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早朝からごった返すドンブリ駅前。道路を渡る時は右左を見てもう一度左右。そして足元に犬のお土産物が無いか確認して渡らないと後で後悔します。駅裏にはマッカサン工場より小規模ですが鉄道工場もあります。 25,02,09 現地時間07:00頃 ドンブリ駅 iPhone カメラ機能で撮影
09日は前日同様にフアランポーン駅に集合。ただし09にちは前日よりかなり早く06:15頃と早朝なので集まり具合が気になるところですが、なんせみんな鉄ちゃんですから時刻厳守で決められた時刻には全員集まり、大型ワゴン車に分乗してドンブリ駅へ。フアランポーン駅はかつてのバンコク中央駅だったのが新しいバンコク中央駅が新設されるとローカル線専用駅となり両国駅みたいな雰囲気を持った駅なのですが、ドンブリ駅は比較にはなりませんが中国・北京北站みたいに小さいけど活気のある駅でこの二つの駅は眺めていて飽きません。フアランポーン駅からドンブリ駅まで移動は20分程度。07時前というのにすでにバンコク市内は渋滞が始まっていて少し遅れてドンブリ駅に到着。ここから列車になりますが、その前に駅前の屋台で朝飯を調達。どれも美味しそうで、それでいて安価なのでついつい買いすぎてしまいます。
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世界のどこに行っても子供は可愛い!特に女の子は本当にかわいい!!! 25,02,09 現地時間07:32頃 ドンブリ駅 EOS R6MarkーⅡ
さて、話は前後しますがこの日は泰緬鉄道に乗り入れるサパンタムセ行257列車に乗車して一往復するのですが、ただ乗るのなら誰でも出来ます。このツアーのセッティングは現地日本人超バリ鉄の企画です。誰もが驚く企画を立てました。それは定期列車の257列車に何と我々が乗る客車を増結させるという事。さらにその客車は現地で改造はされていますが日本で活躍していた当時を色濃く残す24系寝台車を連結するという凄技に驚きを隠せません。ご丁寧にちゃんとホロを付けて定期列車部分にも乗車できて旧客も楽しめる様になっているのにはさらに驚きです。
ドンブリ駅では朝の通勤列車の発着があり活気がみなぎり、その光景も撮影出来大満足。そしてこれから乗る257列車が入換で入線。最後尾にはブルーではなくなってますが確かに24系寝台車が連結されていました。
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タイ国鉄では発車時の安全確認に駅員も運転車掌も青旗を掲出します。これが運転士への出発合図になるようです。タイでは仕事中の服装に関してはあまり気にしない様ですが軍人と警察、そして国鉄職員はちゃんとした身なりで仕事に従事して信頼感を醸し出しています。 25,02,09 現地時間08:44頃 ナコントーシャーシ駅 EOS R6MarkーⅡ
257列車は定刻の07:45に発車。定期列車ですから各駅に停車しますが、停車の際に旧客に乗っているとA制御弁が減圧されジヮーっとブレーキが効き出すあの乗り心地は鉄ちゃんにはたまりません(笑)。また今回の旅行期間中、全日共に気温は酷暑ではなく朝夕は極めて快適で日本の夏をお前は全く苦にならない暑さでした。
途中、前日伺ったノンプラドゥック駅では楽しく戯れたDD51の姿も現認。このノンプラドゥック駅から泰緬鉄道に入ります。線路も単線になり速度も遅く走ります。この泰緬鉄道は現行二往復の列車が走っていて、後で知ったのですがこの区間はタブレット閉鎖の様。
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リバークウェ橋によじ登って撮影してます。日本ではこれやったらマスコミの餌食になりそうな足場での撮影ですが、実は私だけでなく観光客が数人よじ登っていたのでそこに紛れ込んで注意されても目立ちはしませんでした。私たちが降りたら列車は動き出しました。 25,02,09 現地時間10:48頃 リバーウェ停車場 EOS R6MarkーⅡ
我々はカンチャナブリ駅で一旦下車。ここから大型ワゴン車に分乗して今まで乗っていた257列車を撮影する事に。まずはワゴン車を飛ばして有名なリバーウェ橋へ。ここは完全な観光地で数多くの出店があり、周囲にはホテルもあります。その中を列車が走るのですが、これから列車が走るリバーウェ橋には多くの観光客が我が物顔で歩いています。列車が見えてもお構いなし!その中での撮影ですから困難を極めます。ちょうど西洋人観光客がリバーウェ橋のアーチ部分に登っているのを見つけて、私もその後を追ったら駅員に排除される始末。日本だったらゴシック記事になっていた鴨(笑)?
