Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

最近の空間系(主にリバーブ)について

2020年12月31日 | その他

つい最近無償配布されたもの。結構いい感じだと思う。これの上位版?がWavesのイチオシか?
ぐいたーのリードとか存在感がアップする。

PCM70ぽい外観が良くてとりあえず揃えたもの。リバーブのサンプリングかな?合理的な構成だがまだほとんど使ってない。かかり方はPCM70というよりはPCM60の雰囲気に近い。何となくかかってるかなー?という感じ。

3年くらい前にタダで配っていた。リバーブ的にはやや薄い感じがする。

今年のExponentialの投げ売りは酷かった(笑)。認証は一個のみだが1000円程度で買えるので複数買うのもアリかも?音の滲み方が独特と評判だが、リバーブで厚みを出すと言うのとはまた違う感じがしてなかなか難しい。このシリーズは後日Nimbus,R4も1000円前後で安売りしていたので結局揃えてしまったが、そんなにいいかな〜?という感じでメインで使う事があるかどうか不明(笑。

二本のマイクを動かして音場を操作でき、学習素材としても活用されているらしい。
使うのが楽しそうで、この音場からすると中規模の感じを出すのに活用できるのか?
まだ活用できていない。暇だったのでちょっと使ってみたが、奥行きを出すのに良いかも?

安いのに音が良い!と評判のValhallaでVintageverbと人気を二分?する存在。
要はリバーブ音がデカい。昔デモったWave Artsのリバーブも音がデカいだけで
クライアントに評判が良かったが、このVaihalla Roomはリバーブ自体が濃いの
でしっかりかかるイメージである。ただ気のせいか?若干、工業油っぽいテイスト
を感じてしまう。
このValhalla Roomは2023年にバージョンアップして、何とローカットがついた!
従来はできなかったので後段にEQを噛ませていたわけだが、このローカットが
よく効くのでEQ要らずとなったのはありがたい。ローカットを上げていくとかなり
スカスカになってリバーブ感が明らかに薄れる。リバーブも色々揃えたのでリード
音などにどのリバーブを使うか?という贅沢な悩みを昨今抱えるわけだが、本プ
ラグインも有力候補の一つである。

 

H3000をはじめとしてかつての高嶺の花だったEventideだが昨今はプラグインで
身近なものになっている。
このSP2016は自分の手持ちでは最もリバーブらしい効果を期待できると感じている。
フェニックスも悪くないがこのリバーブの音の濃さはAMSとも通じるものがある。

数年前に無償配布されたもの。SoundToysは軽々しいメーカー名の割には高いと言うイメージが昔からあったが、度々無償配布されるので気がつくといくつか手に入れていて、結局フルセットで揃えてしまっている。エコーボウイジュニアをはじめとして使えるプラグインが多いので結構信頼している。このリトルプレートも実に合理的なつまみ配置で使いやすそう()。

リバーブ+モジュレーション的な使い方もできる。メインに使うよりも例えばドラムの
擬似アンビエンスとかに使うと面白かった。

2020年のベストフリープラグインの一つに数えられているが、実際、フリーにして
おくにはもったいないクオリティだと思う。純粋なリバーブというよりエコー系のイメ
ージもある。これと同じく同社のフリーウエアである SpaceModulatorもかなりいい。
両者とも特にコーラス系のエフェクトが素晴らしく、Padにかけると最高!(Wavesの
ダブラーとかよりも全然いいかも?)

安価で手に入れたのかフリーだったかもう忘れたが、そこそこいい感じだった。

叔父と来て・・・という宣伝文句がなんだかいい(笑)。シマーリバーブ+オクターバー的な使い方もできる。そんなに使う機会はないが、シマーを利用したPADなんてのも面白いし、めちゃくちゃ溶けている音から徐々にリアルにシフトするような効果も作れるのでたまに使うと面白い。

2020年末に無償配布していた。このメーカーのものはフリーのしか持っていないが
面白そうなプラグインが多い。
ちなみにこれはめちゃくちゃ重い(笑)・・・1.0.2アップデートでだいぶ軽くなったようだ。
いわゆるグラニュラー系。

20年近く前の手持ちでは最強だったリバーブ。一応敬意を表して。。。
昔のSRVみたいにリバーブのEQをプラス方向に変えられるのがいい。
特にハイをもちあげてきらびやかにできるのは大きい。20年ほど前、モコモコの音だった
Unityのサンプルにかける時に非常に重宝した思い出がある。最近もこの高域強調を
利用すべく使うことがたまにある。

これは確か無償配布。音は結構いいと思う。

これも無償配布。かなり良かった気もするがほとんど使ってないので覚えてない・・・。
純粋なリバーブというよりもリバーブ+モジュレーションみたいな感じのプリセットが目に付く。

このメーカーのはとにかく薄っぺらい印象が強くて実戦向きではない気も若干するが、
GUIも含めて面白いのでたまに立ち上げて眺める分にはいいかも?最近暇なのでちょっと
使ってみたが、トリッキーな効果も含めてこれはかなりいいかも?いつも大安売りをしてい
るイメージがあり、定価の95パーセントオフとか当たり前な感じがする。
これは2.95GBP(426円)で買った。

フリーでは評価が高いと思われる。実際にちょっと使ってみたが、実直なイメージを感じた。
まあフリーなので細かい調整はできないため、ほとんど使うことはない。
他にもフィルターとか時間軸に合わせてスイープさせたりできるので結構使っている。
同社のJupitar8シミュが面白そうだがこれは有償でそこそこ高いので入手はしていない。

RELABと言えばレキシコン480だがお値段もそれなりなのでなかなか
手の出るものではなかったが、エッセンシャル版が安くなっていたので
これは持っておこうかな(笑)とポチってしまった。
早速使ってみたが「RECスタジオのあの音」がする(笑
元々480は綺麗すぎてそんなに好きじゃなかったがヴォーカルとかに
あてるのにちょうど良い気もするしプリセットが4通りXいくつかしかなくても
これで十分かな。
他のリバーブプラグインにない輝きを持っているのでたまに使うとハマる。

2Cのリバーヴは評判がいいが重いという話もありなかなかデモる気にもならなかったが、
最近デモってみてびっくりした()。このBreezeはCPUにも優しい。
自作曲のストリングスにかけてみると、原音との一体感が他では得られない感じで、また、
他のリバーブではなかなか出せなかった奥行き臨場感がしっかり出たので感動した。
特に音像配置シミュレーションPrecedenceとのコンビネーションが強力で、両者を立ち上
げて遠近設定を同期できる。Precedenceは位相がちょっとおかしなことにはなるが逆に
それによって定位に立体感が出たりしてBreeze込みでなくても立ち上げたりもしている。
DryWet比率設定(左下)で単なるDryWetにしないBalanceというモードが選べるが、これは
ERとLateの比率を調整するものでまさに音源が任意の音場に置かれたような感じになる。
上の画像はPrecedenceとの連携時に設定する距離の値で、連携することによって前述の
Balanceは解除される。
2Cには他に有名なB2やAertherといった負荷の重い高品質リバーブがあるがB2はパッと触
った感じでは綺麗だがやや薄い(洗練された感じ?)の印象、Aertherは非常に濃密な感じが
作りやすいが、ギミック向?という感じもした。

22年BFで半額になっていたので入手した(よく見直したら本製品は35%オフだった 笑)。
何でも割と最近はゲーム系などのオケ関係はこれが主流らしい。自作曲に使ってみたところ、スト
リングスへの馴染みが素晴らしく、奥行きと繊細感を出してくれた。また、ドラムの擬似アンビエンスとしても有用で、それらの用途においてBreezeを凌駕すると感じた。まだそんなに使い込んではいないが、現状手持ちのリバーブでは最高の位置付けにあると思われる。

EMT系なのかな?よく知らんが、プレートリバーブのシミュレート。他にも、Arturiaとかが一時
フリーで配布していたが、これもフリーで配布されたと思う。ソロリード系にインサートして適宜
かけるといい感じにウエットになる。

【イラストAC】年賀状-2023年


最近のプラグインインスト(主にシンセ)について

2020年12月29日 | その他

Matrix-12 V ArturiaのVコレは個人的には持つ魅力を感じないが、Matrix12は本物に憧れていたので欲しくてセール時に入手してしまった(笑)。ちなみに本物はXpanderを持っている。80年代当時Xpander2台分と思っていたがオシレーターが二基なのは変わらない。音の硬いイメージのあったArturiaにしては滲むようなアナログな音が出るのは良い。Obie特有の分厚いPAD音を期待したがプリセットはそれほどでもなかった(尤も、XpanderのPADは元々ウネウネした所在ない感じの音なんだが・・・苦笑)。GUI的にはパネルの緑文字が滲んでいないのが不満である(笑)。ハードの定価は100万くらいだったかな?2021年秋頃にやっと出番があり、PADの音色で活躍してもらったが、なかなかいい感じに溶け込んでくれた。そんなに意識していなかったが、負荷は結構かかるようで、reproよりも若干重いかも?

U-heと言うメーカー名が個人的にダサいと思っているのと、repro-5と言う文字がかっこ悪いので本物のプレートを嵌め込んで使っている(笑)。去年(2019)のNI提携半額セールで1と共に入手。特に1は自作曲でそこそこ活躍してくれた他、レコーディングでもリード音で活躍している。
ハードの売価は170万くらいだった。

 

一番最近揃えたPAのEDM向きシンセ。DS Audioはタントラが有名でそこそこ評価が高く、いずれ機会があったら手に入れようと思っている。このThornもなかなか入手するタイミングが掴めないままだったが年末のセールでやっと入手した。グリッチ系はもちろん得意だがいろいろいじって見ると意外と分厚い広がった音や綺麗なPADも普通に出せるので結構使えそう。EDITも感覚的にやりやすい。ただ、自分のシステムだと挙動がちょっと怪しい。

オルガン音源は、今までなかなか痒いところに手の届くものがなかった印象だが、これは結構強力そうだ!と思いセールで入手した。後日国内でもう少し安く出ていたのは惜しかった(笑)。ロック系の音が欲しかったが、今までで一番それっぽい音なのでサンプリングしてKronos2に入れているが、実際のバンドの中ではまだちょっときついかも?負荷は結構高め。

元々PPGは15年くらい?前にWaldolf Edition(15Kくらい)を箱買いしたのだが、その後wave2.vがフリー?で出たもののGUIがダサくなってほとんど使わず。最近3.Vがセールで出ていたのに目が眩んで音は同じなのに入手してしまった(苦笑)。サンプリングの波形もたくさん入っているがどれも往年の短いループ付きのものであまり使う気にはなれない。ハードの定価は250万くらいだった。

購入当初DPに立ち上げると落ちてしまい、PAに問い合わせたところVSTならOKと言うことだった。問い合わせる前にすでにVSTで立ち上げに成功はしていたのでがっかりしたが、後日のアップデートでAUでも立ち上がるようになった。i7では結構重かったがi9ではそうでもないかも?強力なシンセブラス(笑)が出せるのでいつか活用したいがまだ出番なし。特に同社のLindell80のコンプをかますとアタッキーでいい感じになる。

