本番のお召列車では大騒ぎとなった津久田の鉄橋ですが、この日は数人の撮影者だけで和気藹々の雰囲気で、この写真が撮れたので苦労してまで本番はパスしても良いかな?などと今となってはとんでもない事を思ったものでした。 83,10,05 津久田 回9711レ
別に胸を張って話せる事柄でもありませんし、はっきり言って手柄話でもないのですが30数年も仕事している間に突発(当日の電話連絡での休みの申込=突発休)で休みを突っ込んで鉄ちゃんへ出撃したのは3回しかありません。本当にカミングアウトする事柄ではないので、この数字は多いのか、少ないのかは判断しようがありませんが自分の鉄ちゃんへの思い入れからすれば極めて少ないのではないかと思っています。
さて、その3回のうちのひとつが30年前の10月の上越線での群馬国体に伴うお召列車の訓練運転でした。さすがに30年前ですので記憶が断片的ですが、たしか訓練運転の情報は入っていたものの当時の天気予報が悪く躊躇しているといざ当日の朝になって天気予報が一転して晴予報となって慌てて出撃した記憶があります。移動を考えて車で出撃して途中の公衆電話で(もちろん当時は携帯電話なく、会社への連絡は自宅の電話か公衆電話しかなかった時代でした)”今日は親が具合が悪いので一緒に病院に行きたいので休みます”と言うもっともらしい理由をつけて休みを通告しました。今だったら偽りの通告(俗に言うずる休み)では無いとかと会社より抜き打ちに電話が掛かってきますが(一昨年前、本当に病気で休んだら、適当に時間をおいてから確認の電話がありました。)そのような電話もなくおおらかな時代だった様です。
当日は晴予報ながらなかなか晴れず、せっかく突発休をとったのに・・・やきもきしましたが撮影地の群馬県に入ると晴れていて一安心したことをはっきり思い出します。
本番のお召列車では撮影地に数日前から場所取りが出ると言う噂も出でいて、そんな喧騒で撮影する気はもうとうなく、この試運転が撮影出来れば本番はどうでも良い気で居ました。今思えば教祖様が牽引する1号編成の正装お召列車に対してその程度の思いだったのは。贅沢な時代だった気がします。
今でも撮れそうなポジションですが、線間にポールが出来たりしてすっかり撮り辛くなってしまった様です。 83,10,05 津久田 回9712レ
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