Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
当ブログの写真、文章の無断使用禁止。
写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

百蛾夜行 第三巻

2007年06月30日 | 


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恒例となってしまった週末の山奥行。
出発する頃にはいい感じに曇って蒸し暑く、今夜は行けるぞ!
という雰囲気だったが、山に向かうに連れ、雲の動きが急に変わり
なんとほぼ満月が煌々と照らしはじめた。
そうか、月末で満月に当たる候っだったのか・・・これは望み薄かも?
と半ばあきらめつつ、最初のポイントに向かう。
蛾影は少なくはないが、前回の雨中時よりも全然寂しい感じだ。。。
顔ぶれも目新しい感じではない。カメムシもそろそろ出てきて異臭があたりに
立ちこめている。カメムシとパクチーだけはどうしても生理的に受け付けない。
世の中にはパクチーが好物の人も時々いるが、そういう人は、案外カメムシも
好きなんじゃないだろうか?

樺色
 かばいろ 蒲色なんだろうか?よく蛾名に使われる色だ。
これはその一つカバスジヤガの仲間。
この仲間は区別がやや困難で、いちいち同定するのが
面倒で仕方がないが、色がきれいな個体を見かけたら撮影している。



この仲間3種の外見での判断は一応外横線が基準になる。不明瞭なのはオオカバスジ、
前縁付近で角度がつくのがカバスジ、ウスカバスジはちょっとよくわからないが、割
と高山や寒地にいるらしい。
傾向からするとオオカバスジっぽい(そもそも大きいからオオカバスジなのではなく
て、かば色の帯みたいな部分が広いからその名がある)が、この仲間はつかみ所がな
くてよくわからないというのが本音だ。

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真打ち登場!
 まさにそんな表現がピッタリ来る存在だ。



 ムラサキシャチホコ♂
 真打ちの芸を存分に味わうには、この角度で見るしかない。写真を縦中横にしようものなら
 たちまち何の擬態なのか?わからなくなってしまう。芸名 枯れ葉クルリン である。
 それにしても見れば見るほど驚く模様である。人間本位に考えるからそういう思考に陥る訳だが
 あえて人間本位に立ってみると見事な芸術と言わざるを得ない。

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微小コンビ



 ウラモンチビアツバにウスオビチビアツバ。共に、写真ではわからないが、驚くほど小さい。
 せいぜい5ミリ程度である。自分でも普段は写真で見ているので、実物を見かけるたびに、
 こんな小さいのか!!といちいち驚く始末だ。そんな小さいもんだから、埼玉でも正式な
 記録は出ていないかもしれない。一応、両方ともシタバガの仲間だ。

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闇に浮かぶ



 昨夜はめぼしい蛾が少なかったが、美麗種シラホシキリガのちょうど旬であったらしい。
 普段は翅を開いてくれないが、下翅もなかなかカラフルでキリガの仲間とは思えないほどだ。

 


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鎮座マシマス



 トガリメイガの一種
 こんな風に立て膝をつくような格好で止まる蛾も時々いる。
 と言っても膝はついていないわけだが、さながら脚立という感じがする。 
 昔、ステージ上の僕の楽器スタンドを見て
  「脚立がまだ片づいていない!!」
 と本番前に焦って騒いだ人がいるがそのことは
 10年を経た今でも笑い話として語り継がれている。

 こちら側を向いて座ってくれると、なかなか面白い絵になる。
 先日撮ったウコンエダシャクの同様なショット。

   

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クロフタオとネグロケンモン
黒の入った名前を持つ蛾は非常に多い。
クロフタオは、名前ほど黒くはなく、むしろ白の目立つ蛾だ。
時々出会うが、あまり多くなさそうである。かなり微小な種類なので、
見逃してしまうことも多そうだ。
ネグロケンモンは、昨夏に同じ場所で何度かみかけたが、こうして出会うと、
もう季節が一周したんだなあと感じる。



クロフキエダシャク
山地を中心に稀ではない。以前、どこぞのBBSに、風呂吹き大根の画像と掛け合わせて
語呂合わせで投稿したが、完全にそのことはスルーされ、自己満足に終わった。笑い。



ナカグロヤガ
比較的高標高地で見かける。実は今が旬のようだ。夏眠して秋にも現れる。
モンヤガ系は地味な印象があるが、新鮮な個体はこんな風に意外と綺麗だ。

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ぶらさがり

往路の渓谷端でオオトビスジエダシャクと思われる個体を見かけた。
にしては見事な色と大きさだったので撮影して
帰路にもう一度覗いてみると、そのまま♂がぶら下がっていた。





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異形




この仲間にしては・・・という異形である。
ハネモンリンガは、リンガの仲間だが、他にこんな翅をした仲間はいない。
むしろモクメヨトウやツマキシャチホコに似ている。
苔生したような渋い色合いが好みだ。今年はよく出会う。



フタオモドキナミシャクは、その名の通り、フタオガの仲間と見まがいそうである。
むしろ、前述のクロフタオはヒメシャクと間違えそうだ。
ナミシャクの仲間は、翅の使い方が下手くそなのか?きれいな状態で
出会えることは稀である。フタオモドキもせっかく美しい配色だから
きれいな状態を写したいのだが、新鮮な個体にはなかなか出会えない。

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同化



オオシロオビアオシャク
たまたまこうなったのだろうが、見事な同化である。
モニターのキャリブレーションに使えるのでは?と思ってしまうほどだ。
アオシャクの中でもひときわ緑の鮮やかな蛾で、グリーンガムの
イメージがある。まだ二三回しか出会ったことがない。専ら山の蛾ということか?

