ここのところ気温の上がると言う予報が今一つ当らぬことが多く、
なかなかフィールドに出るという感じにもならなかったが、やっと
15度を超えるようで天気もさほど悪くなさそうなので、越冬明けの
トンボを探しに出かけた。
出かけた先で程なく見つけたのがこの個体。
まだ日照のコントラストがきついために、最初は影に目が行ってしまって
すぐに見失ってばかりだったが、何とか射程におさめて写すことが出来た。
今年の被写体一号はホソミオツネントンボ♂だった。
今回は後見役として200マクロを持参したが、基本は先日テストしたヘリアー
にT86の組み合わせということで臨み、結局そのレンズだけのショットになった。
先日のテストではまずまずの成果を見せていたヘリアー+T86だが、開放では
やはり収差を起こしやすく、画面端の方では流れる傾向が見られた。
ヘリアーのホットポイントf4.5あたりでは奇麗に解像するものの、専用マクロ
の安定性には及ばないので、時々シャレで使う程度にとどめた方が良いだろう。
ちなみにQにも魚眼をつけてチャレンジしたが、斜面にて体勢をキープするのが
思いのほか難しくて寄り切れず、うまくとらえられなかった。
まだ本格シーズンイン前で気力も充実していないのもあり、その後はその辺の
題材で試し撮りを若干行った。
帰りがけ、魚眼で蛾でも。。。と別場所に立ち寄り撮影。
時期が半端なのもあり、ヒロバトガリエダシャクの他は、アトジロ、ホソバトガリ、
トギレフユ等のエダシャク、春カバナミ、春ナミシャク、カシワキボシっぽい小キリ
ガ等がそれぞれ1、2頭見られた程度。Q一台に色々くっつけて写したので自由が利
かず、気力もイマイチでライティングがうまく行かなかったが、そこそこ面白いショ
ットが撮れそうだ。
シーズン当初は色々な小道具をフィールドに持参したりするが、あまりアイテムが
多いとまごつく元なので、シーズンインに向けてうまいことシェイプアップしてお
きたいものだ。
そんなことを言っておる間に、あと半月もすればシーズンインになってしまうが、
カメラも買ったばかりだと気を使ってしまってなかなか思い切った撮影行動に出ら
れないので、早いところ体になじませておかないと。。
全くうかうかしていられないものだ。