つい最近フリーで配布されたもの。これでほぼV-コレの全容が掴める(笑)。
オルガンのプリセットが結構使えそう。E-muのダイジェストでは80年代半ばによく使われた
シャクリオケヒットの音も入っていて楽しい()。

フェンダーローズ音源としてはかなり懐かしい部類に入ろうか?最近のセールで入手。年月を経ても勝負できるなかなかの音だと感じた(昔は評価が高かった)。エレピはあまり使う機会がないのでそのうち活躍してもらいたい。ちなみにスーツケースは今も実家に置いてある。最近、自作曲でモデリングのラウンジリザードから差し替えたらしっとりとして有機的になりなかなかいい感じになった。

最近フリーで配布されたもの。久々に立ち上げたらオペレーティングシステムが変わったので云々と出て立ち上がらず焦った。まさかTHとかではないよな・・・。
出音はなかなか太い感じで使えそう。

音は少しデジタル系のざらつきはあるけど結構いいと思う。このシリーズ?のハードはカラフルでちょっと憧れていたのでセールで入手した。てっきり元のハードがあるのかと思っていたが、Largoは元からソフトだけのようだ。ハードは黄色いやつが好きだったけど名前はなんだったかな?(今思い出した。Qだった。)

いつの間にか入っていたので多分フリーで配布されたものだろう。オープンソースで多くのユー
ザーが意欲的に参加して完成度が上がっているようだ。色々な音が作れるが、エフェクトのアン
ビエンスが結構いい感じに使えそう。GUIもカッコよくなっている。プリセットに使える音が結構あ
り、オーディンよりもいいかも?

コレはもう3年くらい前に入手したもの。味気ないルックスだが、意外とコレが使えそう。
まだ使ってないが・・・結局現在は外し中。

ハードは知っていたのと相当安かったので入手したが、コレ系は別で事足りるので
まだ使ってない。立ち上げの時に発せられるメッセージ「機密情報云々」がちょっと
怖いのであまり立ち上げない(笑)。現在は外し中。

その昔Poly800オーナーだったのもあり、コレは持っておこうと思いフリーでダウンロード。
同社はフリーでコルグを中心に往年のシンセエミュを配布しているがどれも素晴らしい
出来栄えだ。現在は外し中。

今となってはオールドの部類に入ってしまうであろうプラグイン。当時(10年以上前?)デモ版を使ってみて他メーカーのエミュレーションに比べて音が滑らかなのでいずれは欲しいと思っていた。夏頃だったか?思い出したかのようにセールしていたので入手。ピッグウエイクマンのプリセット(同志とか色々)も入っているが、こんな音だっけ?とか思ってしまった(笑)。軽くポルタメントのかかったフィルター絞り気味のオクターブリードを作って(edit中にマウスポインタが消えてしまうバグがあるので騙し騙し...)自作曲に使った(元はSylenth1+miniFilterだったのにプラスして芯を出した)。尚、ハードは今も実家にある。

 

22年末、セールをしているとの情報を得て手に入れてしまったLegend(笑)
MiniMonstaでもそこそこ満足はしていたのだが、操作に対する反応の不安定さや余計な
付録?の多さにちょっと不満を抱いていた。最近SoftubeやCherryAudioからも最新の
MiniMoogエミュが出ているが、Synapse Legendを超えてはいないようだ(笑)。
実際手に入れてすぐに使ってみたが、たとえば自分がよく使うフィルターを絞り気味の
オクターブSAWLead音を作ってみて、芯の強さが違う!と感じた。また、「裏パネル」
で音量、音色などに任意のモジュレーションソースをアサインしてコントロールしやすく
できるのもいい。近年、シンセリードは、Sylenth1にarturiaのMoogフィルターをかける手法
(シンセ自体ではあまりフィルターを絞らないので、途中で減衰して弱々しくならずに済む)
を愛用していたのにちょっと飽きて?主にRepro-1に信頼を置いてきたが、これからは
Legendも新たなリード音源として活躍してくれそうである。

最近復活してきたG-Force。なんと2023年第一四半期にminimonstaの新バージョンを
リリースした!minimonstaは最近のOSでは挙動が怪しかったのもあり、導入すべきか?
迷うところではあった。アップデート価格25ポンドとそんなにお安くはないが、心配だった
ことが一つ解消した記念(笑)にアップデートしてしまった!それにしても最近はminiMoog
ラッシュである。本家もUADも出してきているし、softubeやCherryAudioまで参画!mini
Moog自体そんなに器用な楽器ではないし、出る度に買っていても仕方がないから、
この辺で打ち止めにしておきたいが(笑)。まだリリースしたばかりということも関係してか?
負荷が異常に高い気がしたが、普通には使えるようだ。

 

名前からして凄そうなフリー(笑)のシンセ。ちょっと音を出してみたらそこそこ
良かったような記憶がある。

コレもフリー。GUIが薄べったいが音はなかなかどうして良かったと思う。
使うかどうかは謎。

GForceの2021サーベイで当選してタダでもらえた!(Oddityとどっちにする?と訊かれたがArp
にはあまり興味がないのと、以前impOscarを買ったつもりがOddityを注文したことにされた経緯
があるのでこっちにした) 3ギガ以上のライブラリーを読み込んで使用する。
ライブラリにはハープの長めのグリッサンドなんかもあっていろいろ音が出せるので面白そう。
edit方式はVSMと同じで単なるサンプラー音源よりもオケへの親和性も高そうだ。
GUIが大きい。(一応変更はできるがちょうどいいサイズにならない笑)
本物と同じく一定の長さのテープ音再生と言う設定で波形はループしない(同様のテープそのま
まの波形はKronosにも入っていた)ため、サンプリングのように長い持続音のストリングスなどは
そのままでは難しいかも。

impOscarからのアップグレードが半額になっていたので1月の仕事を無事完遂できた自分への褒美と前述のサーベイのお礼の気持ちもあって購入。
impOscarはトリガーレガートが他にない機能で好きだったが、64bitに対応しなくなったためか?使えなくなり、10年ぶりくらいの導入になる。2は出た当時インサートエフェクト機能などをプッシュしていたが、旧バージョンになかった最大の売りはユニゾンだろう。ユニゾンリードとかユニゾンパッドは非常に使えそう。GUIが小さく何のパラメーターなのか?わかりづらい。一応GUIサイズは変更できるが、パソコンの解像度を落としているので大きくすると画面からはみ出してしまう。

もう数年前にJ-8を単品買いしていたのだが、後年OXaも買っていた(実は一時的サブスクによる
無償配布)ことに最近気づいた(笑)・・・他にもPolymoog(使い道がないので外部ディスクに保存
したはずが片方のrarファイルしか存在せず、最近も無償配布があったがなぜproductManager
で登録できず。まあ音が自分的に使い物にならんのでまあいいか・・・)やBully(落とし忘れたまま
180日経過も無償配布されていたが使っていない。
さすがサンプリングだけあって、これぞオーバーハイム!という感じのPAD音は圧巻である()。
フリー版には他のシンセ類のダイジェストもついてくるが、ミニムーグのノコギリ波3オシレーター
とかソリーナとかJuno60もついているのでまあ楽しい()。
ちなみにハードは200万くらいだったかな?

割と最近、SC-VAの認証方式がRolandCloudの方に強制的に変更になり、よくわからんうちにCloudに入らされていた。
ローランドはソフトシンセへの着手が遅かった上に、とっつき難い印象があって数年間はスルーしていたが、何でも少しの間は無料でアルティメート?メンバー扱いになってたみたい(時々プロモーション的に任意のシンセがひと月くらいタダで使えるようだ・・・21.2現在Juno106が使えるが音の近接感がまさにソレでしばしノスタルジーに浸れた)で、自分の好きなシンセをダウンロードし放題みたいだったので憧れだったJupiter8をダウンロードした!やっぱり本物()はいい。TALとか少し安めなのでひょっとしたら買うかも?なんて思っていたが、ちょっと高いけど本家のを見てしまうと「模倣品」などどうでも良くなってきてしまう(笑)。そういえば10年以上前だったか?ArturiaのJP8Vをデモったことがあり、異常に重い上にこんな音じゃない!感が強く、同社への不信感みたいなものの「礎」にはなっているかも?本物の得意技だったユニゾンからのポリモードへのポルタメントとか再現できるのかな?一応できるようだ(笑)。ハードは98万だった。レコーディングで少々使った他、自作曲で基本的な暗めのPADとして使ってみたが、座り場所がなかなか難しい。


最近怒涛の勢いでリリースを続けているcherry Audio。
Jupiter6とは渋いところをついてきた(笑)。
見た目もそそるし、デモってみたら結構いけそうなのでEPでポチってしまった。
Jupiter8をはじめRolandのソフト音源は実戦ではなかなか生き残らないのだが、
本機は活躍するだろうか?

フリーのRolandCloudメンバーが入手できるもの。表示の通りD-50 Fantasiaの音
も出る(笑)し、Analog lab同様その他のソフトシンセの音を掻い摘んで味わうこと
ができる。JD系のブラスは結構使えそう(ポップス向きのブラスライブラリーはいく
つか持っているがブラスに関してはローランドの加工済みの音の方が痒い所に手が
届く気がする)なのでサンプリングしてKronosに移植した(高域が弱くて結局あまり
使えず・・・)。
かつての所有者としてはD-50(今実家にD550はある)も欲しかったりするがまあ大
した音が出るわけでもないので・・・。


Plugin Boutique謹製の4オシレーターシンセ!なかなか音はいい。
ステップエンベロープも面白そうだ。
アナログ的な方向では、4oscを重ねるよりもsyncさせた2レイヤーの方が音が太くなるなど
音作りの構成的にはMonoPolyに似てるかな?それと、やっぱり鍵盤もついた方が使いやすい
のだが・・・昔、ソフトシンセは今は亡きBitheadzのOsmosisとかくらいしかなく、2オシレーター
を重ねてDetune~Filter~ENVといった自分の大好きな音作りも思うようにはできない歯痒さが
あったものだが、それを遥かに凌駕するようなのがフリーで出ているのはすごいと思う。


VP330,DVP-1を所有していたのもあり、Vocoderにはどうしても惹かれてしまう(笑)。
最近やたらと頑張っているCherryAudioのMoogエフェクトシリーズの一部。
フリーのVocalサンプルで試してみたところ、Vocoderサウンド的には、そこそこ太くて明瞭
な感じにはなるが、自作曲の一部のVocalに試したところ、あまり適していなかった。