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初顔



モンキアカガネヨトウ
 そして今回の初顔である。洞窟で出会ったのだが、この蛾らしくいいシチュエーションで
出会えたように思う。最近の精進の賜物か?見かけたときに一発で名前が出てきた(笑)



その他の初顔はこんな感じだった。
今回は百蛾夜行本来のスタイルをもって、物件を紹介する不動産屋のようなアプローチ(笑)で
お送りしました。

アキアカネ出現

2007年06月28日 | トンボ
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早いものでもう六月も終わろうとしている。
近所の公園にも一昨日あたりからノシメトンボがちらほらし出したので
ちょっと見回りに出てみる。



今年はノシメトンボの個体数が多い。
アキアカネも出始めたようだが、ノシメ10頭あたりアキ1頭いるかいないか
と言ったところだ。

薄暗い岸辺にアオイト系の羽化間もない♀がいた。



見た目は小さめで、アレ?アオイトかな?と感じたが、最近木陰恐怖症(笑)
なので、ちゃんと確認せず二三枚適当に写しただけ。
後日形態比較を行ったが、オオアオイト♀のようだ。矮小個体は難しい。



梅雨らしい梅雨でもないが、晴れ渡ることもなく、水辺では飛び交うトンボの数も
そう多くない。元気なのは、シオカラ、ショウジョウ、チョウトンボといったトン
ボ科の仲間だけで、イトトンボには活気がない。
オオイトの♂が何かにちょっかいを出して通り過ぎていった。
そのあたりを見ると、クロイトの♀がアメンボに食われていた。



腹部の先が折れていたので、何かに襲われて食われたところを更にアメンボに
吸われていたところかもしれない。

トンボ科の中型のトンボは大きさも手頃だし、よく止まるので、静物撮影には
もってこいだが、いざ撮るとなると、なかなかきれいな写真を撮るのが難しい。
せっかくなのでハッとするような写真を撮りたいのだが、現場で気持ちを解放して
アイディアが色々出てこないとありきたりの写真で終わってしまう。
アイディアも出ればいいが、うっかりそのアイディア自体に陶酔してしまうと、ろくな
作品も残らない。(笑)



そう言った意味で、特にチョウトンボの撮影は難しい。
とりあえず格好がつくのはこんな風に尻を上げているポーズだが、
特に曇りだとしらっちゃけたかんじに支配されがちで、全体的にきれいな色
が意外と出しづらく、黒も暗く写ってしまいがちだ。
チョウトンボは交尾の写真をきれいに撮りたいとも思うが、トンボ科の仲間
の多くは交尾も一瞬なので、チャンスは少ない。今日は目の前にカップルが
いるのに気づかずに惜しいチャンスを逃してしまった。



ショウジョウトンボも赤ビロードの感じが出ればしめたものだが、なかなか
難しく、多くの場合はただ赤い薄汚いトンボが大写しになっている写真にな
るのが関の山だ。この個体は、成長途上なのか?ちょっと面白い配色になって
いて、「ウエアショウジョウトンボ(中の人は誰?)」みたいな感じだった。
止まっている茎の色もいい感じにコーディロイ(笑)している。

サナエと遊ぶ

2007年06月27日 | トンボ
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梅雨の晴れ間。
近場に被写体に恵まれた場所がなかなかないのが困ったものだ。
撮影に困るくらいの被写体がうじゃうじゃいる場所で一日撮影しまくるのが
最近の夢だが、かえってそういう場合、散漫な写真になりがちだ。
被写体の少ない場所でも、一個体でも見つければそれなりに充実した撮影に
はなる。

そろそろ違うサナエの羽化も写したいのだが、この時期でこの時間となると、
ミヤマサナエくらいしか相手にしてくれない。オナガサナエの殻はうんざり
するほど見つかるが、こちらは早朝には羽化完了してしまうので、夜明け前
には出陣しなくてはなるまい・・・それは今の状況では難しいが、蛾の帰り
に寄るという手もあるか!(今思いついた)


オナガサナエの羽化殻 
よくこんな風に二つも三つも折り重なって羽化しているのが面白い。


ミヤマサナエの羽化は先日写したので、見つけても写さないかな~と思って
いたが、他に被写体もないので、別のアプローチで写してみた。
というか、サナエの向きが微妙に違っていただけなんだが....。



この時期の河川敷では、見かけるトンボの数は少ない。
存在感を発揮しているのは、コオニヤンマだけだ。
何だか知らないが、わざわざ人のそばに寄ってきて、その辺の石に止まる。
写そうとすると逃げるので放っておくと、またやってきてその辺に止まる。
コオニヤンマも暇なんだろう。正面度アップの写真を撮ろうと思ったが、
気が変わったらしく横を向いてしまい、あまり芳しい写真は撮れなかった。



そろそろハグロトンボも数を増してくる頃だ。
今年はまだ群れ飛んでいる場面には出くわさないが、そこそこは出てきている。
しかしアオハダと違って落ち着きがないので、写真を撮るのは結構大変である。
草むら越しに一枚。



オナガサナエ♀の羽化不全を見つけて写していたら、足下に何とオジロサナエがいた。
河川中流域でこのステージを見かけることは殆どないのだが、もっと下流の方から
上がってきた個体なのか?
前々からオジロサナエ成熟♂のきれいなサイドショットを撮りたいと思っていたので
思わず撮影に熱が入る!


