Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

初夏のトンボ

2012年05月30日 | トンボ


そろそろイトトンボなんかも撮りたいのだが、この時期は川のトンボ撮影が面白くてどうしても他に行く気が起きず
川にばかり足が向いてしまう。



やっとQに慣れてきたのか?落ち着いてファインダーを覗くことが出来るようになってきた。
まだピント合わせに神経が行く分、バックにまでなかなか気が回らないが。



毎年のことながら時既に遅しでホンサは枯れて樹上の存在となり
納得の行くショットを追求できるのはアオサばかりになる。



毎年この時期、ミヤマカワの夫婦が一組佇んでいる場所では、ここ数日の雷雨のためか?♀のみがひっそりと
見られた。



心配していたアオハダもやや少なめながらそこそこ出てきている。



雰囲気ショット?フレクトゴンの神通力が落ちてきたのか???どうも冴えない。



川と言えばこれは去年の画像だが、今年は行く気力があるかな~。。。もし機会があれば長時間露光も
面白そうだがめんどくさそう(笑)



谷筋ではサラサが飛んでいた。いつもなら業を煮やしてさっさと切り上げるところをちょっとだけ気長に
待ってみたら少しはシャッターチャンスがあったが、気力不足で成果は今ひとつといったところ。



サラサ撮影の合間に見つけたシオヤ未熟。

レンズとボケ

2012年05月28日 | トンボ


左から35mm / 90mm / 200mm(4月の画像より)
バックの距離がどのくらいだとどういうボケ方になるのか?実地で的確に判断できれば、レンズの
持ち味を発揮できるのだが、実際は(メイン被写体に気が行くので)なかなか難しいものだ。

昔と山

2012年05月27日 | トンボ


クロスジギンヤンマは止水域流水域を問わずしたたかに生息域を広げているヤンマである。
昔秩父の渓流に春の流水性トンボを求めて出かけたが、どこへ行ってもクロスジギンの姿ばかりで
がっかりしたことがある。しかし割とどこでも見かける種類ほど、いざ撮影となると困ることが
少なくない。このヤンマはまず撮影に適した確実な生息場所を探すのが難しい。



今年もはや、新緑にみずみずしいトンボが飛び交う五月がもうすぐ終わってしまう。
6月を過ぎると何となくだが晴れても空(気)に透明感なく気怠い感じのイメージに支配される。
今シーズンも隙をみて地道にいろんなトンボに会っているが、春の身近なトンボで出会って
いないのがまだいくつかいる。そこで今期未見種を見つつ、色々な種類の撮影を楽しめそう
な場所に出かけることにした。
今回の目的はムカシヤンマとヤマサナエだ。
ムカシヤンマは、生息地が少なく出現期間も短いので見逃してしまうことの多いトンボ。
ヤマサナエは今期まだ「里山環境」をちゃんと探索していないので出会えていなかった。

目的地に着いて早速探索を始めるが、ムカシヤンもヤマサもなかなか現れない。
しかし色々楽しめる場所なのでヤンマの撮影で時間をつぶして本命出現を待つことにした。



このところそのソフト描写にはまって70-200ズームばかり稼働していたが、速写性を考えるとヘリコイド回転方向と
レンズ本体の軽さ、解像の確実さ、そのまま近接可能などの点から今回は200マクロが久々のメインレンズとなった。
サラサは近づきやすいが気に入ったショットが撮れるかどうかは当のトンボの機嫌次第?ということになる。
今回数頭が見られたが、いずれも落ち着き無くじっくり撮影できなかった。
そして課題のクロスジギン。今回は少しは落ち着いて撮影できたが、まあまあ許せる程度のカットしか撮れず。
またの機会を楽しみにするとしよう。。。

