Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

シーズンイン迫る

2009年03月28日 | その他


今年の冬も長かったし、まだまだ寒気が居座ってはいるが、それでも春はもうすぐである。
あと十日も辛抱すれば何かトンボが飛び始めるだろう。
越冬性のトンボにするか?ムカシトンボを狙うか?・・・・
それにしても、今冬のオフシーズンは随分悪あがきをした。
でもその甲斐あって(でもないが)前から欲しかった望遠レンズを中古で手に入れた。
当然、時間のあるときはレンズを持ち出し、撮影チェックである。



最短はそこそこ寄れるものの、マクロ専用ではないので、ポートレート主体の描写になり、
その点では気持ち的に寄り切れない感が強く残るが、被写体を印象深く写し取る練習には
なるかもしれない。
黄色はなかなか写真では再現の難しい色だ。



モーター付きのオートフォーカスで、決まるときはすっと決まるが、一度迷うとシャッターが
押せなくなって困る。よほどフォーカス的に楽な条件でない限り、チャンスの時はマニュアル
フォーカスか、慣れている途中のクイックシフトフォーカスを使うのが良いだろう。
これはマニュアルで撮影。オートでもピントは決まったが、やや機械的な気もし、撮影者の思い
を込めるにはマニュアルがよかろう。



いろいろな早春の花が咲き出したが、トンボの姿はまだまだである。
手近な動く物と言えば、チョウチョだがそれもあまり見かけないし、ピントチェックに鳥も
写すが、近づけないので忍び体裁になり、結構疲れる・・・。



カタクリも咲き出した。写すのは数年ぶりだが、何しろ盗掘があるとかで金網越しでの撮影。
絶好のアングルは相当時間を使わないと探せないだろう。
開放での撮影だが、ボケが完全な円形になっていないのが、気になると言えば気になるところ。



デジタル専用設計ということで、逆光でもきれいにコントラストが出ることがあるが、うまく出ない
ことも多い。被写体を限定しなければ、光の条件をじっくり探し出すことが肝要だろう。



最短距離も相まって、このような状況では、マクロレンズの近接ほどきれいなボケは期待できないが、
その気になれば色々使い道もあって面白いレンズだと思う。



冒頭の遠景もそうだが、こんな景色を子供の頃から気に入っていて、土手から遠くの山々を
眺めてはすがすがしい気分になったものだ。昔、普通の200ミリ望遠レンズにソリゴールだったか?
忘れたが、6500円の三倍テレコンをつけて景色を撮ったら、色々な遠景が引き寄せられて、何とも
非現実的な描写になったのが、印象に残っている。冒頭の遠景は、アンダーに写して雰囲気を狙って
いる。(露出補正するのが面倒だったというのもあるが・・・)



田舎道を歩いていると、モンシロチョウの姿が目にとまった。
最短でもこの辺までしか寄れない。



とくにブラケティング的操作もしなかったのだが、ダイナミックレンジを上げても、白い被写体は
難しいものだ。モンキチョウも色を飛ばさずに明るく撮るのが難しい。

そんなわけでもうすぐシーズンインだ。今年のお初は何トンボだろうか?