オジロサナエ♂
こんなシーンを写したいとかねがね思っていたので、久々にRAWでも数枚写した。
設定の変え方を忘れていて苦労した。笑。RAWで写した画像はこちら。
http://homepage2.nifty.com/KUNIKAMINUSI/series/sanae/ojiro.html
こちらの方がバックの選択もよく、いい色に写っていた。


オジロサナエは飛翔力も弱く、飛んでも数十センチしか移動しなかったりする。
一度飛ぶと小さくてどこへ行ったのかわからなくなるが、よく見るとすぐ横に
いたりする。警戒心も殆どないようなので、いろいろな角度で激写?する。



夏の渓流や山のため池ではたまに出会うが、すぐどこかへ飛んで行ってしまって
いつも写せないので、これは嬉しい被写体だった。
広角でも写してみるが、低い位置でのぞき込めないので、ノーファインダーで写す。
その場で距離を確認して目測で当てれば間違いは少ないと思うのだが、現場だと
それすらめんどくさくなってしまって困る。ブラケットも試すべきだが、それも
面倒ときたもんだ・・・。ヤレヤレ。ノーファインダーの目測はそろそろ夏に向けて
練習しておかなくてはなるまい。レンズの長さとの比率みたいな感じで覚えれば
いいと思うのだが・・・今度それで実践しよう。(帰りに思いついた)



それにしてもこのオジロ君は、人を全く恐れる気配がない。
ひょっとしてと思い、指を近づけると、ちょっとためらいを見せつつも、指乗りして
きた。乗り心地が悪いのか、太陽光に対する角度が気に入らないのか、数秒で嫌って
降りてしまうが、二度三度と手乗りをさせることが出来た。



他にもサナエの類はいないか探すが見あたらず、好敵手コヤマトンボも終わってしまった
ようだ。ふと足下を見ると、オナガサナエが蜘蛛に食べられていた。
ちょうど漫画の目がバッテン状態になってぎゃふんと言っているように見える。
蜘蛛の餌の食い方は知らないが、オナガサナエは首が折れていたので、体液を吸うだけで
はないのだろうか?



種類は限られていたが、夏のサナエでそこそこ遊べたフィールド行だった。

百蛾夜行 第二巻

2007年06月23日 | 
先週末に続き、山奥探索である。
このところ都合のつきやすい金曜日の天気の崩れ方が微妙だ。
今回もだいぶ雨が降っていてその割にはムシムシしてないので、だいぶ迷ったが
思い切って強行軍を発進する。

出発もだいぶ遅い時間になってしまったが、途中、目安にしている何カ所かでは
蛾の姿は少なく、先行き不安になりながらの往路となった。

まずはいつもの低山のポイント。
近づくといきなり貼り付く大量の蛾の姿が確認でき、これならハズレはなさそう・・・
とホッとする。
蛾の集団の中に入ってみると、雨のせいか?異常に数が多い!願ってもないことでは
あるが、ものすごい数の蛾がものすごい勢いで飛び回っているので、たちまち体中が
蛾だらけになる。一番なれなれしいのはいつもの事ながら通称柿の種---ホソバの類で
ある。やはりホソバが圧倒的に多いのだろう。
数は多いんだが、初物らしき姿は思ったよりも見つからない。



地味系の初物を若干得たが、結局手応えは思ったほどなく、それよりもまたまた時間を
だいぶ使ってしまったので、山奥へと急ぐことにする。
何しろ夏至なので、早く回らないと夜が明けてしまうのだ!

次は、前回時間の関係で覗けなかった神社のポイントへと向かう。
自分はこのポイントと相性があまり良くないようであるが、今回はどうか?
・・・・・・・きれいめのハネモンリンガがいた程度で、殆ど収穫ないのに
またもや時間を消費してしまい、タイムリミットが迫ってきた!
残り時間で二カ所は難しい。山々を渡り歩くので移動時間も相当かかるのだ。

神社では一応トビモンシャチホコの初物があったのをすっかり忘れていた!
神社ごみ~ん!