そんなこんなで小一時間経ち、そろそろムカシヤンでも降りてくるかも?と場所を移動しようとしたら
いきなり上から降りてきて我が服の肩口に図々しく止まる姿が。。。ムカシヤンだ!
首から下げていたコンデジで写し取ろうとするが、残念ながら飛び上がって別場所に止まってしまった。
全くいつもながらのパターンである。



その後は比較的好調で何頭かのムカシヤンを見つけて写すことが出来た。



おなじみ電柱に止まる姿。この電柱が気に入っていたようで、何度か飛び立ってもまた同じ電柱に止まっていた。
ムカシヤンは今ひとつ生理の読めないトンボで無神経なのか神経質なのかわからないところがある。このあとコンデジ
で数センチまで接近しても全く動じなかったが、更にその後飛び上がってまた戻って止まり直したときに足が滑ってう
まく止まれなかったのが気に入らなかったようで、そのままどこかへ飛び去ってしまった。

そういえば試用していたLR4の使用期限が切れそうなのでアップグレード版を通販で取り寄せた。
下のショットは補助光を使うのが面倒でそのまま写したため、トンボが黒くつぶれてしまった原画と
LR4で補正ししたもの。



左が原画 右が補正後。おおよそ4EVの照度差があり、彩度やノイズなどでだいぶ無理は出てくる。
まあ通常はここまで無理のある補正現像はしないが、この程度も可能ということで。

LR4の売りであるシャドウとハイライトはなかなか強力だ。
色飛び再現のハイライトもさることながら、シャドウはLR3の「補助光効果」とは一味違い、画像を
アンコントラストに陥らせること無く、より自然に暗部を持ち上げることが出来て秀逸。各パラメー
タをうまく組み合わせれば昨今流行のHDRと同等かそれ以上の現像結果を導き出せるかもしれない。

ところで、ムカシヤンマは見つけられたが、もっと簡単に見つけられると思っていたヤマサが全く現れない。
これはまた後日別場所でのフィールド計画を練らねばか?と思っていたら、申し訳程度に一頭だけ現れた。



「里山」の顔でもあるヤマサ。とりあえず今年も姿を見ることが出来て安心した。

静か動かそこが問題だ

2012年05月26日 | トンボ


春のトンボもそろそろ最盛期を過ぎる頃合いとなった。
手の届く範囲にいる種類を手当たり次第写すという動きはどうやら一昨年をピークとして一段落
しつつあり、今シーズンは食指の動く被写体をとにかくじっくり写す方向にシフトしつつある。
春のあんなトンボやこんなトンボへの色気も少しは残っているのだが。。。



一昔前は発見されると同好会誌に載る程のものだったが、最近増えてきたのか?割と良く出会う。
ツノトンボの類は灯火に飛んできたり、草原で弱々しく飛んですぐ草に止まるイメージがあるが、
この「トンボ」は、天気がよくて気温もそこそこ上がってくると止まることなくずっと飛び続けて
いる。飛び方がなぜかムカシトンボに良く似ていると感じるのは自分だけか?



ここ数年なかなか良いチャンスに巡り会えないのがクロスジギンヤンマ。久しぶりにじっくり飛翔を
狙いたいと思って出かけた訳だが、姿は見かけるものの落ち着き無く移動するのでじっくり対峙できない。



クロスジギンを待っている間他の被写体が当然目に入るのだが、他の被写体でついつい興に乗ると、
レンズ交換もしたくなってくる。レンズ交換の手間を省くために2ボディ稼働したいところだが、そうすると
機動力が落ちてしまうので今シーズンはワンボディ+コンデジでフィールドワークをしている。それでも
被写体にやっと近づけたと思ったら首に下げたコンデジがガクンと落ちてしまい、それに驚いて逃げられる
というケースもある。



今回のようにメイン被写体のチャンスがなかなか巡ってこない時に他に色気がある場合は逆に困ってしまうのだ。
ここ数年の春の課題であるクロスジギンの飛翔か?最近マイブームの静物撮影追求か?どちらも片手間には出来ない
ことだ。




