Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

レンズ撮り比べ

2011年09月30日 | トンボ
今年もはやシーズンオフが近くなってきた。
ということで、レンズによる描写比較を適当に行ってみた。
レンズによって被写体・バックにどのような描写の違いが出るのか?
また、それらの違いをどう活かすか、または、違いを感じさせないようにするには?
などなど色々興味深いことではある。

今回実験に使ったのは、
A★200mmマクロ、シグマ400mmテレマクロ、タムロン70-200マクロ、タムロン90mmマクロ、シグマ17-70DCマクロ
の五本である。タムロン70-200は望遠端200mmで、久しぶりの稼働となるシグマ17-70も望遠端70mmでの使用。
全く同じ条件を目指したが、レンズによって接近距離が違うこと、カットによっては条件が変わってしまったのもあった。
その上で、1/750 f5.6(400mmの開放が5.6であるため)を基準値として撮影した。

一応、五枚並べてみるが、どのカットがどのレンズによるものなのか?
一度ばらして自分でもわかるかどうか?試してみたい。カットとレンズの照合はまたのちほどのお楽しみということで。。。






ツリガネニンジン

2011年09月29日 | トンボ


好きな草花の一つ。小さくて可憐な花だが、元が美しいだけに効果的に美しく写すのが難しい。



彼岸花とアキアカネ。



昔から図鑑でお馴染みだったが、実物に会うのは初めてかも?ちょっと感激。



蜘蛛の巣にとらえられたミツバチを横取りして丸めようとしているアシナガ。


逃げる夕日

2011年09月27日 | トンボ


秋ならではの夕日を絡めたショットをそろそろ撮りたいのだが、あっという間に青い夕闇に包まれてしまう。
綺麗な夕景を写し取りたければ、あれこれ欲をかかないことだ。



ちょっと念入りにブローしておいたら、数ヶ月の間しつこくついていたダストがとれたようだ。
日頃からもう少しちゃんと清掃しておけば良かったかも・

被写体渇望症候群

2011年09月26日 | トンボ


シーズン末も近づくと無性にトンボが撮りたくなる。
トンボがだんだん少なくなって恋しくなったりとか、シーズンオフに備えて撮りダメをしておきたいとか
色々あるだろうが、シーズンが進むにつれ、色々な細かい撮影法を思いつくので、試したいことが増える
というのもあるのだろう。

今日はとにかくバックをぼかした写真が撮りたくなって90ミリを携えて近所をうろついてみた。
昨日、品川に向かう途中至る所でアキアカネを見かけた。今年は地味にアキアカネの当たり年とも言える
かもしれない。2週間前に近所をうろついたときは、ノシメベースにナツアカネ、アキアカネといった
具合だったが、今時はどんな感じなのだろうか?少し興味もあった。

前線が北上しているらしく、あいにくの曇天で気温も20度に届くか?と言った感じ。
そんな時にはアカトンボはどこにいるか?これも色々あって興味の尽きないことである。

玄関から一歩出たところで、ポツンと冷たいものが・・・またか・・・曇天時にせめて一枚でもと思って
臨むと、出鼻をくじくかのように雨が降ってくるのは自分には本当によくあることなのだ。

でももう慣れっこなのでかまわず撮影に臨み、数十歩歩いたあたりの生け垣で最初のアキアカネを見つけた。
曇天時の露出調整も色々奥が深く面白い。被写体をつぶさないようにオーバー気味に写すとカメラ設定もあい
まって浮いた感じの描写になってしまう。また曇天時の緑は映え具合が足らず、重いイメージになってしまう。
生け垣のグラデーションを活かそうと思ったが、緑の照度が低いのと、止まり角度が良くなくてうまくいかず。



アキアカネはその道の延長線上には極めて少なく、どこにいるのか?どうやって見つけるのが効率的か?と
色々思案を巡らしながらのただの散歩になった。
道を引き返して道ばたの畑を見やると、そこには3頭ほどアキアカネが見られた。

背景をぼかして撮るのはいつもの自分の常套手段で、たまには広角で背景の詳細も写し込んで・・・と行きたい
ところでもあるが、今日は14ミリを持ち出す気にはならず。



最終的に、裏手の空き地でアキアカネの小群に出会ったので、複数個体を奥行きを伴って写し込もうと、珍しく f 11まで
絞ってみた。前々から思っていたことではあるが、センサーの掃除が必要だろう・・・苦笑。