兎にも角にも次の場所に峠のポイントを選択し、直行する。
峠に着いたのはもう午前三時にかかろうという頃だった。
山の端も徐々に明るくなってきた感じである。
ここでは見慣れぬ羽の中程の黒い中型の蛾が見られた。よく見るとトガリバで
ある。



その他、会いたかったアマヒトリやナミシャクなどを得たが、一応見たいと思っていた
ヒサゴの姿はなかった。ヒサゴは8月までチャンスはあるので、またの機会ということに
しよう。。。また、不明のクルマアツバも見られたが目下調べ中である。


蛾像掲示板に問い合わせたところ、クルマアツバではなく、
シタバガのウスマダラアツバのようである。いずれにしても
初物で今回は現状14種追加、通算1307種。


さて、初物もそこそこ得られたし、後は明るくなるだけだから帰るか・・・と思いつつ
峠をおりたが、洞窟への分岐のところで急に気が変わり、手前の渓谷(先日一番初物の
多かったポイント)だけでも覗いていこうと言うことになる。
結果的には、これが結構功を奏したかもしれない。
もう既にだいぶ空は白んできていたが、草むらなどで多少の蛾を漁ることが出来た。



その中に珍品(と言うほどではないが、おいしそうな色)ベニモンコヤガが含まれていた。
見かけは小さく、薄暗い中では変わったハマキ系のミクロに見えたが、写してみるとピンク
の模様が鮮やかな美麗種である。
多分これが(同定した順番で)自己1300種目あたりになるのでは?ということで、記念の種となった。

初夏の山奥行きは、ますます楽しくなってきた。
来週も行けたらまだ見ぬ蛾を求めて行きたい。

午後の林縁

2007年06月21日 | トンボと蛾
***
同行の方からビロードハマキ出現の知らせを頂き、早速見に出かける。
とてもハマキガとは思えぬほど大きく派手な模様で、飛ぶとオレンジ色が目立って
なかなか美しい。(この格好だとアワビにしか見えないんだけどね・・・笑い)



臆病な種類と見えて、少しでも驚かすと草むらの中に滑り込むように潜って
頭を草の根っこの奥に突っ込んでしまうが、一旦手乗りをさせるとおとなしく
乗ったままである。



しばらく夢中になって写していると、大きなトンボのような物が通り過ぎたのが
見えた。早速姿の消えたあたりに行ってみると・・・コオニヤンマの連接だった。



交尾して丸まってくれればまだいいが、被写体も被写体だし、背景も照度も微妙で
、手を変え品を変え写してもなかなかうまくいかない。
コオニヤンマの方も、♀が始終交尾を拒み、結局離れてしまった。
彼らはビロードハマキを食いに来て知り合ったらしい。。。

ふと足下を見ると、キイトトンボがひっそりと一頭やって来ていた。


夏のサナエ

2007年06月20日 | トンボ


これからの時期、晴天の日には、渓流は夏のサナエで賑わう。
節操なく見られるコオニヤンマ以外は大体時期が決まっていて、6月後半から7月にはヒメサナエ、
7月後半に入るとオジロサナエ・・・といった具合に顔ぶれが徐々に変わっていく。


ヒメサナエ♂ f4 1/500


せっかくのヒメサナエなので、題材になって貰って、今シーズン初の広角撮影をやってみる。
今年のヒメサナエはなかなかすばしっこく、容易に寄らせてくれない。


ヒメサナエ♂ 17-70mmSIGMA 17mm f4 1/500 
足場が悪く、ノーファインダーで写す。
レンズ先端から3センチくらい。
やはりピントが来ていない。
下にレンズの影が映ったのでトリミング
広角撮影では去年の画像だが、これが自分的には割とうまくいった例かも?
http://homepage2.nifty.com/KUNIKAMINUSI/series/sanae/aosa.html



ヒメサナエ♂ 17-70mmSIGMA 17mm f4 1/500 こちらはファインダー
を見ながらだが、窮屈な姿勢でのぞき込んだので位置が目論見と違ってしまった。
まあ、それはいいとして、背景を選ぶと露出が難しい。
やはり高速同調ストロボを修理するか・・・・。


ヒメサナエの広角撮影に興じていたら、なにやらガサガサと大きな羽音がする。
草むらをのぞき込むと、コオニヤンマが・・・更によく見ると、二頭いる。
さては交尾か?!とりあえずのショットを撮って、回り込んで覗き込みびっくり!
なんと共食いをしていた。

食っているのは♀、食われているのは♂。♂より♀のほうが、頭が大きい。
♂が交尾をしかけてもつれたところを♀に食われたのか?
いきさつは全く定かではないが、♀は撮影している間、瞬く間に♂の頭を平らげた。
その後、餌である♂の体を抱え込んで飛び立とうとしていたが、草が絡まったのか?
♂の足が絡まったのか?長い後ろ足がじゃまになって、どうにも飛び立てない。
そのうちに♀は草むらの中で体を反転させ、どうにか足を抜くと、首なしの♂を置いて
飛び去った。彼らはどのくらい餌に固執するのか・・・蜂ほどではないようである。


コオニヤンマの共食い f4 1/500 


そろそろオナガサナエも山に上がってくる。
道ばたを通過していく若いオナガサナエを見かける。
ずっと飛んでいて、なかなか止まらない。
道を往復していた個体が川に降りたので、川を見やるが見あたらない。
そのまま飛んでいってしまったのか?ふと足下を見ると、川の護岸壁に
止まっていた。一旦飛び上がってガードレールに止まったところを、
広角で撮影。やはり空を入れると露出が難しい。広角だとピントの山も
つかみづらいものだ。何枚か手動ブラケティングし、ストロボも試すが、
縦位置にすると下の方にはストロボ光はなかなか届かないので、難しい。
ちゃんと写すなら助手とレフ板が欲しいところかも?(笑い)