今回やたらと目についたのがハラビロトンボ。この♀は全く人を恐れずこの棒が大変気に入っているようだった。
せっかくなので色々と静物撮影を楽しませてもらった。



コサナエも今がピークのようだ。所在無さげに水辺に佇む姿を印象的に写し取るのが目標だが



水面のイトトンボも活発になってきたので、これにも撮影意欲をそそられる。



結局、ヤンマの撮影チャンスは殆どなく今回は静物撮影に終始した。

近所の川

2012年05月24日 | トンボ
割と近所に最近ちょっと気になっていた川があるのでちらっと覗いてみた。
本来平地の小川にいるようなトンボが見れたら面白いと思っていたので、新たに取り寄せたブーツチェックも
兼ねて川におりてみた。
川はごく浅く砂礫底だった。ホンサとかいたらと思っていたが、それにはあまり向いていなさそうだ。
またカワトンボがいたらとも思っていたが、これも見当たらず。
しかしほどなくこの姿を見つけた。



砂礫底だからまあいてもおかしくないが、近所の川で見ると少し得した気分だ。
しかしその後が続かず、他に見かけたのはギンヤンマとシオカラトンボのみ。
今回覗かなかったより上流も面白そうなので、また機会をもって覗いてみたい。

その後は場所を移して渓流サナエの姿を求めたが、時間と天候が半端だったのもあり、
トンボ以外も含めこれといった被写体は見当たらなかった。



ファインダーを覗いて撮ると構えた(覗いた)角度によって意図した配置にならないことが往々にしてある。



これもその一例で意図せずトンボの尻尾の方に空間が出来てしまった。この場合はバックの感じが割と面白くなったので
そんなに気にならないが。。。意図した構図とずれていることに気づきこのあとアングルファインダーを稼働したが、こ
ういう追いかけっこになってしまう被写体だと近づくだけで大変で、成果を上げるには時間もかかりそうなので程なく撤収した。

さて肝心のブーツだが、履くのは楽だが脱ぐのはやはりあまり楽ではないというのが実地でわかった。

サナエ三昧

2012年05月23日 | トンボ


先日採用したブーツはそこそこ軽快だが脱ぎ履きに問題があったので、ファスナー付きのものを新たに取り寄せた。
今回はその使用感を試そうと思って出かけたが、何とも間抜けなことにその新しいブーツを玄関に置き忘れてしまった。
仕方が無いのでサンダルのまま水に入って撮影と相成った。サンダルも悪くはないのだが、やはり水の抵抗は若干ある
ので次の機会こそ新しいブーツを試したいと思う。





3枚目は稼働の少ないQ+StandardPrime01(標準レンズ)でAF撮影。背景の選び方が難しいので、じっくり写せる
アカトンボで活躍の予定だ。先日どうもピリッとしなかった水辺のサナエ撮影だが、今回ももう一息な感じだった。
それにも関わらず水辺のサナエ撮影で思いのほか時間を食ってしまったので、場所を移して後発組を探すことにした。




清流の顔でもあるアオハダなど先日まで見かけず心配していたが、今年もどうやら初夏のトンボは遅れ気味のようで、
やっと数頭が水辺にたむろするようになった。後発(初夏)組は大体一週間程遅れたようだ。

そろそろ引き上げようかという段になって足下から小型のサナエが飛び立った。
今回はマークしてなかったがどうやらヒメサも羽化のピークを迎えつつあるようだ。
この辺では早い年で5月半ば頃からなので、これも数日程遅れた感じだろうか。
しかし早速写そうと探して歩くそばから次々と飛び立ってしまいなかなか撮影できない。