ということで、別に是が非でもというわけでもないのに、とにかく明瞭なヴォコーダー!はない
か?探して辿り着いたのがこれ。このメーカーは以前から気にはなっていたが、ちょうどいい
タイミングでスプリングセールをやってくれた。少しでも安くとADでdeluxeバックを使用して
少し安く(笑)入手。しかしこれがまた動作が不安定というか激重!(たまたま試した一部のプ
ロジェクトでの話で、他では普通に動いたので何かのコンフリクトかも)。しかもMidiノート
をちゃんと受けてくれずめちゃくちゃな音程になってしまう!
ここは少しじっくりいじってみようということで、いろいろやったらやっとmidiノートをまともに
受けてくれるようになった。そもそもこのVocoderはプラグインインストではなく、エフェク
ターとして使う。一番手っ取り早いのはVocalチャンネルにインサートということになる。
しかし音がいい!ハービーハンコックのあの音(笑)が出せるのだ。MoogのVocoderも悪くは
なかったが、やはり全然質が違う。世界で最も明瞭度の高いVocoder(ゼンハイザー製)の
エミュレートだけのことはあるという感じかな。


前々から気になっていたのだが、ヨーロッパでは名の知れたシンセだったらしい(知らなかった)。
スプリングセールでようやく手に入れた。アナログシンセの見本のような音で、しかも波形が
面白く変化するらしい。いつかのメーカーがそうなのだが、GUIサイズを連続可変にしてほしい。
そうでなくてもGUIがバカデカくて最小サイズ(45%)でも相当デカい。そのせいでMacbookの
解像度を一段上げてしまった(老眼にはきつい)。やはり21インチ以上の画面がほしいところだ。


安価でそこそこ良いプラグインを出しているTALのVocoder。数年前にフリーで配布されているのを入手していたが、この度ver3.0.1になったと連絡が来た。なんでもOrangeVocoderへの憧れを永遠に捨て去ることができるということで、そこまで凄いか!とダウンロードしたが、確かにこれはすばらしい!バンド数は少ないが痒いところに手が届く感じでコントロールがしやすいし、パラメーターも必要十分なものが効率的に配置されている。X201に送っていたmidiDataをそのまま適用したらスムーズに受けてくれた。明瞭度も素晴らしく自作曲ではX201に取って代わってしまった(笑)。これがフリーなんだから凄いと思う。負荷が結構高いのと、ボタンの反応が今ひとつ鈍い(自分環境のみか?)のだが、monoモードでのポルタメントの効きもいいので、poly/mono切り替えなどいずれmidiコントロールして使いこなしていきたい。ビブラートはついていないように見えるが、このあたりはたとえばフリーのadc vibratoをインサートすれば事足りるので特に不便はないか?そういえば、ちょうどこのタイミングでOrangeVocoderも新しくなって登場した。プラグインのVocoder最高峰とされていて機会があれば入手したいがちと高い(イントロで149ドル)のと、いまのところTALのでいい感じなので、もう少し様子を見ましょう。がーん(ピアノの低音)。


ということで、年末のちょっとした仕事を完遂した自分への褒美として、BFでOrangeVocoderを無事購入(笑)。やはり効きは確実である。201を使っていた自作曲にはめてみたところなかなかいい感じだった。今後さらに使いこなしていきたい。

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CHIOR音源など

23年スプリングセールのグリッジを利用してだいぶ安く購入。スタートポイントをスライダーで
コントロールできるので立ち上がりを操作しやすい。ただ、このメーカーのは若干古いような気も
しないでもない。今後使う機会があれば良いが・・・笑



初期の頃セール品を購入。ブルガリアコーラスのyik!が使いたかったのもあったが、ほとんど
使用していない。以前フリーで配布されていたレガートスクリプトとの相性が抜群で、それで
プラグラムすると綺麗にレガートしてくれる。



劇伴の初期の頃に安売りしていたので導入。あまり小回りが効かないのもあり、少ししか使っていない。このメーカーのはクリスマスのイベントで結構揃えたが、いわゆるフレーズ系が主体でなかなか使う場面がない。タイトルロゴのセンスが割と好きなので、それをあしらったTシャツやパーカーなどは買った(笑



このメーカーのは連続したフレーズにアンカーポイントをつけてスタートポイントを操作することで
歌わせるような仕組みのようだ。ちょっと使いづらいが、慣れれば活躍してくれそうである。



まだ若い作者で、後年Orchestra toolsにライブラリを採用されたりしている。比較的安価な割にはレガートがしっかりしていて劇伴でなかなか役に立った。



Kontakt 6でグラフィックが崩壊してしまっていたが、最近のアップデートで治った。
まだ本格的に使っていないが、音はしっかりしており、近日中に活用予定(笑)。



いわゆるマイクロ版で本格的使用には向いていない。



映画音楽や劇伴などでおそらく使い倒されているであろう音源。立ち上がりが早くベタ打ちするだけで迫力のあるそれっぽい大コーラスを奏でてくれる。自分も劇伴やレコーディングで使用した。



Cantusと一緒に導入。女性のレガートが美しく、自作曲やレコーディングなどで使っている。



いわゆるマイクロ系で、ほとんど使っていない。



パワー系クワイヤ音源。8dioのは劇伴をやっていた頃勢いでいっぱい揃えたのでVIPになって
しまった(笑)。



作品発表のデモでSound Of Silenceを歌わせていたので思わず購入してしまった大容量ライブラリ。音的には割と弱い系で後年より強いのが出たが購入には至らず。文字を組み合わせて歌わせる自由度は高い方だが、どちらかというとバックグラウンドの静かな和音で使う感じ。



Mysticaとセットで導入。劇伴ではほとんど使っていないが、自作曲では活躍している。


時々大安売りされている。音源としては充実しているのだが、このメーカーのはことごとく叩き売り
されていて、他にPercなども持っている。ストリングスも大容量のがよくセールに出ているが、
音や表現力がイマイチっぽいので買っていない。母音のレガートと女性Choirのシーケンスが売り。
立ち上がりが遅いのでスタートポイントを変えたりして少しエディットして使っている。初期の頃の
劇伴で使っていた。


子供の合唱団。8dioの新しいインターフェイスはちょっと使いづらい気がする。子供のコーラスは
これに限らずモワッとしていて使用用途が限られる。小規模な杉並児童合唱団みたいなのは、
できないようだ(笑


最近のミックス関係プラグイン(主にダイナミクス系)

2020年12月14日 | その他

Arturiaの3Compsの一つ。その中では一番自分の好みにあった雰囲気だった。
スネアを太くするなどいわゆる温かみ(笑)を出すにはいいような気がするが、
そのままミックスに刺すと低域も圧縮するため下の音域が弱くなるのでその場合は
パネルを開いてサイドチェインEQの設定をしたりパラレル使用になるのかな。

 

BlackRoosterのashシリーズ。結構強力な印象。少々乱暴な感じもするがドラムにはいいかもしれない。

 

PAのバスコンプ。SC Filterを右に振り切って自己発信させるみたいな使い方もできるが、バスに挿して綺麗にまとめてくれる印象。

 

もうレガシーもいいところだが、お役所仕事的にきちんと働くので
いまだにサイドチェーンで使うことがある。

 

マスターの最初の方に挿すと独特のまとめ方をしてくれる。いい音だ!と錯覚させる(笑)。
いろいろ使い道はあるが、基本重心を持ち上げる方向に働くので過信は禁物と言える。

 

フェアチャイルドのイミュレーションでは後発にあたり、割と鳴り物入り的な登場をした。
何を勿体ぶっているのかGUIの立ち上がりに時間がかかる。
歪みに重点を置いているので
クリアなミックスにはあまり向いていない。
いわゆるCLR的な音を広げる用途だったらWavesの方が扱いやすいかも?
アップデートでGUIサイズをやっと変更できるようになった。

 

elysiaのコンプは高級そうなイメージがある(笑)が、使いにくい印象がある中で
mPressorは割とわかりやすい。
打楽器とかストリングスの刻みとかに向いている印象。

 

マキシマイザーだが、バスのレベルをまとめるのにいい感じ。他のリミッターだと
歪む場合でもL3LLでは無理なくレベルをまとめてくれる気がする。

 

3タイプのコンプを使い分けられる。いわゆるコンプ〜〜〜という感じにしやすいので
適材適所で使えそうな気がしたが、実際に試してみたら結構雑な印象だった。
よって今後使う機会はほとんどなさそう・・・。

 

これは正直マンレーなGUIに惹かれて安いので揃えました(笑)。
マスター向きということあり、効果の程はあまりはっきりしない感じかな?
オーバーサンプリングを上げると音質が向上するが負荷が半端なく重くなる。

 

自分の場合、Opt系コンプは総じて扱いづらい。Softubeのチューブテックは最初に
ギターに挿した時すげえ感動したけど・・・。

 

非常に独特なマルチコンプ?。印象としては挿して適用することで既成の任意の音の
ニュアンスにすることができる。音を積極的に変えるというか元からそういう音だったか
のようにでっち上げることが可能だ。ドラムとかに時々使うが音が暴れる場合もあるの
で慎重さが要求される。

 

Wavesはだんだん使わなくなってしまったが、PuigChildはじんわり効く感じがいいと思う。
ドラムに使うのもありだが、自分の場合はMS処理して音場を広げる用途に軽く使う。

 

パッツン系ジェネリック?のイミュレーション(本家ほどパッツンではないみたい)。
レベルの暴れる素材とかには挿すだけで綺麗に抑えてくれる。GUIがデカくて萎える!

 

見るからに良い音を出しそうな外観!(笑)。いわゆるvari-muなやつで、ソフトシンセのVacuumに似たイメージを感じる。そう言えばつい最近WavesからもRS124が出ていた。これがあるからいらないか・・・笑。どちらかというとサチュ目的で使用する感じかな?

 

このイミュレーションでは、AccusticaのCoralが有名か?マスターの前半で主題を主張させるのに使ったりする。インアウトのレベル設定が2db刻みなのが使い難い。

 

いわゆるレベラーですな。ベースに使いたいけど外すことが多いかな?

 

もうこれで決まり!みたいな外観(笑)。sknoteでも形だけは立派なのが先に出ていた。
使い方に慣れないと難しそうで、まだあまり使っていないので今後に期待!(笑)。

Kompleteコントロール無料バージョンについてくる。いわゆる汚し系では使えそう。

 

コンピューターマガジンでタダでもらえたやつ。サチュレーターとしても使え、そこそこ音が
暴れるのでよさそうだが、不必要に音が重苦しくなるなどどこかピンと来ないのでほとんど
未使用。

 

結構評判いいがこれ系は使いづらい。

 

いわゆるコンプ〜〜〜的な感じに使うにはいいような気もするが、この機種の売りはむしろ逆で綺麗にまとめてくれるらしい。何度かマスターに挿してみたけど結局外すかなー・・・。

 

最近入手した。同名の伝説的なVCAコンプレッサーのエミュレーションで、外観がディストレッサーにもちょっと似ている(2021.2にはディストレッサーのエミュも出た)。使ってみてコンプ感が気持ち良い。プラグインでここまで心地よさを感じたのは他にあまりないかも?

 

これは完全にGUI目当てですな(笑)。適性レベルの設定が難しい。
デモった時は結構感動したのだが・・・??