オナガサナエ♂ 17-70mmSIGMA 17mm f8 1/250 



ミヤマサナエ♀羽化 17-70mmSIGMA 17mm f9.5 1/125 
この時期河川敷では多数の羽化殻を見かけるが、どこへ行ってもオナガサナエの
羽化殻ばかりが目につく。オナガサナエ10にミヤマサナエ1あるかないか?とい
ったところ。ごくたまにコオニやオジロの殻も見つかる。
この♀はこの後程なく、前足にアリがたかって焦って飛び立った。うまくふりほ
どけなかったので、モデルになって貰ったお礼にアリを払ってやった。


入梅

2007年06月19日 | トンボ


この時期はトンボには一番楽しみな時期のはずだったのだが、いざ迎えてみると、
アレ?どこが楽しみだったんだっけ?
と思い出せない始末だ。
とりあえず行くアテもなく、フラフラと被写体を求めて、空模様の加減が悪くなる
前に出かけてみる。


コヤマトンボ ♂ f4.0 1/1000 PENTAXistDs
何となく狙ってみたが何となくダメだった・・・笑い


大きめのトンボが岸辺から飛び立つ。。。見やるとミヤマサナエの♀だった。
ミヤマサナエというトンボもよくわからないトンボで、年によって相当見かける数に
バラツキがある。川のトンボは常に流される運命にあるから、水量とかも関係して
いるんだろうとは思っているが。。。


ミヤマサナエ ♀ f4.0 1/750 PENTAXistDs


山に雨の降らない年は水不足になると言う。今年は谷津の湿地が軒並み水枯れしている。
そんな乾いた湿地が出来ると見かけるのがサラサヤンマだ。
サラサヤンマが飛ぶようになると、その湿地も終わり・・・みたいな印象を持っているが、
実際の所、山に雨が降ればまた湿地に水が戻るのかもしれないし、他所からトンボが飛んで
来るのかもしれない。こればかりは遷移の詳しいパターンでも知らない限り、何とも予想の
つかないことである。


サラサヤンマ ♂ f4.0 1/180 ストロボ1/32(GN100) PENTAXistDs


週明けの河原は惨状である。流れの中にいい加減に押し込められたゴミで満載のコンビニ袋、
吸い殻の目一杯詰まった袋・・・せめて水に流してはいけないと、流れの中から引き上げて
みた。しかし、ゴミ袋もサナエの羽化には多少役に立っていた、というのは何とも皮肉な話
である。


今年はオジロサナエの羽化をよく目にする。
このサナエはミヤマサナエとまた違い、幼虫自体が川をダイナミックに利用している。
成熟に合わせてどんどん川を下るので、一カ所に留まることはあまりなく、実は環境変化の
影響をあまり受けないんじゃないか?とも思える。見かける数が年によって違うのは、水量
によって流れのたまりの出来方が毎年違う性なのかと思う。


オジロサナエ♀羽化 f4.0 1/1000 PENTAXistDs


対して、オナガサナエというトンボもまた不思議なもので、大体毎年、この時期になると
大多数が羽化してくる。
元々深いところにいるためなのか知らないが、生き残る幼虫の数が多いというのもあるの
かもしれない。サナエは大体午前から正午にかけて明るい時間に羽化しているが、オナガ
サナエは夜半から夜明けに羽化するようで羽化シーンを見たことはない。この時期、もし
見かけるとしたら、羽化に失敗してしまった個体だ。


オナガサナエ♂羽化不全 f4.0 1/750 PENTAXistDs


百蛾夜行 第一巻 三章

2007年06月17日 | 
6月の山の蛾を求めての山奥行となった。

山奥まで回ると言うことは、10種は新顔を得たいものであるが、二カ所の好ポイントを
経て、5種の新顔と言った微妙な状況の中、蛾飢道強行軍は更に奥地へと進軍する。。。

今度は渓谷のポイント~洞窟のうら寂しいコースである。

渓谷付近を流していると、土曜の晩と言うことで、同業者らしき車が止まって何か探して
いた。とりあえずそのままやり過ごして、その先のポイントで車を止めて蛾を探している
と、後からその人がやってきた。
「ミヤマ、見つかりました?」
どうやらクワガタ屋さんらしい。

そんなこんなで、これと言った種類は見られず、頼みの綱・・・奥地の洞窟へ。
うーん、ここも少ないねえ.....
季節を問わずみられるホシオビコケガがまたいるのに呆れ、洞窟の壁にフクラスズメを
見つけて随分長生きだなあと感心したり、珍しいと思っていたモンキシロシャチホコが
ちらほら見られてまだいたのか~と思ったり、結局、めぼしい物を見られないまま、洞
窟を抜ける。
抜けた少し先に地味な自販機があるが、今夜はどうか?・・・・
蛾影は少ないものの、道ばたでもがいている見慣れぬ蛾がいる。
その存在すら忘れていたタカムクカレハであった(初物6)