羽化探索途中に産卵に出くわす。
しかし自分はこの手の生態写真にあまり燃えるタイプではないので適当に撮影してしまった。



更に進みふと足下を見るとアオサナエがいた。緑が鮮やかな個体なので思わず撮影をはじめたが、最初は向かい合わせにヒメサが羽化して
いたことに気づいていなかった。自慢じゃないが自分はそこそこ探索能力は高い方だと思っている。でもサナエ羽化とアオヤンマだけは
別物でなかなか見つけられない。これは面白いカップリングショット!とサイドショットを狙うが、うっかり咳払いをしてしまったらアオサ
には逃げられてしまった。こんな撮影機会は滅多にないので残念無念!!!である。



しかたなく月並みだが最近ちょっとマイブームのソフトフォーカス系ショットを頂く。



ドキュメンタリータッチのショットと叙情的?なショットも頂いた。



コサナエに出逢う

2012年05月19日 | トンボ


前回のサナエ撮影でレンズをもう一つ稼働し忘れていたのがどうしても心残りで出かけることにする。
せっかくなので再びQ+fisheyeでも撮影したが、今ひとつ集中力が足らなかったようだ。



もう少し引いて画面全体のバランスを重視したショットも撮ったが、少し離れるとビューファインダールーペ
でもピントの山がつかみづらい。もうすこしQのシャッター間隔が短ければワンチャンスでより多くの枚数を
写せるので良いのだが。。。どうも毎回悔いを残してしまうが、これがまた次の動力源になる。



前回稼働し忘れたレンズでは、去年のショットとは一味違った雰囲気で画面におさめることが出来た。




渓流でサナエ探索。ムカシトンボの生き残りらしい個体もちらっと見かけたが見失う。
クロやヒメクロは残念ながら現れず、流畔にてがんばっていたのはダビドだった。



身近に会えるけれども会えたときにとてもうれしい。コサナエはそんな存在である。
しかしここ数年あまり見かけなくなってきていて寂しい。
そういえば今年もまだ会っていなかったので会いにいく。



数は少なくだいぶ成熟していたが、自分なりにそこそこ気に入ったショットも撮れた。



ちょっと叙情系を思い出してみた。

魚眼撮り

2012年05月17日 | トンボ


今ひとつ花のないトンボに比べ蝶は何と画面を華やかにすることか。まあ何でもそうだが、トンボの画像を量産すれば
またトンボか~ということになりかねない。トンボだけでも飽きられない画像を目指したいと思っている。



フレクトゴンの描写力がますます冴えてきている気さえする。



Q+03フィッシュアイで是非やってみたかったものの一つがサナエの魚眼撮りだ。
まずサナエは寄るのが極めて困難。縄張り活動中河岸に静止していても、何かテリトリーを侵すものが現れると
すぐに飛び立ってしまう。縄張りの範囲が広いので一旦飛び立つと止まっていた場所に戻ってくることはあまり
多くなく、サナエと追いかけっこになりがちだ。ただ人間のことは基本的に意に介さないようであるから、一度
近寄れればさほど苦労なく5センチ以内にも近づける。しかるに問題は止まり場所だ。今回は水際ギリギリでの
ショットが押さえられなかったのもあり、自分の今の腕(ロケーション判断能力)では画面構成がうまく行かな
かった。また機会があったらちょっと月並みではあるが今度は流れの石に佇む姿を狙いたい。

水に入っての撮影にはウエイダーが役立つが装着すると俊敏な行動がしづらくなるうらみがある。
色々方策を考えてみたが、要は水にぬれても気にならないものを装着すれば良いとの観点が浮かび、安価で揃えら
れるブーツとパンツを取り寄せた。今回はそのテストだったが、確かにウエイダーより動きやすいし手軽だった。
泥沼でなければこれで行けると思ったが、手に入れたブーツは当然ついていると思っていたファスナーがついて
いなくて脱ぎ着が大変だった。最終的に川でブーツを洗うときにサンダルで川に入ったが、川だったらサンダル
でも良いのでは?と思ってしまったが。。。笑い(そういえば、4年前関西夏サナエを見に行ったときはサンダルで
砂浜を歩いて撮影したのだった)まあ、水の抵抗はブーツの方が少ないので、ファスナー付きのブーツを取り寄せる
と良いと思った。



