムシは道ばたの厨子に成り果てたか?と思われた
が拾い上げてみると、妙にきちんと足を揃えて縮こまっている。どうやら擬死の
ようだ。我が足もタマムシの危険をいち早く感じ取って踏みつける一歩手前で
サッと上がったようである。
そこで指にとまらせて数枚ショットを貰う。そのうち、タマムシも暇つぶしに
飽きたのか?空高く飛び去った。子供の頃はなかなか会えない憧れの虫だった。
ここのところ連日の低温で、日中裏ヤンマ画像も望み薄であるが、一応チェックしつつ
所用のための財布を車に置き忘れたことに気づき、そのまま車に戻ることにする。
途中、道ばたの木の幹に隠遁者の姿を発見。なんと古の珍種フシキキシタバであった。
また機会があれば小雨の撮影を楽しみたいものである。
これからしばらく雨が続きそうだが、いい骨休めになりそうである。
雨がしっかり降っていると、安心して家事にせいを出せるのだが、
外が何となく明るいとソワソワしてきてしまう。
少しくらいの雨なら傘をさしながら観察撮影というのもいいものである。
所用もあったので、そのついでにフィールドを訪れてみた。
もう少し後か?と予想していたが、ノシメトンボに混じって、ナツアカネが
姿を現しはじめた。アキアカネは殆ど見あたらなかったようで、既に高所に
移動しているのかもしれない。
ナツアカネ1号 これから夏の間アキアカネの留守を守る
先日キイトトンボの交尾を写そうとして、嫌いな木陰※での撮影だったために
ピントが合わず、気合いを入れねば!と思っていたので、初心に戻って
キイトトンボの小雨ポートレートを少々。(最近老眼の進行も急激であるため
ファインダーでピントが確認しづらくなっていたように感じて、心のため息を
ついていたが、今日、カメラを調整していたら、視度調節レバーがズレていた
。。。)
※木陰にいると不意にスズメバチに出会う気がして、恐怖状態になる。。。苦笑。
曇りの日は見たままだと基本アンダーになるわけだが、どうもフォトショップ
のカラーマッチングがうまくいっていなくて、原画よりアンダーに処理されて
しまう。最近はデジタル画像もハイキー傾向が主流なので、フォトショップ上
で露光量を調節して処理することが多い。大体0.5段くらいオーバー目にすると
原画(他のソフトで開いたとき)のニュアンスになる。
後で時間があるときにモニターのキャリブレーションをして見たら、
やはりアプリ毎の設定の互換も含めていつの間にか相当ずれていた。
これでアプリケーション間の食い違いは解消されるだろう。
キイトを写していると、傍らに光る物体が見えた。
何とタマムシであった。
二枚ほど全身の引き気味ショットを貰ったあと、捕まえようと手を伸ばしたら
ポトッと落ちて見えなくなった。せいぜい30センチほどの草に止まっていたの
見つからないわけがない・・・と探したが一向に見つからない。あきらめて、
立ち去ろうとしたら、足の下に異物感が・・・まさか!?・・・と思ったら
我が足の下敷きになっていた。ポトッと落ちた後、微妙にこっそり移動して
いたということか?憐れタマムシは道ばたの厨子に成り果てたか?と思われた
が拾い上げてみると、妙にきちんと足を揃えて縮こまっている。どうやら擬死の
ようだ。我が足もタマムシの危険をいち早く感じ取って踏みつける一歩手前で
サッと上がったようである。
そこで指にとまらせて数枚ショットを貰う。そのうち、タマムシも暇つぶしに
飽きたのか?空高く飛び去った。子供の頃はなかなか会えない憧れの虫だった。
ここのところ連日の低温で、日中裏ヤンマ画像も望み薄であるが、一応チェックしつつ
所用のための財布を車に置き忘れたことに気づき、そのまま車に戻ることにする。
途中、道ばたの木の幹に隠遁者の姿を発見。なんと古の珍種フシキキシタバであった。
また機会があれば小雨の撮影を楽しみたいものである。
***
同行の方からビロードハマキ出現の知らせを頂き、早速見に出かける。
とてもハマキガとは思えぬほど大きく派手な模様で、飛ぶとオレンジ色が目立って
なかなか美しい。(この格好だとアワビにしか見えないんだけどね・・・笑い)
臆病な種類と見えて、少しでも驚かすと草むらの中に滑り込むように潜って
頭を草の根っこの奥に突っ込んでしまうが、一旦手乗りをさせるとおとなしく
乗ったままである。
しばらく夢中になって写していると、大きなトンボのような物が通り過ぎたのが
見えた。早速姿の消えたあたりに行ってみると・・・コオニヤンマの連接だった。
交尾して丸まってくれればまだいいが、被写体も被写体だし、背景も照度も微妙で
、手を変え品を変え写してもなかなかうまくいかない。
コオニヤンマの方も、♀が始終交尾を拒み、結局離れてしまった。
彼らはビロードハマキを食いに来て知り合ったらしい。。。
ふと足下を見ると、キイトトンボがひっそりと一頭やって来ていた。
同行の方からビロードハマキ出現の知らせを頂き、早速見に出かける。
とてもハマキガとは思えぬほど大きく派手な模様で、飛ぶとオレンジ色が目立って
なかなか美しい。(この格好だとアワビにしか見えないんだけどね・・・笑い)
臆病な種類と見えて、少しでも驚かすと草むらの中に滑り込むように潜って
頭を草の根っこの奥に突っ込んでしまうが、一旦手乗りをさせるとおとなしく
乗ったままである。
しばらく夢中になって写していると、大きなトンボのような物が通り過ぎたのが
見えた。早速姿の消えたあたりに行ってみると・・・コオニヤンマの連接だった。
交尾して丸まってくれればまだいいが、被写体も被写体だし、背景も照度も微妙で
、手を変え品を変え写してもなかなかうまくいかない。
コオニヤンマの方も、♀が始終交尾を拒み、結局離れてしまった。
彼らはビロードハマキを食いに来て知り合ったらしい。。。
ふと足下を見ると、キイトトンボがひっそりと一頭やって来ていた。