タカムクカレハ


結局、そこはそんなものだったので、洞窟をあとにし、今度は別の道を向かう。
先日渓谷のキャンプ場に入ろうとして入れなくなっていたので、とりあえず道ばたの外灯を気にしつつ
最終ポイント付近で壁に止まる数頭の蛾を物色する。
大きめの奴が一頭・・・これはクロテンケンモンスズメだった。もう一頭、小さめの奴がいた。
何だろう?コヤガみたいだけど、ちょっと違う。これも存在すら忘れていたソトシロフヨトウ(初物7)
だった。こういう盲点の蛾を見つけるのが山奥の醍醐味といえる。
ちょっと調べた限りでは、ソトシロフは埼玉昆虫誌時点では埼玉未記録種のようだ。



ソトシロフヨトウ


ここでもヒサゴスズメの姿はない。
今日はパットしない夜だ・・・どうも充足感がないので、帰りがけ再び渓谷のポイントを覗く。
このところずっと工事をやっていて、道ばたに所々明かりがついているが、往路よりも群がる
虫が増えていたので、物は試しとその明かりを覗いて回る。

夜なので気づかないが、明かりの外側は崖だった!これは怖い、ひえ~つ。
一カ所だけ崖までマージンのあるところがあり、草むらになっているのだが、草むらを覗くと、
結構エダシャクやら何やらが集まってもがいている。めぼしい物は殆どいないが、ガードレール
の裏側に一頭見つけた!前々から見たかったタテスジシャチホコ!(初物8)これはいい!ガード
レールをまたいで早速写しにかかる。後ろの足場を確認するために振り向くと、目線の先の木の
幹にまたもや初物!ハネモンリンガ(初物9)だ!これも会いたかった種類だ。とてもリンガとは
思えない風貌が気に入っている。かなり擦れた個体だった。
更に草むらをのぞき込んで探すと、小さめの初物が二つ。
ツマカバコブガとキモンハイイロナミシャク(初物10、11)。


ハネモンリンガ(上)とタテスジシャチホコ



ツマカバコブガ(左)とキモンハイイロナミシャク


そうこうしているうちに、時間も相当遅くなってきた。最後の渓谷で蛾影に恵まれたので、
まずまずの充足感を味わいつつ山を下る。
帰りがけは急ぎ足で、往路に寄れなかった小ポイントをいくつか覗き、道ばたのトイレで
ベニモントラガ(初物12)のおまけを得た。随分、スピーディに飛び回る蛾という印象だ。
ベニモントラガはもう一カ所でも見たが、やはり山の普通種なんだろう。


ベニモントラガ


そんなわけで、今回の山奥行きは、結局、まずまずの成果の内に終わった。
初物に関しては、すぐわかる12種のみ記したが、他にもツトガ系、マダラメイガ系、ヨトウ系など
怪しいのを写したので、あとで時間のあるときに調べてみることにしよう。

追記:その後の調べで、ツトガ系はおそらく テンスジツトガ
マダラメイガ系はおそらく オオトビネマダラメイガ(要大きさ確認)
ヨトウ系は、athetisのウスグロ系だが、ちょっと難しいかも?ということで調べてない。
このヨトウ系の蛾、翌週には低地で結構見られた。
よくよく思い出してみると、ヨトウじゃなくて、ケンモンヤガだった。という
ことでクロフケンモンだ。(お粗末)

それともう一つ、クロエグリシャチホコの初物を撮影していた。
また追加するに出来ないcabera sp.(今後この仲間は同定で悩みそう)、
クロスジキノカワガの仲間(今回は暫定ミヤマ~で同定で追加。代わりに従来クロスジキ
ノカワガで載せていた種はどう見てもマエシロモンとの判断に至り一種削除でプラスマイ
ナスゼロ。また地味にノメイガとフサキバガ不明種の初物があった)
ということで、今回の初物は結果5種追加で17種(通算1292種)。1300種まで秒読みとなった。





百蛾夜行 第一巻 二章

2007年06月17日 | 
6月の山の蛾を求めての山奥行となった。

山奥まで回ると言うことは、10種は新顔を得たいものであるが、最初の低山では
初物三頭という状態で、先行き不安の中の山奥行きとなった。

最初のポイントは早めに見切りをつけたつもりが、時計を見ると既に2時間を消費していた。
途中の小ポイントをいくつかスルーして、まずは、峠のポイントへと向かう。
目指すは、まだ見ぬヒサゴスズメ。

それにしても、標高が上がるとこの時期でも結構寒いものだ。
一応、長袖を着てきたが、だんだんと寒さがこたえてくる。
そして、天気も微妙に晴れているので、行き交う蛾の姿も少ない。
うーむ、ポツポツとエゾスズメやセダカシャチホコ、ウスジロトガリバくらいしか見あたらない。
他にめぼしいのは電柱に止まっていたマルモンシャチホコくらいか?・・・と思いつつ、
更に探すと、一頭見慣れぬキリガ風の茶色い蛾が・・・なんとかリンガ(初物4)だ!・・
・・・名前が出てこない。
しかしその後が続かない。。。。ふと足下を見ると、なんだか白くて小さな蛾が舞っている。
止まったところをみて少しびっくり・・・「これって、こんなに小さかったの?」
大きさを知らなかった。
アブラクサスくらいはあるのかと思っていたシロオビヒメエダシャク(初物5)。