 

GUIは初代のメタリックな方が好きだったかな(まあ、実際にRecスタジオ各所のラックで見るTubeTechはこの色艶だけど)。最初に使ったときに感動しまくった稀有なプラグイン。
自分の場合ギターのアルペジオに使う。時々思い出して立ち上げると、やはり音楽的な心地よい
圧縮をしてくれるので困ったときの神頼み的存在でもある。

最近無償配布されていたもの。マルチバンドでゲートをかけられる便利なものだが
動作がやや不安定。

2,3年前に入手。最近Softubeから本家肝煎のが出ているがどうなんだろう。
sknoteのブログにプリセットがアップされている。どちらかというとサチュレーター的な
色合いが濃いかも?

これ系は割と敬遠しつつも気がついたらいくつか揃えてしまっていたのだが、
この1178はかなりいい。サイドチェインEQの設定が非常に効果的であり、
サチュレーションのパターンもプリセットされている。
原音を損わずに立体感をアップし、レベルを上げずにより良い音に仕上げられるので
かなり重宝しそうである。

 

随分前からこのGUIには惹かれていて「人間」ぽい名前()も気に入っていた
のだが100ドルバウチャーのおかげでやっと手に入れる事ができた(笑)。
truepeak処理に関して定評があるが、確かに歪み感が感じられず、
スムーズな仕上がりになる。最近はマスターの最終段に挿しているわけだが
歪まないからと突っ込みすぎると「息継ぎ」が出やすいので、前段のOZONE9
で処理してからTruePeak処理だけのために挿すと言う感じになっている。


国内ショップで別の100ドルバウチャー(10500円)が使えたので
迷わず購入(笑)。効果は抜群で不必要な低域の広がりを抑えられる。
これでもわっと感を防げるが、低域をあまり狭めすぎると臨場感が薄れる
ので曲によって多少は広げるようにしている。


後発のTruePeakLimiterという事で期待が持たれたが、むしろbusをまとめる
のに使っていたbx_Limiter(歪みやすい)の代わりにもう少し信頼できるものを
と,bus用リミッター用途で安くなったタイミングで導入したものの、どうも
使いづらい。まず色付けが多い点が気になる。これはマスター最終段での
使用を睨んだものと思われるが、単純にbusごとのリミットとして使うには
若干余計なものではある。自作曲の一部でドラムバスに使ってはいる。
PAを集め出したのはverUpごとに料金をとったり対応OSが猫の目のように変わって
しまうWavesに見切りをつけたいためであり、同社に匹敵するクオリティ足るメーカー
として注目していたからなのだが、全体的な傾向としてやや音が硬質になるような
気もしていて100%信頼できるかというと若干の不安もあったりする()。一応PAで
よく使うのはLindell80、マスター前半にSPL Ironあたりかな〜・・・あとはSSL、フォーカス
ライトなどのチャンネルストリップを時々、キックスネアなどにDSM3,低音出しに
bx_subsynth,busでまとめるためにbx_limiter(先述の理由がありドラム以外には
あまり使えない)、 EQでは新しいAMEQ200を試験的に導入中だがさてどうなるか?

 


これはずっと欲しかった!(笑)。VIP割引で48時間限定99ドルになったので思わずポチって
しまった。。。いわゆるゲルマニウムトランスの音というか、立体的な音場を提供してくれる
ということである()。何よりも見た目がかっこいい!()。今円安なので安い買い物ではないが
これは食いつくしかなかったかな?早速自作曲のドラムバスに入れてみた。これを入れるまで
はTownhouseを挿していたが、それと比べると音が太くなってさらに高域が強調される感じ
になった。スネアは抜けが若干落ちたものの太くなっていい感じ。HHはせっかくDirtyFilterで
耳障りなシャキシャキ感を抑えたのがまた出てきたのでHHトラックの高域EQを若干抑えた。
右側の楕円に囲まれたゲルマニウム関連がどうやら鍵のようで、ここを上げると美味しい周波数
に引っかかるようだ。キックの低音が別物のようにブーストされたりして、それはそれで心地よい
がバランスが崩れがちなのでMIXで原音の混ぜ具合を調節してパラレルにすると効果的かも?
ミックスバスにも挿してみたいが、その場合はComp670の代わりになるのだろう。まあおいおい
試してみたい。

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初期のT-Racksにおける歪み回避の鍵となったクリッパー(笑)。最近無償配布されたが
出番があるかどうか?


インターサンプルPeakを抑える透明なマスタリングリミッター。
2015年頃に導入し使ったが、最近は出番なし。


キセノン。安かったので買ったが、ほとんど使ったことない。


GML方式?のEQ。ドラムバスなどに使うことがある。


ブーストすると音の芯から濃厚に持ち上がる。最近はCPUの進化で軽くなったので
使う場面が増えるかと思われたがほとんど使用していない・・・。


T-Racksの認証がうまくいかなくなった2002年頃に代替として導入。
自分のセカンドアルバムではこれが最終出力で活躍した。


今は亡き?Sonalksisのプラグインで唯一生き残っているフリーのメーター。
今でも各トラックのレベルを見るためにインサートしており大活躍している。


StealthLimiterの音に若干違和感(ヒスっぽい?)を感じ、代わりにこれを導入した。
マスター最終段に入れて安定した出力をしてくれたが、あまり引っ掛かりがなく
後年はバストラックをまとめるのにたまに使う程度。


追い込みの足らないミックスでもそれなりに仕上げてくれる優れものだった。
特に低音のブームを取り除くのに効果的だったが、ハイの伸びがイマイチだったかな?


多バンドEQでマイナスのMatchingを用いてキックとドラムの干渉を取り除く
のに一時期活躍した。その機能では、ProQ2よりも正確な感じがした。


劇伴のミックスで活躍。ただし、ミックスをちゃんと追い込んでいないと
特に低音などはうまく処理できない。その問題を解決したのがL316だった()。


2つのレゾナンスフィルターとステレオエンハンスが鍵か?ステレオエンハンスは
T-Racksのクラシックコンプと似たような効果を醸し出し、位相が少し乱れる?が
一種のフックができる。これが時々いい方向に作用するので今でも使う。
そのための使用であれば下位バージョンの「クラシック」(以前無償配布)で十分。
一応TruePeak対応のも出たので揃えておいたが・・・笑


中域の飽和を1発で取り除ける魔法のようなEQ()。ただし、これを使うことによって
楽曲が高域にシフトしてしまうので加減が難しい。マスターのマキシマイザーの手前
に入れているが、このEQの手前でできるだけ調整しておかないと目も当てられない
結果を招いてしまう(笑)。


9になってLowEndの調整を専門で行うパーツも増えてそれが魅力でVerUpした
のだが、アシスタントの傾向は8に比べるとかなり抑え目である。結果、微妙な
歪みとかが生じづらくはなっている。これをマスター最終段一個前(最終はISL2)
に挿すのが最近の自分的傾向だが、結局のところ、これを挿す前の段階で音質
をしっかり追い込んでおかないと意味がない()。自分の好みに調整してあれば
アシスタントで自動セットされるEQはオフにしてフラットな感じでも行けるだろう。
コンプは結果的にスルーされることも多いが、一応ダイナミックEQはアシスタント
に任せてそのまま生かし、必要に応じてLowEndFocusやSpectralShaper(気になる
音域の調整用)を適用する感じ?


ミックス最終段の直前にこれを挿して音域バランスを見る。
もちろん、アレンジも大事なわけである(笑)。


最近はDPの挙動が不安定になってプラグインを無闇に増やすのを控えていた
のだが、カーステで自作曲を聴いていると何かもう一つ深みが足らない・・・
ということでマスターによいEQはないか?考えていてこの8200は少し注目して
いた。イントロセール(59€)が終わりそうなので導入してしまった(笑)。
もう一味欲しいという時に最適な色付け的EQで、特にヒス感を緩和するのに最適
とみての導入である。プリセットは相変わらずというか、PULSARらしい万人向け?
的な感じだが、音に芯と深みが加わる感じはする。また、付属のディエッサーが
非常に強力でかけすぎ禁物なくらいよく効く。今後、自作曲のマスター段にかけて
みたい。


kかねてよりコンプやEQをかけるとかける前よりレベルが上がって
良い音と錯覚しがちになるのが気になっていて、これの導入を検討
していた。最近、半額の9€になっていたので思わず導入。
音量の上がってしまうプラグインの前後に挿してやると出力レベル
をプラグインをかける前の音量に調節してくれる。オートにすると若干
音量を経時的に連続してコントロールしてくれる。
ひょっとしてDPとのコンフリクトがあるのかもしれず、これを挿した
プロジェクトが立ち上がるなり落ちるという現象が起きてしまっているが
これが原因なのか?不明。最近、プラグインを開いてDPの挙動がおかしく
なることが頻発しており、使わないプラグインはなるべくリストから外すよう
にしている。怪しいのはなんとProQ3、他、最近揃えたxilsのソフトシンセ系
も怪しい。どちらもアップデートをなるべくチェックしているが、しばらくこういう
現象とは無縁だったのでちょっと戸惑っている昨今である。


Sierraへの移行

2017年05月11日 | その他
震災の年に購入したMacbookPro2011Eも既に7年目を迎えた。
すでにサポートも打ち切られており、最新の高速ディバイスを扱う手段も殆ど残されていないが、どうにか現役を続行している。

OSはしばらくの間10.6.8だったのを、10.9.5にアップしてからしばらく日和見して上げていなかった。
そして実務上、それで困ることも殆どなかった。
今年に入って、HDDのスピードが大容量サンプル読み込みなど求めるスペックに追いつかなくなってきたので、
一念発起して最も手軽な手段と思われたThunderbolt SSDを導入。
ところが、Thunderbolt ポートがSSDを認識せずあえなく撃沈!
そこでまたまた意を決してSSDを内蔵化することにした。
こればっかりは個人作業では怖いので、修理業者に依頼。
その後、自力でバッテリー交換、メモリー増量などをクリアーし、
これでしばらくは現役を任せられそうだと思っていたのだが。。。

ここに来て、一部のソフトウエアの対応OSが10.10以上ということがちらほら出だした。
最初はLogicくらいでLogicは最近導入してないから別によかったのだが、
プラグインメーカーで保有率の高いWavesの新バージョンが10.9.5を切り捨てた。
10.9.5はレガシー扱いとなり、新しく買ったプラグインはオフラインインストールという非常にめんどくさい作業を強いられる。
まあWavesの使用頻度はさほどでもないからもう買わなければよいか・・・と思っていたが、そのことを忘れて安いからと
ついうっかり新しいプラグインを買ってしまった!(笑)

どうやらそのプラグインは10.9.5に対応していないようで、はねられてしまう。
まあ安物だし是非使いたいというものでもないからいいかな〜とは思っていたが、
ふと、バックアップをとっておけばダメ元でOSを上げてもすぐ元に戻れるということに気づき、
「思い立ったが」で早速10.12をインストールすることにした!!
(Yosemiteほどではないが、Sierraは何となく不安で本当は10.11ElCapitanの時に上げて置けばよかったとは思っていたが)

