Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

百蛾夜行 第拾七巻 蛾羅舞氏歓待御府 アゲハモドキの夜

2009年08月13日 | 


早くも8月。
個人的休暇の取れるチャンスが訪れたが、現実はそううまくはいかないものだ。。。

さて、先日のこと。ネットの蛾仲間 蛾Love氏がやっと休みを取れると言うことで、
こちら方面へやってくるという。
せっかくの機会なので、当方のフィールドを案内し、蛾粉に塗れていただこうという
ことになった。

夕方から体が空いたので、某所で探索中だった、もりうえ氏、真神ゆ氏、蛾LOVE氏と
合流、そのまま一路、山奥の会場へと三台の車で出かけたのであった。

蛾LOVE氏には、過去二回?だったか、こちらへ来てもらったことがあったが、彼が
来ると、その蛾ホルモンに吸引されてか?見たことのない蛾がよくやってくるので、
その成果が期待された。

思ったよりも長い一本道(笑)をひたすら進み、現地付近のコンビニでラーメンやら
パンやらを調達。向かうはいつもの低山のポイントであった。

途中、官舎の窓にアゲハモドキを見かけたが、現地に着くと、今まで見たこともない数
のアゲハモドキが集まっており、この日はアゲハモドキの夜だったようだ。



この一角には五頭集まっていたが、画角に納めきれず。

クワガタとりの親子なども来ていて、昆虫少年を見ると放っておけない真神ゆ氏
が熱弁をふるう。子供よりもお父さんの方が、少年のように目を輝かせて、聞き
入っていた。

プロ写真家もりうえ氏の興味深く面白い話など聞きながら、飛来する蛾を愛でる
時間は過ぎていった。蛾LOVE氏は、昼間の不漁の反動もあってか、採集にいそしんで
いるようだ。ここは珍種(笑)こそほとんど来ないが、数だけは凄いので、皆さん
それなりに満足していただけたのではなかろうか?




トビイロトラガ、ベニモントラガ、
ヒメクビグロクチバ、プライヤアオシャチホコ
ナカグロモクメシャチホコ、ヒメコブヒゲアツバ



スゲオオドクガ、スジモンアツバ
ニレキリガ、:::ノメイガ
開翅しアピールするも振り向かれなかったモンシロムラサキクチバ、:::コヤガ



アクロベーシス?、ヒゲブトマダラメイガだっけ?、茶色の黒化型、クロモンキバガだっけ?
ナカアオフトメイガ、シロテンクロマイコがだっけ?、ムモンフサキバガ、・・・ツトガ



ご当地名物2ショットシリーズなど
エゾシモフリとシモフリ、キドクガに寄り添われて迷惑そうなゴマケンモン
サラサエダの2ショット・・・ちょっとシジミチョウ風、ウスベニコヤガだっけ?とハカジモドキ系
カメムシが多かった、ツマキリヨトウ系



ちょっと不明な蛾。今のところ、調べる気が起きない。。。

さて、この夜注目、蛾LOVEフェロモンの効果は・・・



これは効果抜群だ!当地で会えそうな他の蛾を差し置いて、予想外の種類の連続だった!

ナシモンエダシャク、シラホシヨトウ
アカモンドクガだっけ?、オオシロテンアオヨトウ(既見でした・・・ちゃんと見てなかった)
サツマキノメイガ、フトスジエダシャク

この場所で5種新顔とは、最近、まず無かったことだった。
当方も行った甲斐のある夜となった。

皆様、お疲れ様でした。またネットでお会いしましょう。