シロオビヒメエダシャク(上)とカバイロリンガ


ここも蛾影に乏しく、既にかなり時間を消費したので、次のポイントへと向かう。(つづく)

百蛾夜行 第一巻 一章

2007年06月17日 | 
6月の山の蛾を求めての山奥行となった。
山奥まで回ると言うことは、10種は新顔を得たいものである。

今日の格言
 新月の候には蛾影少なし


新月と言えば、最も蛾の彷徨い出てくる確率が高そうだが、今まで新月付近を狙って
いい思いをしたことがない。

まずは最初に低山のポイント。
蛾影は少なくないものの、先日行ったときと同じ顔ぶれでしかもだいぶ間引かれた感じだ。
どれもこれもスルーである。しかし程なく、これは初物に違いない!というものに出会う。
一見、ベニモンアオリンガの仲間に見えたが、すぐにコヤガのあの辺・・・と気づく。
しかし、名前は出てこないので「あの辺」としかわからない。思わず声を上げると、蛾は気
配を察知して焦りはじめた。先日、これは!というものを見つけて写し損なっている経験上、
何とかファインダーに入れて無理にでも写そうとする。
よし!ピントも来た!ここで一枚・・・シャッターを切ると同時に蛾は飛び上がった。飛び
上がる直前にシャッターを切ったはずだが、残念無念!!!飛び上がった直後にシャッター
は切られ、アウトフォーカスの表翅もちゃんと確認できない画像しか撮れなかった。


フタイロコヤガ


今回はどうにか写せたが、まともな写真ではないので、がっかりしながらもしばらくコヤガの再来
を待つ。その間得られた初物は二種だけであった。シマキリガは普通種で言わば出会って当然とも
言うべきもの。キンオビの方はいい加減擦れまくっていたので、さほど感慨はなかった。


シマキリガ(左)と キンオビナミシャク 


先日は見失った蛾を待ち続けて、その一カ所で終わってしまった経緯もあり、この蛾相でこの
まま居座るのもいかにも無念ということで、場所を移動することにする。  (つづく)

春の池にて・・・追想

2007年06月16日 | トンボ

ヨツボシトンボ♀羽化不全 2007.5.3 200mmMacro f=5.6 1/350 PENTAXistDs 
ヨツボシトンボが飛び交う沼のほとり。一頭草むらから顔をのぞかせている雌がいた。



ヨツボシトンボ♀羽化不全 2007.5.3 200mmMacro f=4.0 1/750 PENTAXistDs 
フレミングの法則...



クロイトトンボ♂ 2007.5.3 200mmMacro f=4.0 1/1000 PENTAXistDs 

春の渓谷にて・・・追想

2007年06月16日 | トンボ

クロサナエ♂ 2007.5.16 200mmMacro f=4.0 1/500 PENTAXistDs
久々に春の渓谷探索。どの種も出会うタイミングがあり、なかなかいっぺんにと言うわけにはいかない。



クロサナエ羽化 2007.5.16 200mmMacro f=22.0 1/180ストロボ PENTAXistDs



クロサナエ羽化 2007.5.16 200mmMacro f=11.0 1/180ストロボ PENTAXistDs
迫力を増すため縦位置にトリミング



クロサナエ羽化 2007.5.16 200mmMacro f=9.5 1/180ストロボ PENTAXistDs



クロサナエ羽化殻 2007.5.16 200mmMacro f=4.0 1/90 PENTAXistDs

初夏の池にて2

2007年06月15日 | トンボ

セスジイトトンボ交尾 2007.6.13 200mmMacro f=4.0 1/1000 PENTAXistDs 
イトトンボの交尾は久々に撮影意欲をかき立ててくれた。風の隙間を狙って写す。



オオセスジイトトンボ♂ 2007.6.12 200mmMacro f=4.0 1/1000 PENTAXistDs 
二度目ともなると油断して腕が鈍ってしまう。
リベンジに行きたいところだが、出来れば、憧れの青い♂を間近で写したいものだ。



オオモノサシトンボ♀ 2007.6.13 200mmMacro f=4.0 1/750 PENTAXistDs 
同じ趣味の偏屈そうなオジサンと鉢合わせになった。ものすごい形相で睨み付けてきたので、
思いっきりゆっくりと「コンニチワ」と挨拶したらかろうじて会釈した。。。むこうも同じことを
思ってたのかな?