OSを上げるに当たって、ある程度の勝算はあった。プラグイン、アプリケーションの殆どはごく最近導入、
アップデートしたものばかりなので、問題は殆ど生じないだろうとは思っていた。唯一の心配点は、メイン
ソフトの一つ、デジタル出演者(笑)がいまだにVer8であることだった。
だが、現状のままOSを上げるだけなら多分使えるだろうと、踏み切ったのだった。


さて、1時間あまりでSierraアップデートは完了した。早速デジタル出演者ver8を起動したのは言うまでもない。
そして間近のプロジェクトも問題なく再生。
問題点としては10.9.5に対応していない最新の某プラグインを出演者が認識しないことがあった。
そこで当該プラグインをインストールしなおし、他のソフト(VE)でプラグインとして認識することを確認。
出演者で認識させるために、該当するMOTUシステム初期設定を一端すてて再構築することで無事認識に至った。

そのほか細々としたところでは、KORGレガシーコレクションが再アクティベーションを必要としたことくらいだろうか。
また、この記事を書いている途中に思い出した譜面作成ソフトが Java 6 ランタイムをインストールしないと使えない事態にも
遭遇したが、これはナビゲートが適切だったので、3クリックで設定完了した。

音楽以外だと、Adobe Creator Cloudのアクティベーションをやはりアップデートしなくてはならなかったこと。
これに関しては、Adobeのナビゲートが非常に不親切で、自力でマネージャーの場所を検索してダウンロードしなくてはならなかった。尤もその作業は一瞬で終わったが。

また、入っている月額版ウイルス対策ソフトがSierraに対応しないと言うことで、問い合わせをしようか?と思っていたのが、
一夜明けて再び該当サイトにアクセスしてみると、10.10以降対応バージョンをダウンロード出来、これも一瞬でアップデートは終わった。

そんなこんなで今のところ、Sierra移行は上手くいっている次第である。



最近使ったプラグイン

2016年01月16日 | その他


ここ数年、Orch関係は限界を感じて敬遠していたのだが、たまたま昨年秋にこれのプロモーションが目にとまっていて、最近この手のサウンドメイクの必要が出てきたので、思い切って揃えてしまった。いわゆる箱鳴り系(よく言われるところのシネマティック系)のサウンドにはもってこいだろう。とにかく重くてPBではパフォーマンスメーターが振り切れっぱなし(笑)だ。今ひとつ強い音が無く(インパクト、スピーディさを求めるなら、Sympxxxxx2あたりが良いのでは?)リズム系のプリセットもGATEがワンパターン気味だが、そこそこ活躍してくれている。



しばらく立ち上げていなかったが、最近はこれを立ち上げるためにドングルをつないでいることが多い(笑)。ただ、音が外付けに入っているので、出張時には立ち上げられず、ガーリタンで代用したりしている。相変わらず、扱いが難しいが、思ったよりシネマティック系に馴染んでくれている気がする。



昨年秋、某女性ロックシンガーのアルバムアレンジで、ストリングスに使った。全体に艶がなく生っぽさが足らない気もするが、アンサンブルとして使うと扱いが楽で、ビオラを中心とした中域の雰囲気が出しやすい気がした。最近は「ちょっと足し」的な役割で少し使っている。



以前フリーで手に入れた?のを最近見直して使っている。あまり効果がないようでいて、その実、じわじわと重厚な掛かり方をするのがいいい。リズム系などに軽くインサートする感じ。



見た目からして欲しくなってしまうような感じ(笑)で、ポップロック系には重宝しているが、今回は余り出番がなさそう。



DP純正のEQ。非常に扱いやすいので、いくつか立ち上げている。画面はやや極端なセッティングだが、こもった感じの打楽器を持ち上げるのに使っている。



最近流行?の全部入りお試しの中で、フリーで手に入るもの。懐かしいT-Racksの一部でもある。最近はストリングスの耳障りカットでごく一部に使った。



ボーカルコーラス系によく使うプラグイン。効き目が結構あるので、その分、使いどころが難しいが、最近はリード系のニュアンスを保ちつつ、レベルを揃えるのに使った。



Focxxxxxがらみで久々にメールが入ったので、アップデートを試したところ、64bit版にフリーでアップデートできた。64bitに移行してからは使っていなかったが、やはり使いやすく便利だ。最近は最終出力の調整に試している。



このマルチコンプは何年かに一度、再アクティベートして使っている。最近は、コーラスなどの調整に使うことがあるほか、つい最近、リズム系の粒だしにも使った。



iLok故障で長らく使えていなかったが、ゲートとコンプの織りなす確実な効きが忘れられず、最近安売りしていたので再入手した。最近は立ち上げるものの、なかなか使いどころが難しい。。。



何だかんだで頼ってしまうコンプ。ミックスの最終出力に軽くインサートしている。



フリーのプラグインだが、非常に重宝する。64bitに対応するので早速入れ直した。レベルをリアルタイムで見られるのが良い。



特殊効果で少しだけ使用した。相変わらず面白い。同様の目的でMetaFlangerも少し稼働しているが、Doublerはなかなか使いどころが無い。



やはりディレイと言えばこれが自分では定番だ。



DP純正。特殊効果用に一部で使った。



一昔前も試したものの、入手には至らず。今回、60パーセント引きで手に入れた。素直な効きで、面白い使い方が出来そうである。レゾナンスの設定が四段階というのが少し惜しい気がする。



これのライトバージョンを一年間フリーで使えるので導入したのは、もう5年以上前になろうか?その頃、クリーン系とベース用(ベースは、当時、本当に「ベースの音」の雰囲気を感じた)に良い感触を得ていたのだが、今回、一日限り半額以下の49$で放出されているのを知り、急遽入手(笑)。ストンプのみ立ち上げてマルチエフェクター的に使うのも面白そうだ。
余談だが、この値引きは値千金だったらしく、Waves Centralでのダウンロードがなかなか完了しなかった。そう言えば、数年前にGTR Solo一年間無償をダウンロードアクティベートしたときも、その日のうちには完了せず、翌朝やっと完了したのだった。
GtrRig,Amplitubeはどちらも帯に短し・・・という感じで、しかも最近それぞれ5と4になり、有償バージョンアップをしていないので(64bitのためのやむなし有償バージョンアップはKontakt5だけ)使える機能が限定されてしまっているのもあって(特に、GtrRigのサイケディレイが64ビットでは使えないのが惜しい笑)満足な音が作れない。Amplitubeは評判がまずまずだが、どうも金属をひっかいたようななまった音になるのが今ひとつと感じている(最近流行?のケンパーにも実はそれを感じる)。その点、GTRはWavesならではの音のまろやかさを感じる。パワーコードの音で試してみたところ、ぱっと聴きはAmplitubeの方がオケに馴染んで上も下も出ていい感じと思ったが、何度も聞き比べている間に、GTRの音の方が良く感じられるようになった。調子に乗って、お飾り程度にループを音源としていたものを、Prominyのレスポールに差し替えてしまったほどだ(笑)。まあ、まだヘッドフォンの中での話しで、実際はどんな感じなのか?とりあえずあとで「エアー出しチェック」をして確認してみようと思っているが。。。



好きなリバーブプラグイン。センドで味付けに使っている。



DP純正のProverbも良いが、少し説明過多な気がして使いづらい。これはRバンドルに入っているライトバージョンでプリセットは汎用的な4つと少ないが、そのまま使える感じだ。後日、上位版が破格の値段(29US
笑)で放出されたので、迷わず入手(笑)。5ギガ超のIRがダウンロードできるが、この下位版でもそれらの膨大なIRは読み込めるので、細かい設定をしない限りライトバージョンでも十分だったとも言える(苦笑)。



昔、最初に試したサードパーティ製プラグインで、その分思い入れもあるが、今となっては使いどころが難しい。今回は、ロジックで言うところのEnverb的な使い方で活躍している。



いわゆる味付け系。最終段付近にインサートして、ビンテージウォーマーと同じ色合いを少しだけ付加するのに使っている。ビンテージウォーマーは64bit版が有償なので、最近は使っていない。



ステレオを広げるのに使ってみたら、意外と使えるので採用。ただし、多少PSPくさくなる。SWAPは強力で音が前面に貼り付くが、昔の「XXホーン」的な感じになりそうで、要注意だろう。



Sonalksisのプラグインを一通り試してみて、これが良かったので60パーセント引きで入手。PSPのstereo controllerよりもかかりが綺麗で原音に忠実な方向にはこれが良いだろう。



DP純正のプラグイン。MS処理ができるので、最終段付近にインサートしている。同等のものでSonalksisのDQ-1もあるが、最近は殆ど稼働していない。



最近、L3-16が大安売りしていたが、それの対抗馬?的な位置づけなのだろうか?透明なリミッティングが可能なところが売りということで、最近勢いで入手してしまった(もちろん割り引き使用で 笑)。確かに、綺麗な最終出力を提供してくれる。ただ、16倍ÎSにするとそれだけでパフォーマンスメーターが振り切れる(振り切れても止まらない設定にしているので、問題ないが)。ISPLを入れない状態でミックスモニタートラックに立ち上げてモニターするにはストレスなく使える。



数ヶ月前くらいから、このプラグインがあったら便利なのにな~・・・とひたすら思っていたら、昨年末にひっそりと出ていた(笑)ので、勢いで入手してしまったが、本当に必要だったのかな~とも思っている(笑)。まだ遊び程度でしか使っていないが、そのうち、スケッチ作業で活躍してくれるかも?

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挿すだけで音の変わるプラグイン



実験用に使った素材はFM8のオペレーターのみの音(正弦波)
測定は一応定評のある Fab filterQ2を使っている



T-Racks クラシックコンプレッサー 
その昔、一念発起で作り上げたマイファーストアルバム「WinDsOngS」の主にドラム素材を強化する目的で
アウトボード的に3dbコンプをかけて音を「強く」するのに使った。
倍音は控えめだが、少し発生している。



WaveArts チューブサチュレーター
最近のオリジナル曲ミックス時に、ディエッサーでも処理の難しいコーラス素材などの耳につく帯域処理に役立った。
defaultでそこそこ倍音が発生している。



Nomad Factory バスドライバー
これは思いもかけないダークホース(笑)。最近は、ストリングスセクション(スピカート系)の粒立ちまとめなどで意外と役に立っている。



Waves Puig Child
ミックスバス前半から中盤あたりに挿して軽いコンプレッションで味付け&MSで音を広げる用途でよく使っている。
バスドライバーとは微妙に違う倍音が豊富に出ている。

続編!