まぁ、混乱の中何とか撮影が出来てホッとする間も無く再び大型ワゴン車に乗り込んで再び追っ掛け!今度は泰緬鉄道と言えば戦場にかける橋の舞台になったタムカセ橋へ。ここでは現地鉄ちゃんだからこそできるタムカセ橋の対岸からの撮影が出来ました。ただ光線が後ろで厳しく、少しでも良い光線を求めて私一人だけ一団とはかなり離れた所で撮影していました。タムカセ橋での撮影が終わると急いで昼食になります。何と言っても先ほどの257列車が終点のサパンタムセ駅で折り返して258列車としてやってくるわずかな時間での昼食ですので慌ただしいだたりゃありゃしない。今回はいらっしゃいませんがある撮影ツアーの団長なら〝昼飯食いにきたのですか?撮影に来たのですか?〝とはっぱをかけられそうな場面でもあります。タムカセ橋を望む素晴らしいロケーションのレストランでビュッフェ形式の食事を慌ただしく済ませて、先ほど撮影した場所に戻り折返の258列車を撮影。先程より光線は良くなり待つ事15分警笛を鳴らしながら258列車は通過。撮影後はまた追っ掛けで往路で撮影したリバーウェ橋へ。列車も結構速くて追っ掛けも一苦労な印象。
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もともと鉄ちゃんは観光地へなど見向きもしませんが、その中でタイに行って数少ない観光地巡りが戦場にかける橋で有名な木橋のタムカセ橋です。ただ実際は列車撮影ですが?(笑) 25,02,09 現地時間13:47頃 泰緬鉄道タムカセ橋 EOS R6MarkーⅡ
午前のリバーウェ橋は光線状態は良かったのに対して午後は反逆光なのでまともな構図ではダメと長ダマバキューンで撮影。まぁまぁの成果とならニンマリ!
このリバーウェ橋は停車場になっておりここから258列車に乗車。往路は最後尾でしたが復路は機関車次位なので機関車のエキゾースト音が鳴り響き心を突き破られそう!結果的にはこの後の二日間も好天に恵まれ南国特有の突き刺す西陽の中をドンブリ駅に258列車はひたすら走るのですが私をはじめDD51メンテナンスグループは明日(10日)からのDD51技術支援のためにナコンパトム駅で下車。みなさまをお見送りしてから市内のホテルに投宿。実はこのナコンパトムは世界一高い仏塔がある街として有名でまた昔、インドからタイに仏様の教えをもたらされた街として有名で観光地でもありホテルも充実しています。昨年もこの町で日本のスーパーホテルみたいな小綺麗なホテルだっので今年も期待していたら、昨年以上に綺麗なホテルでビックリ!シャワーのお湯もふんだん出て、冷房は寒いくらい効くし申し分なし。それでいて格安と申し分なし!夜は昨年、美味しかった食堂に行って現地B級グルメを堪能。ホテルに帰ってバタン休でした。
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ナコンパトムは観光地なのでホテルが多数あり、またバンコクから少し離れているのでホテル代が安く抑えられる上に新しいホテルが多くこんな豪華は部屋で宿泊出来ました。ただ難点はエレベーターの裏なのでモーター音が夜中でも聞こえる事ですが酔っていれば問題ありませんでした。 25,02,09 現地時間17:30頃 iPhone カメラ機能で撮影