70-200望遠端開放でのやわらかアオサナエ。



相変わらずなかなかびしっと決められないホンサナエ。望遠端5.6で狙ったが、絞り込むとどうしても心に油断が生じて
ピントを外すことが多く、数枚撮った内、この一枚しかピントを合わせられなかった。

「五月」

2012年05月13日 | トンボ


数日吹き荒れた風もやっと治まり五月らしい気候となった。



ホンサナエは既に成熟してしまい、今年も若くて黄色い個体を撮り損なったが、
70-200望遠端でのソフトな描写を試すことが出来た。
右はf5.0まで絞って160mmで撮影。
それにしてもどうもホンサ撮影では後ピンになってしまう傾向があり、今回も微妙に後ピンショットが多かった。
サナエのサイドショットはイトトンボと同じくらい難しいのかもしれない。



川も落ち着きを取り戻し、遅れ気味の羽化がちらほら見られる。



久々に200マクロを稼働。右はフレクトゴン。



Q+fisheye。入り組んだところで定位することが多く(そりゃそうだ)、背景をうまく調整しづらい。



時々水たまりが出来るような荒れ地で見つけたハラビロの殻。幼虫は畑にも棲めると聞いたことがあるが、乾燥耐性は相当あるようだ。
ただ耐性にもさすがに限度があり、春に雨の多い年には全般に発生数も多いが少雨の年には少ない傾向が見られる。
帰り道にふと立ち寄った水辺で、水深の浅い溜まりでシオカラトンボ、遷移が進んで湿地になったところでシオヤトンボと奇麗に
済み分けているのを見かけた。ある意味当たり前のことだが、今更ながらホホウと思った。

クロサナエ

2012年05月12日 | トンボ
カメラリュックを新調した。
今まで使っていたのは、ホームセンターの数百円のもので二代目。一代目は昨夏に機材と共に盗まれた。
それに比べれば、4K程と決して安くはないが、まあ安いものだ。
実地での使い心地、使いこなしのためにも試したかったのだが、色々野暮用あって中5日。
使用頻度の高い物を上部に集中させたことで、リュックを降ろさずとも事が足り、足下の
おぼつかない場所でのレンズ交換などさほど不便なく出来そうだ。何度も付け外しする
ようなものは、ケースに入れずにリュックに収納すると良いだろうということが今回の
実地での教訓だった。



地元で運悪く見逃したために結局昨シーズンは相見えること無かったクロサナエ。
過去に気に入ったのが撮れているし、証拠写真モードはもうナシのつもりだったが、何しろ二年ぶりなので
ついつい証拠写真モードから入ってしまった。。。若い個体は黒と黄色のコントラストが実に見事だ。
クロとヒメクロの春の渓流サナエは、夏サナエに比べ発生数が少ないようで、随分気をつけて探さないとなか
なか見つからないし、発生期間にタイミングを外すとまた来年ということになってしまう。



Q+Fisheyeにてパンフォーカス。Fisheyeレンズはマニュアルフォーカス限定ゆえ、今ひとつ頼りないビューファインダー
ルーペが頼りだ。(日中光下で無ければビューファインダーなしの本体液晶拡大表示で行ける。今や老眼鏡必須だが。。。悲)



(左 フレクトゴン 中 70-200mm 右 Q+StandardPrime標準レンズ)