VCL864U 最近のマイミックスのマスター先頭になぜかデフォルト状態で挿さっていたのだが、挿すだけでかなりいい感じに倍音(ノイズ)が付け足されている(笑)


radiator SoundToyは優秀なプラグインが多い(プリセットが秀逸)


EQF100


PSP サチュレーター


VSM3 飛び道具的なサチュレーターで面白いが、今の所あまり使い道がない。デフォルトでかなり派手に倍音が出ている。









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サンプルライブラリ レビュー(ストリングス編)


Kirk Hunter Concert Strings3
Concert Strings1,2,3の抱き合わせ99ドルで導入。総容量70ギガ(あまりの容量のでかさに思わず圧縮しまくったがそれでも55ギガ。1,2はバックアップ用のHDD行き・・・)
2017年夏あたりから10年ぶりくらいに劇伴の仕事が舞い込み、急遽シネマティック系のライブラリをアップデートする必要性が出た。そして、後述のLASS導入前は、とりあえずその必要性から揃えてしまった本ライブラリが主力だったのだが、如何せん、音に癖がありすぎて結局あまり使い物にならなかった(そういえば、Orchestral Companion Stringsというのも揃えたが、それはレガートやラウンドロビンすらなくて全く使い物にならなくて一度も使うことがなかった笑)。特にConcert strings3のパッチは、Kontakt付属EQを3基使うなど大胆な(無理な)EQがチェインでかかっていて、celloなど倍音が強く出すぎて他から指摘を受けてしまったほどだ(笑)。このライブラリーは、ライブディビジを売りにしていて、アンサンブルのサンプルは使わずに一台一台のソロサンプルをレイヤーして実際のオーケストラのようにアンサンブルを構成するというやり方である。その割に、レイヤーでも音が破綻していないのは評価できる(ソロの音色は蚊が鳴くような細い音)が、前述の倍音問題を含め、どうしても無理が生じてしまうのだろう。静かめの動きのあるセクションなどでは結構使えるので、また機会があったら使用してみたいとは思っているし、マルカートのアタック感はLASSを凌ぐ一面もあるので、単発フレーズで使うのもありだろう。赤丸で囲ってある部分は、マイキングの距離感を調節でき、これは結構効果的だった。ところで、バックアップHDDに入れてしまったConcert Strings1,2は3と違って?もともとアンサンブルのサンプルを使っていて、特にマルカートの擦弦感が良いのでこれを活かさないともったいないと思い、Concert Strings2のWhole Stringsのパッチからとりあえずサスティン系のみ抜き出してカスタムパッチを作ってみた。実際に使ってみて使いながら更にエディットして行くことになるだろうが、レガート、マルカート、スピカートなどのパッチを同じキースイッチにまとめ、ベロシティでアタック感をコントロールする感じにした。リアルタイムで弾く分にはなかなか行けそうである。この抜粋パッチで使用するサンプルは1.4ギガほどになった。後述のLASSや8dioと違って半音サンプルなのできめ細かい表現が期待できそうだが、低域がやはり心もとない感じはする。同様の方法でAdvanced Orchstra1,2の音源からカスタムパッチを作ってある(容量30メガ程度)。それもなかなかどうして良い音色なのだが、使う機会がなかなかない(笑)。


Audiobro LA Scoring Strings -LASS-
一言で言えば非常に使いやすく信頼に値するライブラリー。なかなかに高価なライブラリー(一応、半額程度で購入)なのに、8dio同様、全音サンプリング(半音ではない)なのはちょっと拍子抜けだ。大方のライブラリがそうであるようにviolinの最高音もC6までしか設定されておらず、それより上の音域が欲しい時は、自分でパッチをいじることになる。ARCは最初とっつきにくいが、音場の表現が多彩で素晴らしく、任意のパートのみ音場やリバーブ量、定位を変えたり、複数のARCマルチを組み合わせたりすると、意外な奥行きが出たりするのも表現の幅が出せそうで面白い。viennaのようにキースイッチを使わない分、レガート、ポルタメントのコントロールもしやすい。立ち上がりの追従が素晴らしくてmidiタイミング調節の必要がほとんどないので、最近、ストリングスセクションはほぼLASSだけで作っている。アタックの早さもヴェロシティでコントロールできるので、逆に流れに合わせて適宜変えていかないと単調なラインになってしまうきらいもある。AA(オートアレンジ機能)を使えば、発音タイミングや微妙なピッチのズレも表現できるが多用するとばらけすぎるので注意(笑)。また複数のパッチを同一チャンネルにしてAAにすることで1midiトラックでオートディビジ(ポリフォニックレガートも可)もできるのだが、ついつい1midiチャンネルずつ別トラックに個々に立ち上げてしまい、まだ実戦投入はできていない(苦笑)。「突貫工事」用のフルセクション、半分の人数からなるセクション1パターン、及び4分の1のディビジが2パターンに加え、ソロセクション2パターンも付いているが、説明書にもある通り、ファーストチェア及びセカンドチェアであって、ゲストのソリストという立ち位置ではないため、切れ味の鋭いソロにはあまり向かないし、音程もpではやや不安定でリアルではあるが、音色は(ライブラリ全体としても)言われるほど生々しくはない。でも、そこそこ表情も付けやすく、まあまあ使える感じ。奏法的には、レガート、トレモロ(ヴェロシティによってポルタメント、スライドと切り替え可能)、スタカート、スピカート、ピチカート、バルトークピチカート、および、強弱コントロール付きのマルカート、映画音楽などに使えるCC制御による不協和音作成パッチなど色々揃っている。スピカート、スタッカートのパッチには自動演奏パターンがプログラムされており、キースイッチでパターン切り替え、cc64で自動演奏させることができる。なかなかリアルな感じでいわゆる「刻み」で使えそうなのだが、実際には普通に打ち込んでしまっているのでまだ活用できていない(笑)。また、batmanをはじめとしたステージコンボリューション(テイルのついていない音場再現的なもの・・・EQuivocateなどのMatch EQである程度再現も可能)は、他のライブラリーに適用しても面白い(nkaのためか?ひも付けがうまくいかず、コンボリューションごとセーブができないので、LASSの任意のパッチのサンプルを入れ替える方法をとっている)。例えばbatmanでは低域と中高域が抑えられてオーケストラに溶けやすい音色に変わるので、ハープなど他社のライブラリにも活用できる。


Musical Sampling Trailer Strings
大きな編成のストリングスをトリプルフォルテの強さまで収録したライブラリー。LASSは表現力に富むが、例えばコントラバスの低音ロングトーンなど音程によって揺らぎが生じてしまう場合があり、Trailer Stringsの厚み(LASSのコントラバス8人に対し、Trailer Stringsは12人)に期待し、春の半額セールを利用して導入。劇伴作成ギリギリ終わり間際に試すことができたが、まっすぐで分厚い低音を表現でき、今後の活躍に期待できる。レガートパッチは存在せず、サスティン、スタッカート系が主になるため、セクション感を活かした刻みや重厚な和音の表現に適しているだろう。大編成サンプリングの裏見としてロングトーンがシンセっぽくなってしまう懸念があり、本ライブラリも特に中高域をトリプルフォルテで持続させるとストリングスというより何か巨大なシンセスタックみたいな音にはなってしまうが、強弱を強調するダイナミックな表現には適しているだろう。また、定位もトレーラー音楽の傾向に合わせてステージセンター寄りに配置されていて、例えば低音部が右に極端に寄ってしまうような事態をある程度回避できる利点もある。キースイッチで奏法を変えられるBreakoutパッチの他に、ベロシティで切り替えられるアタックを付与したAdventureパッチがある。より強いベロシティでスタッカート(減衰遅め)、弱いベロシティでスピカート(減衰早め)に切り替わる設定になっていて、音的にスタッカートの方が緩いので、ちょっと戸惑ってしまう。まあ、ギターの刻みでもミュートの緩い、またはサスティンの音色はベロシティ100〜、ミュートの音は99より下みたいな概念だし、奏者的立ち位置で考えると、スピカートは「チョンまたはザン」でスタッカートは「ザーッ」だから強いベロシティでスタッカートになるのは理にかなってはいるのだが・・・笑


8dio Majestica
戦闘シーンのストリングス刻みなど、人数感を求められることが度々あり、KirkHunterではお話にならず、LASS主体でもなかなか難しいと思っていたところ、このライブラリを知ることとなり、別に急ぐ必要もなかったのにセールを待たずに購入してしまった(ストリングスよりもグランカッサのコレだ!感に期待しての導入だが2万くらい損した 笑)。ストリングスは、サスティン、レガート、スピカート、ピチカート、コルレーニョ、バルトークと一通り入っているが、まずレガートが使いモノにならない!(オプションでレガートスピードを早くするかオートボタン(その旨の記述なし)をオンにすれば、かろうじてそれなりにレガートするがデフォルト設定ではお話にならない)それ以前に、100人編成のためか、ディテールがスポイルされてそれこそシンセサーザーのような音色である。加えて、人数の多さ=音場の広さゆえ、アンビエント成分が多めに入ってしまうため、ドライ素材として扱えない。リリースをカット気味にしたりのエディットもしてみたが、結局、LASSに混ぜていわゆる「アンビエント成分」として使って人数感を創出するやり方が一番だろう。それからこれはシャレなのか?マルカートのG5あたりにあからさまなミストーン(一人だけ全音上を弾いてしまったテイク)が混在している。また、8dioの特徴なのか?低音が弱い感じがするのは、ちと痛い。任意の複数のパッチをチェイン(レイヤー)して鳴らすことが可能で、画像のようにスピカートとスピカッティッシモ?を組み合わせると厚みと鋭さを両立できる。8dioらしいと言うか全般に立ち上がりが遅めなので、CCでサンプル頭を削って再生できるようになっている。ただ、本ライブラリ導入後は、ストリングスの人数感を求められる場面がまだない(苦笑)が、フルセクション(LASS+Majestica)の後の落ちサビ的な場所でMajesticaの低音リフのみ鳴らすような場面を作ってみたら、音場感、人数感が出てなかなかいい感じではあった。最近の劇伴では、以外にも主に(バルトークではなくて)col legnoが活躍した。アクセント的に使うことで、パーカッションだけでは出せないインパクトを付与できた。FX(グループバルトーク、SAVEGE HITSなど)にも期待したが、フレーズが短い上に遠いので埋もれてしまいがちで活躍場面は思ったより少なかった。ちなみに、ブラス(SAMブラスの補強としても考えていた)、木管、パーカッションも入っているが、個人的にはブラスと木管はあまり使い物にならない印象。また機会があれば触れるだろうが、一応パーカッションについても付記しておくと、それがお目当てだったグランカッサは、やはり低音が弱く、タイミングよく安売りで手に入ったDrumOfTheDeep2と組み合わせて使う程度に止まった。また、他ではなかなか得られない人数感が良くてこれもお目当てだったティンパニはロールなどでそこそこ活躍した。


Spitfire Albion ONE
 オーケストラ総合音源なので、ストリングスはあまり詳細な表現には向かないが、SE系の音もそこそこ入っている(レガシイバンク)ので、劇伴では重宝する。また、RUNも豊富に入っていて、ここ一発という場面で使えるが、デフォルトではテンポに同期していないので、別途テンポ同期用のパッチを作る必要も場合によっては出てくる。ただし、連続した音程の複数による演奏なため、その際のテンポ同期範囲はあまり広くない(基本テンポが150で±20~30くらい?)。

