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このバックの木立は料亭の敷地だったと思います。今も少し木立は残ってわずかに当時の面影を残しています。開けはなれた窓からは朝の心地よい風が車内に流れていることでしょう!!! 85,08,03 東急千鳥町
この頃は、そろそろ東急池上線の3450型がヤバいかな?と言う事で何回か撮影に訪れています。都会の線区ですので緑と絡める場所が少ないのが実態でした。その中でも夏場の早朝に限られますが千鳥町の久が原よりに撮影出来る場所がありました。この時は何故か車で出撃してた記憶があります。多分、暑いんで車の中で待機して警報機が鳴ったらカメラを持って出れば良いと思ったのかもしれません。
この頃、国鉄や大手私鉄では夏前に冷房化率を発表していました。国鉄だと意外に早く冷房化率が100%達成したのが横須賀線でした。これは総武線直通、東京駅地下ルート開業に伴いATC準備車を大量投入した副産物で冷房化率が向上しました。これに対して山手線や京浜東北線などは冷房化率が低かったのは意外でした。特に両線はATC化のために先頭車だけ新車とか両端3両だけが新車とかの編成があったためにMGの供給が得られなかったり、また得られても真ん中4両は非冷房だったりしたために冷房化率100%が達成出来ませんでした。
その頃、東急は早々に東横線と田園都市線は冷房化率100%を達成したのですが池上線や目蒲線が足を引っ張り関東大手私鉄の中で冷房化率は低いランクに入っていたと記憶しています。しかし何がなんでも冷房化率が高ければ良いと言うもんじゃない。こうやって山手線のターミナルに旧型電車が日常の光景で発着する姿に文化的意義があるんだと私だけが納得していたものでした。