秋晴れの一日

2011年09月24日 | トンボ


気温も程々に下がり快晴のさわやかな一日となった。
せっかくなので、水辺のトンボの様子を見に行ってみる。
冒頭のナツアカネは、最近、安価で手軽な雲台を手に入れて試したかったので三脚を使って写した。
新しく入手した雲台は軽量で正に消耗品という感じだが、とりあえずなら本当にカッチリ止まる(これまで使っていた
本格的某雲台は使いこなせていなくてカッチリ止まらない上に重くて閉口する)ので、役に立つことがきっとあるだろう。
第一持ち運びが楽なのが良く、自分にはこのくらいがちょうど良い。安いのでもう一台くらい揃えても良いかもしれない。



夏の仲間もごく僅かを残すのみで、大型トンボ類は見かけられず。



突貫で作ったHalfNDを試してみたが、広角接写で絞り込んでいるため、
恐れていたとおりレンズ先端付近もある程度解像してしまう。
市販品のようにグラデーションがかかっていれば良かったのだが。。。
尤も、青空バックの順光にはHalfNDはあまり必要ないわけだが。



田園地帯では多数のアカトンボが秋の空気を楽しんでいた。
山側ではアキアカネが大多数だったが、ネキトンボが時々紛れていたのでピックアップして写した。

台風の後

2011年09月22日 | トンボ


台風が過ぎ去って快晴と思われたが、何だかはっきりしない天気で仕舞いには大雨になってしまった。



アオイト祭りにオニヤンマ



今期何度かみかけたものの満足な撮影が出来なかったマイコをやっと写せるチャンス。
しかしこのトンボは非常に落ち着きが無くて綺麗に写すのが困難である。



蜘蛛の巣にとらわれた個体を見つけた。「自然の一員」たる人間としては、その持てる力で助けられるものなら何としても助けねば!
トライはしたが、蜘蛛の巣の粘りは思った以上に強くて翅が破れそうになったので、完全に取り除いてやることは出来なかった。

今シーズンもそろそろ見納めのオニヤンマ産卵シーンをどうぞ。

残暑続く

2011年09月14日 | トンボ


何だか去年の酷残暑を思わせるような陽気が続くようになった。



去年ほどではないはずだが、体にまとわりついて離れないようないやらしい暑さが続く。



暑さは続いても季節が確実に進んでいるのを感じる。


近所のアカトンボ

2011年09月11日 | トンボ


久々にタムロン70-200F2.8を持ち出して家の周りをうろついてみた。



望遠端開放の描写は相変わらずいい(等倍切り出し)。適度なコマ収差がソフトな雰囲気を出してくれる。
重くなければもっと稼働するんだが。。。



140mm (f4.0)



130mm (f2.8)

200ミリだとぼけやすいのでその分集中してそれなりのカットが得られたが、他では油断したのか
余りよい結果が出なかった。200ミリは引き寄せられる分ピント合わせが楽な事も確かだ。



今まで注意していなかったのもあるのだろうが、家の周りで成熟しかけたナツアカネを見かけるのは
初めてかもしれない。ノシメに混じって数頭見られた。むしろアキアカネの方が少なかった。

これだけ

2011年09月11日 | 
明るい間は野暮用でつぶれたので、たまには久しぶりに夜の山へ・・・
と意気込んで出かけたものの、月の明るい晩となって悲しいほど蛾影は少なく、
かつて良く出かけた低山の明かりも完全に消えてしまっていた。
それでも唯一この姿を得られたのがせめてもの救いだったのかも・・・



マエグロシラオビアカガネヨトウ

この後、相性の悪い神社へと転戦するが、ここも嘘のように少なく、少数のマイマイ系とゴマシオ、
シロモンヤガ、ジョナス、フクラスズメ、ホソバ類、クスサン(死骸)、ムラサキ枝などが見られたのみ。
草刈りをしたあとらしく、蛾も一掃されてしまったのかもしれない。

早めに切り上げる予定だったが一応その後峠にも回ってみた。
しかしそこもオイワケキが二頭ほど見られた以外ほとんど蛾影なし。
唯一怪しい小型のキンウワバを見つけたが、照明を当てたら逃げられてしまった。

そんなこんなで残念な夜であった。

2011年09月10日 | トンボ


最近はゆっくり寝たくても7時過ぎには目が覚めてしまう。
そこでほんの数分散歩をしてみたが、裏の空き地を覗くとノシメトンボとアキアカネが
草むらに一頭ずつ見かけられた。
今年は、ナツ、アキ、ノシメを時期を問わず広範に見かけるように感じられる。
トンボもめまぐるしい気候の変化に翻弄されているのだろうかとふと思った。