Vienna Chamber Strings / SE
 ドングルを使う必要があるために敬遠しがちな音源だが、Chamber Stringsのスタッカート系は非常に立ち上がりが鋭く、ラウンドロビンも自然なので、LASSではなかなか出せない前面に出る細かい刻みなどで使える。またパフォーマンストリルを使ってリアルなRUNフレーズを人工的に作ったりもできるので、まだまだ頼る部分はある。SE(スペシャルエディション)は、一通りのオーケストラ楽器を網羅しているが、どれも味見のための見本みたいな感じ。その中で、金管、木管、弦の各ソロは割と使い物にはなる。ただ、ソロバイオリンなど、表情を出すのに不可欠なビブラートのコントロールのために、別パッチを別スロットに立ち上げてフェイドコントロールする必要があり、それとてどこか糠に釘的感があり、思うようにコントロールするのが難しい。



Sonokinetic Maximo / Grosso
 それぞれ30ギガを超えるフレーズベースの巨大なライブラリー。ストリングス、ブラス、木管(Grossoはクワイア、打楽器もある)。Maximoは強めの音世界に向くということだが、さほど強力というわけでもない。ただ生演奏なので、オーケストラならではのグルーブ感を手軽に出すこともできるし、LASSのセクションに混ぜて、プログラミングでは難しい高音域の動きあるセクションなどで結構使える。Grossoは12/8なので4/4のシーケンスに入れ込むのがめんどくさい。


8dio Agitato Violins / Cellos
 LASS導入前は表情あるチェロラインなどの作成に非常に役立った。フル編成とディビジ編成とがあり、レガート、ポルタメントにほぼ特化したライブラリーである。表情の付き方はLASS以上なのだが、いかんせん立ち上がりが遅く、その点がストレスなため、最近はあまり使っていない。


SpitFire Lab
SpitFire Lab(10把一絡げで5ドル投げ売り)に入っていた効果音用のストリングス。劇伴ではかなり活躍する。


Sketching Strings
プロモで見る限りとても良い音をしているのだが、実際に弾いて見ると箸にも棒にもかからない音(デモのように打ち込めばそれなりに使えるのだろう・・・苦笑)。patchを開けて見ると音域ごとに凄まじいEQがかかっており、それらをオフにするともっとどうしようもない音になる(苦笑)。メーカーの売り文句は伊達ではなかった(笑)


Sonoscore Sutained Strings Chord
フリーで配布されていたコード特化音源だが、なかなかどうして良い音だ。まだ使っていない(笑)。

ここ数年の間にストリングスライブラリーも随分いろいろ出ているが、いちいち揃えていたらキリがない。
手元にまだないものの内、定評あるのはcinematic strings,cine strings,SpitFireの各ライブラリあたりだろうか。cinematic stringsは一時期導入も検討していたが、とりあえず手元のLass+TrailerStringsを主軸にして様子をみる感じだろうか。CineStringsも良さげだが容量多め(50ギガくらい)なのはまだ許せるとして、CPU,RAMに優しくない(10コア3Ghz,32ギガメモリ推奨)なので、MacBookM2015 2.8GHzの現環境ではやめておいた方がいいだろう(笑)SpitFireはアルビオンOneだけ持っているが、ストリングス専用音源はそれこそキリがなくてなんとなく敷居が高い感じがしている。


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ソフトシンセ レビュー


OP-X ProII
ほぼ一年中セールをしていてC万くらいで買えるのだが、ソフトシンセとしてはまあまあ高い部類なのでなかなか手を出せずにはいた。本ソフトの売りは、Oberheimの完全なクローンといったところだろうか?私感ではとにかくプリセットが秀逸である。80年代中盤の美味しい音がぎっしり詰まっている感じ。自分も含め100万円を超えるブランドアナログシンセに憧れていた当時のキーボーディストの多くが欲していたであろう音色、例えば当時ハワードジョーンズに代表されるような音色の数々と言ったらいいだろうか?シンセブラス、シンセホルン、シンセストリングス(のちの通称「PAD」)をはじめとして、これはどちらかといえばProphetの領域だろうという感じのSyncLead系やjupiterPadなども網羅している。12音ポリフォニックでデュアルモード可能、本家Obie譲りなのか?オシレーターごとにパンニングが設定でき、これによる広がり感が素晴らしい。今後、特にオリジナル曲で活躍してもらおうと思っているが、劇伴でも時々活躍する。最近ではシングルモードのバンドパスPADが洋楽風バックでその威力を発揮した他、本ソフトならでは?の隠し技も時々活躍している。全オシレーターをオフにした時に、サイン波が発生する。これにENVやLFOもかけられるので極めてアナログチックなサイン波PADが手軽に得られるのだ。他のソフトシンセでは簡単には出せない音色なので非常に助かった。


Sylenth 1

サイレンスワンと読むのだが、個人的にはシレンスワンと(心の中で)呼んでいる。自分は完全な感覚派で気分に左右されやすいタイプなので、GUIにはかなりこだわる傾向がある。音が良くてもGUIが好みでないと導入する気になれない。「シレンスワン」は最近のハードシンセの雄であるソラリスのイメージもあり、個人的に非常に好みのインターフェースなので、これはぜひ欲しいと思っていた(笑)。これもそこそこ高いソフトで、以前は安売りもしてくれなかったから日本円で18000円ほどもかけて導入した。ソフトシンセの中でも定番の一つとされるが肝心の音色については、正直なところ微妙である。プリセットはいわゆるEDM向きの音が多く、分厚いというより尖った音が多い感じだが、加算方式でアナログ系の音色を簡単に作れるので、音色作りが楽しい。実際、オーバーハイム的な分厚いパッドやミニムーグ的な太いリード音も割と簡単に作れるのだが、いかんせん元の波形がどうもしっくりこない。要であるSAW波形は、SuperSawを意識しているのかな?とも感じるが、どこか地に足がつかない感じで、個人的にコレジャナイ感があるのだ。結果、なんとなくトラックに「張り付かない」感じがしてしまう。レイヤーすると出音が必要以上にデカくなり、かなり出力を絞らないとDPのトラックですぐにLEDがついてしまう。せっかく音色作りがとっつきやすいのに、数値の入力がやりづらいとか、オシレーターシンクが出来ない!とか、作った音色の管理方式が(KORGMonoPolyなんかもそうだが)めんどくさい。。。などなど使いにくい部分が多少あり、実際のところあまり出番はない。


Synthmaster One

Sylenth1ときたらSerum,Massive,Synthmasterあたりがソフトシンセのメジャーどころとしてあげられるが、今ダントツ人気のSerumはどこか薄っぺらいイメージがあって導入していないし、Massiveもなんとなくイメージに合わないので導入なし。Synthmasterはそこそこ安いのもあって、SynthmasterFactory?(スタンダードモデル)を最初導入。ただ、鍵盤がついていないためソフト画面で音の確認が出来ないのが使いづらくSynthmaster Oneが安くなったタイミングで導入した。ここ数年、EDM(エレクトロニック ダンス ミュージック)が音楽業界を席巻しており、猫も杓子もという感じで、その勢いは一頃の芸人ブームにも似ている気がする(苦笑)。EDM自体には興味ないが、個人的にその音使い、スタイルがどこかかっこいいと思う部分は多々あり、自分の音楽にもその要素は取り入れたいとは思っている。このSynthmasterはEDMで活躍しそうな音色満載で、アナログ風な音も多数網羅しているので、非常に使いやすいシンセだ。ただ後述の理由と、なぜか半音下で発音されるバグが治らないので、それも気分悪くてあまり使っていない。それでも特にシンセベースの音が使いやすいので時々は使っている。


VSM

何とニフティのポイントで安く買ったという曰く付き?のソフト。自分の手持ちではもう古参になってしまうが、往年のストリングマシンやシンセサイザーのサンプルがベースになっているので、音自体がしっかりしていて、今でもシンセストリングス用途で時々ご登場願っている。


FM8

これもかなり古参の音源になる。同時期に入手したPro53やB4は64ビット対応せずでもはや現役ではない。
音作りが面倒というのもあって、一から音を作ることはほとんどしない上に、個人的にセーブしておいた音色以外はなぜか呼び出せなくなってしまったので、使う機会は極めて限られるが、FMならではの音が欲しい時は頼ることがある。また、内蔵のエフェクト(主にサイケディレイ)目当てでエフェクトプラグインとしても立ち上げることがあり、最近はむしろこちらの用途の方が多い。



Syntronic

IKのソフトシンセ。音自体の評判はイマイチという感じだが、Jupiter8だけ欲しかったのでそれのみ導入。フリーでついてくるObieブラスとレイヤーするとかなりいい感じで使えそうだが、まだ出番はない。




Xpand!2

最近話題の1ドル投げ売りの元祖的存在である。なので非常に軽く見がちだが、実際のところSCVAよりも使える。本チャン音源で使うというよりも、スケッチ用途で活躍することが多いが、一基につき4チャンネルしか立ち上がらないのをある意味逆手にとって、例えば箏の音を4チャンネル分立ち上げ、微妙に設定を変えて手動ラウンドロビン的に鳴らしてトレモロをよりリアルに表現するなども可能だ(元のmidiデータを4つのmidiトラックに振り分ける必要があるが)。本チャンで使ってハマったのは、ウソ笙の音!と言っても笙のパッチはなくてリードオルガンの音のアタックリリースをいじっただけだがかなり本物っぽい音になって使えた!




Vacuum Pro
これも大安売りで手に入れたもの。アナログ系の音だが、正攻法のシンセリード音を自作品で使ってみたら結構いい感じに馴染んでくれた。CCでポルタメントのコントロールがしやすいところがいい(この辺りOPXは弱い)。今後も稼働がありそう。。。


Hybrid3

1ドルで投げ売りされていたハイブリッドシンセ。一応買っておいたが、GUIもそそらないし、どうせ中途半端でたいして役に立たないだろうと思っていた。ところが!!劇伴で「シンセのこんな音が欲しい」と思った時に試したら一発でイメージ通りの音が出せた。しかも二回続けて!!(その後もほぼ一発で目的の音にたどり着くことが続いている!)単なるラッキーかもしれないが、いずれの場合もイメージに近い音に一発でたどり着き、その後適宜エディットしている。つまりエディットもしやすい。痒いところに手が届く感じは、Synthmaster以上だろう。これからもラッキーに期待したい。


DB33

ソフトオルガン。これも相当安く入手したものだが、なかなかツボを抑えている。ちょっとしたバックグラウンドだったらこれで十分だろうと思う。難点はレスリーの回転がちょっとデフォルトで早すぎるかな?ということくらいか?