ベニイトトンボ♂ 2007.6.13 200mmMacro f=5.6 1/180ストロボ PENTAXistDs 
いつも思いがけないタイミングで会う。このトンボこそちゃんと段取って写したいのだが。
どんどん暗い場所に潜ってしまい、自然光ではピントを合わせられず。目のF値がどんどん落ちてる・・・。



アオモンイトトンボ♂ 2007.6.13 200mmMacro f=4.0 1/500 PENTAXistDs 
開放で思いっきり寄ってみたら、回りの緑にとけ込んだ。



ムスジイトトンボ♂ 2007.6.13 200mmMacro f=4.0 1/750 PENTAXistDs 
青い目が素敵だ。



アオモンイトトンボ♀ 2007.6.13 200mmMacro f=4.0 1/750 PENTAXistDs 
イトトンボが好きなんですか?と訊かれるとなぜかちょっと悔しい。でも嫌いではない。写すのも面白い。



コシアキトンボ♂羽化 2007.6.1 200mmMacro f=4.0 1/180 PENTAXistDs 



オオヤマトンボ♂ 2007.6.13 200mmMacro f=4.0 1/1000 PENTAXistDs 
写す気はなかったが挨拶代わりに何枚か連写!ブレてる。。。今度会ったらちゃんと写せるような気がした。



コシアキトンボ♀羽化 2007.6.1 200mmMacro f=8.0 1/30ストロボ PENTAXistDs 
羽化の姿は芸術的だ 



コフキトンボ♀ 2007.5.29 200mmMacro f=4.0 1/1000 PENTAXistDs 
ずいぶんと早いお出ましだった。案の定、他の場所ではまだ出ていなかった。 



コシアキトンボ羽化不全 2007.6.1 200mmMacro f=11.0 1/45ストロボ PENTAXistDs 
雫がレンズになり、過去の風景を映し出す 



ネキトンボ連接産卵 2007.6.11 200mmMacro f=8.0 1/180ストロボ PENTAXistDs 
何とも季違いの画像。バッチシの画像はまた秋にでも・・・ 


初夏の谷津にて

2007年06月15日 | トンボ

ハラビロトンボ♂ 2007.6.11 200mmMacro f=4.0 1/1000 PENTAXistDs 
今年はシャッターチャンスが多い。なぜかピントを合わせづらい苦手なタイプ。



コサナエ♂ 2007.5.29 200mmMacro f=4.0 1/1000 PENTAXistDs 
普通種であるべき種類にあこがれている。このサナエもそんな存在だ。



モゥトンイトトンボ♀ 2007.6.5 200mmMacro f=4.0 1/500 PENTAXistDs 
やっぱりモートンは全部の色を写したい。



ホタルブクロ 2007.6.5 200mmMacro f=4.0 1/1000 PENTAXistDs 
子供の頃の憧れの花。



ホソミオツネントンボ♀ 2007.6.5 200mmMacro f=4.0 1/1000 PENTAXistDs 



クロスジギンヤンマ産卵 2007.6.5 200mmMacro f=4.0 1/250 PENTAXistDs 



モートンイトトンボ♀ 2007.6.5 200mmMacro f=4.0 1/350 PENTAXistDs 
モゥトンイトトンボと言えば、三色アイスの♂だが、自分は未熟な雌の色の撮影にもこだわりがある。
新しい産地を・・と意気込んだが、この日は結局見つからず。



カワトンボ♀ 2007.6.5 200mmMacro f=4.0 1/1000 PENTAXistDs 
身近な種類だけに、専門的に分類されるのがどうもしっくりこない。
一般人用と専門家用に種類の分け方を変えてもいいんじゃないだろうか?
ブログに載せるのならカワトンボで十分。



モノサシトンボ♂ 2007.6.5 200mmMacro f=4.0 1/1000 PENTAXistDs 
谷津でみかけるお馴染みの顔だと思いきや、思ったより産地は限られている。



オオシオカラトンボ羽化殻 2007.6.5 200mmMacro f=4.0 1/350 PENTAXistDs 



キバネツノトンボ 2007.6.5 200mmMacro f=4.0 1/750 PENTAXistDs
少し刺激したらその場を嫌って飛んでいったが、しばらくするとまた戻ってきた。
縄張り占有性があるのかもしれない。飛んでいる姿は、トビケラのようで薄気味悪い(笑) 


初夏の池にて

2007年06月15日 | トンボ

シオカラトンボ♂ 2007.6.11 200mmMacro f=4.0 1/1000 PENTAXistDs 
シオカラトンボと言えども、こんな時は思わず嬉しくて写してしまう。
トンボ科でも屈指の、均整の取れたスタイルだ。



ギンヤンマ♀ 2007.6.11 200mmMacro f=4.0 1/1500 PENTAXistDs 
今年はなかなか会えないと思っていたら、いきなり目の前に現れた。咄嗟に写そうとするが、こんな時はまるで夢の中のように、自分の動きがスローモーションになってしまう。案の定シャッターを押せたのは二回だけだった。



チョウトンボ♂ 2007.6.11 200mmMacro f=4.0 1/1500 PENTAXistDs 



シオカラトンボ♂ 2007.6.11 200mmMacro f=16.0 1/180ストロボ PENTAXistDs 


ショウジョウトンボ♂ 2007.6.11 200mmMacro f=4.0 1/750 PENTAXistDs 
このトンボ何て言うんですか?通りがかりのオバさんに訊かれて、猩々という真っ赤な妖怪の色にちなんでます・・・
なんて、訳のわからない答え方をしてしまった。。。きれいな赤だが、きれいに写すのはむずかしい。
ビロードっぽい質感に写せれば最高と思っている。



チョウトンボ♂羽化 2007.6.11 200mmMacro f=4.0 1/750 PENTAXistDs 
羽化の姿は素敵だ。あたりはトンボ真っ盛りで、さながらトンボ天国と言う言葉がとても似合いそうだった。