相変わらず幻想的な描写にはまりっぱなしのフレクトゴンと、便利でボケ味の良い70-200を主体稼働している。
今回はQのスタンダードプライムもトンボ撮影に久々稼働したが、バックを選ぶのが困難な状況だったので、普通のコンデジ画像
みたいなのしか撮れなかった。(スタンダードプライムレンズの特権であるオートフォーカスは意外とよく効いた)
カワトンボは環境の照度差に泣かされるケースが多く、広角系で写すとバックの選択が難しいが、フレクトゴンでは予測できない世界を
映し出す可能性を秘めていて面白い。今年いつの間にやら自分のテーマとなっている(笑)「混沌」を今後も追求したいレンズだ。
70-200mmは、200ミリでf2.8を選べることと、それによる絶妙(微妙ともいう)な解像感とボケが捨てがたいし、200ミリ以下70ミリ
まで好きな画角が選べる。重いしズームレンズ由の解像力を考えると200マクロには一歩譲るレンズだが、今シーズンは自分の予想以上
に見直している。堅実な200マクロもそろそろ現場復帰させたいところだが。。。


豪雷雨

2012年05月06日 | トンボ
ゴールデンウイーク後半も今日で終わり。
結局晴れ渡ったのはこどもの日だけで、6日は朝からどんよりした曇り空となった。





このところの大雨続きで川の観察環境はすこぶる悪化しこれといった成果を上げられない。
昼近くになると遠雷が聞こえはじめたので撤収。ほどなく土砂降りとなった。
空はどんどん暗くなり夕闇のようになったのでヘッドライトをつける。



土砂降りの中をドライブするのは結構好きだが、この雨でまた河川環境は悪化したことだろう。
やけに雨の当る音が大きいので面妖しいと思っていたら、どうやら雹が混じっているようだ。
何年か前の秋、ガ探索の夜業で深夜の奥秩父をドライブしていたとき、突然パラパラという音とともに奇麗なあられが降ってきた。
あられを見るのははじめてのことだった。車を降りて辺りを見回すとたくさんの山鼠が落ち葉の間を忙しく走り回っていた。



そんなことを思い出しながら走っていると、30分ほどで雨はやんでしまった。
せっかくなのでフィールドを続行。



その後一時は晴れ渡ったものの、また黒い雲が押し寄せてきて天気はすぐに悪くなったので今度は本当に撤収した。


日本晴

2012年05月05日 | トンボ
ゴールデンウイーク後半。
やっとまともに晴れ上がったが、あいにくと寝坊してしまった上に油断して崩してしまった体調も戻らない。
早いところ体力と集中力を取り戻さねばなるまい。




ムカシトンボにヒメクロサナエ

ここのところ200マクロは留守番が続いており、70-200稼働が増えている。
それはそれで一台で小回りが利いて良いのだが、せっかくのチャンスも自分の居場所が悪くて微妙に外してばかりだ。

ところで、出先でふと気がつくと機材を入れた安リュックが破けていた。。。(大汗)
出がけにレンズ選定の際、ヘリアーなど二番手以降の機材は置いていったし、一応チェックした限りでは落とし物はなさそうだが、
破れに気づいたときフレクトゴンがもう少しで落ちそうになっていたので焦った。
昨年は盗難紛失だったが、今年は落下紛失なんてことになったらシャレにならないので、
とりあえず応急処置をしてもう少しマシなリュックを調達した方が良いのかも。



シオヤトンボにれんげ草。あとはコサナエか。。。

雨の止み間

2012年05月04日 | 










雨の止み間、買い物ついでにちょっと道草をして被写体を探した。トンボは結局二頭しか見かけず、写真にも撮らず。



これはQに03フィッシュアイで撮影。03レンズはメーカーでは一応トイレンズ扱いではないが、純正高品位レンズには分類されていない。
それでも解像力に優れ、画像が破綻すること無く、アウトフォーカスの部分まで奇麗に結像していて、とても繊細な描写に感心するが、
かえってそれが実直すぎてつまらなく感じてしまうこともある。
Qももっと使って体になじませて面白みを見いだしていかねばと思うが、シネレンズとかの方向には進まないように注意したいところだ(笑)。
KQマウントアダプターが出たらQの解像度を活かした撮影が出来るのでは?と楽しみにしているところではある。早くて夏頃か。。。