AUプラグインの数々から抜粋。
Darbuka
フリーのdarbuka音源。一応ダウンロードして寝かせていたが、デビッドボーイ風の曲を作ることになり、本プラグインが実にハマった!打ち込むとわざとらしくなるので、付属のパターンを再生してそれに少々エディットを加えるというやり方でほぼうまくいった。
Etherealwinds Harp II
前バージョンのケルトフォークハープも時々使っていたが、IIは割と本格的なハープの音で、無料版(KONTAKTとプラグイン)と有償版両方使っている。有償版は4ラウンドロビンなのだが、劇伴のように静かめのアルペジオで使いたい時に、ラウンドロビンごとに音が極端に変わりやすいので使いづらかった(同音連打ならいいのだろうが)。その点、無料のプラグイン版は免れるかと思ったら、2ラウンドロビンでやはり音が結構変わるので、凸凹になってしまう傾向があり、エディット作業で苦労させられる。単純なアルペジオの時はラウンドロビンはオフにできると助かるので、KONTAKT音源の場合は曲に合わせてEDITすることも多い。また、有償版を買った最も大きな要因は、実はハープではなく、いい感じのボイスがおまけに付いていたことである。これは無償版にも縮小版が付いていたのだが、フレーズは多いほど良いと思って、それだけの理由で3000円ほどかけて入手した。最近、制作の滞っていた自作品に少し試したところ実に爽やかでいい感じだった!
EMM Knagalis
何と形容していいかわからない感じだが、とにかくレガートがいい。バグパイプをはじめとしてそれ系の音を多用する場合に重宝しそう。
BL-303
まだ使ったことないが、GUIはいい感じ(笑)。EDMブームの影響か?最近TB303がやたらともてはやされるが、個人的にローランド製品というか国産製品はあまり・・・という感じがしている。実機はほぼ国産品を使ってはいるが・・・。こうなってしまったきっかけといえば、やはりSCVAの立ち上げごとのアクティベーション動作など妙な自己主張に嫌気がさしたあたりだろうか(苦笑)。やはり餅は餅屋で、洋楽には洋物のシンセがいいと最近今更ながら思う(笑)。
PODLSKI
U-heのフリーシンセだが、プリセットにそそる音があったのでダウンロードした。まだ使ってない。U-heといえばDiva。Sylenth1はGUIの見た目が何となくソラリスだが、Divaは中身がソラリス(笑)。音の伸びというか地に足のついた感はさすがCPUに優しくないだけのことはあるという感じだ。
Grand Rhapsody
最近人気でQUEENも使っていたというファジオリをモデルとしたライブラリ。Wavesもいよいよソフトウエア楽器に進出というところだ(笑)。出始めに29ドル(さらに値引き)で買ったのは良いが、これが原因でOSをアップデートする必要にかられ、結果的に先代のマックブックをお釈迦にしてしまったという曰く付き(もちろん直接の原因ではなくて、E2011はGPUが脆弱であったためPhotoshop使用によりそれが逝ってしまった)。10ギガほどのライブラリーとなり、音もそこそこだが、若干線が細く、アタックに癖がありすぎる(Compをオフルといやらしさは消えるがそれでもコツコツいう感じは残る)が、そこそこ使いやすいので、劇伴などで少し使った。

April Fool工作

2013年04月01日 | その他
そもそもエイプリルフールは、嘘をついて楽しむ日なので、子供の頃はそれが楽しくて仕方なかった訳だが、責任のある大人にもなると、一日中びくびくして過ごさなくてはならない。そんな4月1日、買い物で出かけた折に野暮用で寄ったジェイムスのレジでポイントカードを進められ、店員の押しも強かったのでそのままポイントカード会員になったら、特典としてマイクロドライバーセットをくれた。昨日あたりからちょっと工作して接続小道具を作りたいと思っていたので、一応タダで手に入れたマイクロドライバーを有効活用することにした。



有効活用と言ってもドライバーとして使ったのではなく、樹脂のレンズリアキャップをくりぬくのに使ったのだ(笑い)。
つい先日の記事で取り上げたY社のマクロリングだが、せっかくなので24mmの逆さ付け拡大マクロ(多分2倍マクロ)でも有効活用したい。そんなに拡大マクロは使わないから、セロテープで仮止めでも良いのだが、何かもう少し確実な接続方法はないか?考えていた。



ペンタックス純正で昔はリバースtoリングアダプターが存在したようだが、今は手に入れることすら難しい。色々考えた末、レンズリアキャップを利用できるかも?と思い立った。レンズリアキャップは2個セットで500円ほどで手に入れられるが、その500円を使う前に、手元にあぶれていたシグマ用のリアキャップをマクロリングの62mmアダプターに冗談ではめてみたら、何とピッタリ!これを活かさない手はない!!



こんな風に62mmアダプターにはめ込める。



レンズのお尻に発光部が取り付けられる格好になり、さながら蛍レンズである。



一応実用かどうか?接続して撮影。24mmリバース f9.5。
通常の広角マクロよりも遥かに近づくため、マクロリングの光が周囲に逃げてしまい、あまり光量は稼げないが、それなりには使えそうだ。

開放限定

2013年03月23日 | その他


DA☆55mmF1.4開放。



1/3段絞ってf1.6にするとこの感じが一挙に薄れてしまう実に微妙な世界だ。
ペンタックスのレンズはよくも悪くも実直な描写をする印象があり、その点
イレギュラーな描写をするフレクトゴンに惹かれてしまった訳だが、DA55の
開放描写の世界もなかなかに奥が深いものだ。ちょっと絞って鮮明感を出すか
開放でフワッと感を出すか?トンボの撮影でも迷ってしまいそうだ。。。



FA135mmの色表現。

いずれも素晴らしいレンズだと思うが、被写体の多い場所での稼働に限定した方が
良いだろう。被写体が少ないと寄りたい願望がどうしても出てしまうので、寄れない
これらのレンズではストレスがたまってしまいそうだ。

3月の夏日

2013年03月10日 | その他


昨日今日と3月とは思えない程暖かくなった。昨日は野暮用があって時期的なことも
あり無理にフィールドには出なかったが、今日は朝から体が空いていたので最近入手
したレンズの試写のためフィールドに繰り出した。

冒頭は、最近入手したというより再入手したFA135mmF2.8IFでのカット。

最短70センチまで寄れ(1/4倍相当)、レンズも軽量(300グラム台)、解像もなかなかで、
フィールドレンズとしては理想的だ。2011年前半に家財の中に埋もれていたのを発見
するも、レンズ白濁で修理と相成った。デジカメ使用でその真価を発揮し、中距離飛翔
用レンズとして大いに期待されたが、遠征時の不注意で盗まれてしまった。

最近はオークションに出回る数も減ってきたので、2月の大阪滞在中に競り落としたが、
何とか2万円代で手に入れることが出来た。まあまあ奇麗な個体だが、中玉外周寄りに
うっすらとクモリの輪っかがあり、逆光や近接での描写にどう影響するか?が不安材料
だった。先日自宅周りで試写したところ、クモリの影響は殆ど感じられず、このまま使
えそうという感触を得た。



これは冒頭画像の等倍切り出し無加工(パープルフリンジのみ除去)。
開放でパープルフリンジがこれでもか!と出まくるが、LR4で簡単に取り除けるので、
まあ気にしない方が良いだろう。
室内で偽トンボをモデルに試写した限り、開放からちゃんと解像し、問題を感じなかった
が、このFA135mmというレンズは「実戦に弱い」イメージがあり、今回もかなり歩留ま
りが悪かった。。。

実は最近どんどん目が不自由になってきているので、ファインダー周りを強化しようと、
1.36Xのマグニアイピースを昨日注文したのが今日の朝に届いたので、早速活用したがそ
の効果もあまりなかった(1.36倍はかなり拡大されるが感覚的に拡大された感はあまり
なく、撮った画像を確認する際にファインダーで見た感じより小さく写っていることに
気づく程度。ケラレないとのことだが、四隅が普通にケラレてしまうので、構図の決定が
少々面倒かも?)ただ色の出方は、レンズの淡白な見かけからは想像付かない程濃厚で、
もう一本の新顔レンズよりも発色が良いことは試写で認識しており、今後使い慣れて行け
ば、中距離飛翔等で活躍してくれることだろう。



さて もう一本のレンズはコレ(笑)。
もう新たにレンズを揃えても無駄に増えるだけという感じの私的ストックだが、50mm近辺を
一本も持っていない(一昨年に50マクロと50標準レンズを盗まれた)ので、この辺の焦点距離
を。。。と色々候補を考えていたが、結局、これから手に入れるならそれなりのレンズを!と
いうことで、DAスターレンズを入手と相成った。

DA☆55mmF1.4SDMである。
倍率はヘリアーより僅かに大きい程度で、接写能力はないが、場合によってはクローズアップ
レンズを稼働するのも一興であり、手元に残っていたACクローズアップレンズno3(なぜか
no2は紛失)を試したらそこそこ使えるのを確認した。



カラーへリアー75mm最短(約1/7倍×1.5倍?)とDA55mm最短(約1/6倍×1.5倍?)

往年のいわゆる標準レンズと呼ばれた50mmクラスの明るいレンズは、開放付近ではコマ収差
の嵐
で、二段程絞るとシャープになるという変化レンズが多いが、このDA55は開放からしっか
り解像し、円形絞り採用で二段程絞るまで円形絞りを保つのも魅力とのこと。実際、到着して
最初に偽トンボを写してみたら、開放とは思えない解像にびっくりしたのは確かだ。

上の三枚は、左から開放、f1.7、f2.4となる。
開放からシャープと言われるが、まあすこし霞がかかる感じは否めない。このあたりは、Tamron70-200mmF2.8とニュアンスが近い。
ただ、1.7ではいきなり普通に解像するのを室内試写で確認。



室内にて偽トンボ(サナエ1号)を写したもの。

本日の野外試写でもそれを裏づける形となった。(以下が等倍解像比較)



ちなみに今日は気温は上がったが、昼頃から極めて強い風が吹き出し、明日からまた一たん
冬に戻るという。
本格的なフィールドはまだまだ先である。

春の草花

2012年04月18日 | その他


キュウリグサ



スズメノエンドウ

以前も試したが24ミリのリバース。等倍マクロ+二倍テレコンと比較してほぼ同大なので、二倍マクロ相当になり、
そんなに拡大マクロという訳でもないが、ちゃんと追求するのは中々大変だと思うので追求しないつもりだ(笑)

03Fisheyeとフィッシュアイコンバージョンレンズ

2012年04月17日 | その他


Pentax Q 01StandardPrime + PQ405セミフィッシュアイコンバージョンレンズ



Pentax Q 03Fisheye

Qの純正交換レンズ03Fisheyeは、画面全域でまともに写る中々のレンズだが、絞り固定、ストロボ同調1/13以下と
制約があるのはつらい。
PQ405は、Qのスタンダードレンズ前面にねじ込むコンバージョンレンズで、スタンダードレンズの性能をそのまま
活かせるのが強み。一枚目はスタンダードプライムのおいしいポイントf2.8で写したが、程よくバックも暈けて、ピント
位置はちゃんと解像している。二枚目の03で写した画像は明らかにシャープだが、絞り固定なのでバックを暈すなど
の自由度はない。



03とPQ405の写り方のニュアンスの違い。PQ405(左)は妙にデフォルメ感が強く、やや色収差が目立つ。