０６月２９日（土）に門司機関区としてはじめての有料撮影会開催について貨物会社よりプレス発表がありました。申し込みは０６月０５日の１２：３０以降となります。
実はこの撮影会、佐賀の鉄ちゃんからの助言をベースに、私が門司機関区に持ち込んで実現した撮影会です。０７月０１日から運用開始するＥＦ５１０ー300代ですが、本格的に動き出したら昼間に並べて撮影会など盆暮以外には出来なくなるので、今しか出来ない撮影会になると思い企画しました。
実際にはＥＦ５１０ー300代の運用開始は少し早まり０６月１５日からになりましたが、それでもＥＦ８１やＥＤ７６が定期運用の代走出来る今だからこそ出来る撮影会で今後、企画不可能な撮影会です。
撮影会は午前と午後の０２回で定員は２５名。料金は午前は４６，０００円、午後は５１，０００円になります。かなりと言うか相当と言うかとんでもなく高い値段設定ですが撮影時間は１２０分とたっぷりとってあります。価格を下がるために５０名にすると撮影会そのものが収拾がつかなくなり、また撮影時間６０分だとゆっくり撮影出来ないので、この値段に落ち着きました。なぜ午前と午後と値段がちがうかと言うと、実は当初は午前も午後も５１，０００円でしたが、もし晴れると午前の部は面に陽が当たらない時間がほとんどとなってしまうから値段の差が発生しました。ただ時期が時期だけに天気は薄曇りがベストととして、晴れを前提にしていないので、もしその場合は値段が違うのもおかしくなりますが、その辺は貨物会社九州支社と門司機関区の判断なので私は口を出せませんでした。なお、午後は晴れれば遅くなれば遅くなるほど順光になって問題ありませんが、午前の部でバリ晴れになると、面が真っ黒になってしまいますので、なんらかの対応もするつもりです。撮影会での展示機関車はＥＦ５１０ー３０１〜３０３号機とＥＦ８１３０３号機の０４両を予定しています。パン上げ、ヘッドライト点灯します。原案ではＥＦ５１０ー300代は０４両並べるつもりでしたが、０４両並べると入出区線の０１本を閉鎖する事になり、通常業務に変更が出る事はだめと言う事で０３両+０１両の展示になりました。展示機関車には門司機関区に秘蔵のヘッドマークを何回かに分けて取り付けて最後はノーマークでの撮影となります。ヘッドマークの持ち込みは収拾がつかなくなる上にせっかく門司機関区秘蔵マークが後回しになってしまうので、不可とさせていただきます。ヘッドマーク取り付け順はこちらで計画しますが、適時リクエストにもお応えできればと考えてます。また、撮影会中にサプライズも考えています。
今回の撮影を企画した初期の段階で貨物会社九州支社から以前、高崎運輸区での撮影会でビームの影落ちでトラブルになった事を懸念する声があり、今回の撮影会では構内運転士と操車係を終日待機させてますので、もし晴れてビーム影落ちがあれば、小移動は可能です。逆に雨の場合は豪雨になったら庫の中での撮影会となる可能性もあります。小雨の場合は屋外での撮影会となりますが交流2万ボルトの架線下での撮影ですので障害防止の観点から傘は禁止とします(私も現役時代、雨の日に不用意に傘をさして電留線歩いていて、なんかの拍子でビリッときて、傘を投げ出した経験があります)。そのため必ずカッパを持って来てください。あとカメラを保護するビニールやタオルも必要かもしれません。撮影中に荷物置くスペースは確保しますが、みなさん撮影に集中してしまうので、盗難防止観点から貴重品は身につけてください。
あと、せっかく企画して実現した撮影会ですので今まで、何処もやっていない面白い事をなにか？と門司機関区にお願いしたところ午前の撮影会が終わったあと、午後の撮影会は撮影会前に普段は立ち入る事の出来ない門司機関区社員食堂で食堂特製のお弁当をお召し上がりいただくことになりました。食べなくても問題ありませんが、同じJR社員での他会社、他区の食堂で食べることなどあり得ません。だからこそ社員食堂で食べる事も大切なイベントとして企画しましたので、門司機関区の社員になったつもりで、社員食堂でお弁当をお召し上がりください。お茶はペットボトルもご用意しますが、現場らしくヤカンのお茶を提供出来たらさらに良いなぁ！と思ってます。なお、時期的に食中毒の恐れがあるのでお弁当は持ち帰りは禁止とします。
これが成功すれば門司機関区でＥＦ８１３０３号機をメインとした第二弾、第三弾の撮影会も企画しております。無料撮影会が当たり前だった時代は過去のものになろうとしています。鉄道会社も撮影会は大切な収入源ととらえています。お金を徴収する以上は鉄ちゃんが納得いく撮影会になる様、頑張りますので是非ともご参加いただけます様にお願いいたします。なお、当日私も完全ボランティア(旅費・宿泊費・食費自腹)で現場に貼り付いています。お声掛けしていただければ幸いです。
