祇園精舎

気の向くままの徒然日記

「ツーリング」 11月15日 後編

2006年11月16日 | おでかけ
国道168号線


広くて雄大な熊野川を下流に沿って走る。天気がよければ最高すぎる!


高田川・雲取温泉




和歌山朝日夕日百選のひとつ…のはず。

高田川の清流を前に露天風呂・天台鳥薬が入った薬草風呂のある温泉。
入浴が¥400と安い!なんかメジャーでない秘境的な温泉地と感じたが訪ねてくる人や宿泊客が多かった。
店頭のおやぢに「夕日がきれいに見える場所があると聞いたのですけど…」と聞くと「ここはそんなんない。夕日は海側やで」
…おかしいぞ。何でおやぢ知らへんねん?
風呂からと高台から傾きかけた陽を眺めた。



王子ヶ浜


遮るものは何もない!
前面は砂と海。朝日が昇るとき漆黒の空と熊野灘を金色に染めて登る朝日は壮大らしい。御坊にある日の岬も壮大と感じたがここも浜辺だけでも壮大…
朝日を拝んでみたいですな。
ウミガメの産卵場所もあり一角は保護されていた。いつか会えるかな?それまでオヤスミ。またな!

さぁ日が傾いてきたぞ…


丹鶴城公園


歴史的な情緒を感じれた。が夕日を眺めたかったので急いで本丸跡まで走った。階段が多く城跡で中はちょっとした迷路。息が切れながらも走る!走る!
しかし着いた時はすでに日の入りしてしまい紅の姿を眺めることが出来なかった。がっかりだよ…残念
小学生がかくれんぼして遊んでいた。懐かしいな。カラスが鳴いたら帰ろうな


朝日夕日百選。新宮市では残す所あと一箇所だ!陽は沈んだがまだ微かに明るい。ここまで来たのだから行こう!



神倉神社


画ではわからないが階段が急すぎる!丹鶴公園でも階段を走って登ったのにここでも階段かよ!
しかも角度が更に増して急すぎ!足腰に自信があるか杖がないと登るも降るも酷すぎる。
息があがって立ち止まる。時間も遅いながら人が下りてきたので挨拶する。
「上までどれくらいあるのですか?」
「ん~…あと半分くらいですかね?」 …マジかよ?



デカイ岩が…


着いたぞ!ここは朝日の展望を臨む場所。感動はなかったが満足感がある。
夜景もきれいかもしれないな。

さて来た道も戻って急な階段を下る。降りもしんどい! 途中幾人も登ってくる人が見えてくる。こんな時間にモノ珍しいなぁ(自分もな)と思ったが中学生らしくジャージ姿だ。部活のトレーニングだろうな。自分も学生の頃、部活で階段走って鍛えたっけ。懐かしい…
「こんにちは!」すれ違いに爽やかに声をかけてくる。
「こんにちは。頑張れよ!」当時の自分に重ねて声をかけた。重い階段の道のりも少し軽くなった。

ついに完全に日が暮れて帰る。那智勝浦や太地は回れなかった。また今度。
途中、紀州名物の「めはり寿司」と「さんま寿司」を買う。味はナカナカかな

帰路は国道42号線で帰ろうと決めた。しかし海風が寒いこととお風呂に入れる施設が少ないから体力的に自分の町まで走れるか心配。覚悟してノンストップで走るものの日が暮れたら案の定寒い…
フリースは素晴らしく良かったが夜の寒さには耐えれなかった。

あと20㎞ほどで家だがガマンできず温泉に入る。リヴァージュ・スパひきがわに。
本日3度目の入浴だ。我慢強いと自分では思うがホンマがまんできなかった。指や腕が全く動かなかったから驚いた。
湯船に浸かったらホンマ氷が解ける感覚。体が生き返る。湯船で知らない間に30分ほど寝てしまう。
風呂からあがると難なく帰れた。残りの距離はウソみたいに楽。そして家でも風呂に入り1日で4回風呂に入った。しずかちゃんに勝ったがな~

バイクは車運転以上に疲労する。マメに休憩して無理しないことと、装備は整えるべきやな…と今回つくづくと感じた。

そういいながら来週は待望の赤目ツーリングの予定。どうなるやら?

11/15走行距離・約248㎞

「ツーリング」 11月15日 前編

2006年11月16日 | おでかけ
連休は京都にいく予定だったが昨日は会社の人と紅葉ドライブ。本日だけで京都行くべきか? 止めとこう。県内で行動しよう。未だ行ってない和歌山朝日夕日百選の場所に行こう。

冬用のジャケットがない… タンスを開けるとくたびれたフリースがあった。
おお!長年愛用していた「mont-bell」のフリース!若かりし頃冬のボーナスで買ったやつ。見た目はユニクロと変わらずで高い買い物とバカにされていたが安物と違い機能がちがうねん。今日はこいつを着よう!
その前にまた昨日と同じく、喫茶店によりモーニングを食べてちょっと贅沢気分。


国道311号線


初めてバイクを手に入れた日にひたすら真っ直ぐに走った道。
初めて人とツーリングした道。
初めての時は何でも恐くて運転もおぼつかずだったけどあの時とは違う。前に車が無ければアクセルが開いて快適に走れる。周りの景色をみるゆとりももてた。
杉の木が多く、緑が多いけど中には黄色や赤も混じり秋を感じれた。

途中でカッパ餅を買う。通るたびにカッパ餅の看板がでてたけどいつも見つけれなかった。店を移転したため。しかし今日は通りの多い路上に進出してきたらしく発見できた。
「ツーリング雑誌に載ってたよ」というとうれしそうにオッちゃんが笑う。TVの取材もきたことあると言ってた。そして2~3日前にもツーリング雑誌の取材が来てたらしい。わざわざ名刺をくれた。


稲葉根王子前




国道311号線は熊野古道が通っているのでその名残跡がいたるところにある。
その一つ。気軽に触れれる。
ちなみに朝日が見所な場所だが陽はすでに高い… 普通の川で感動はないと感じた。



大銀杏(天然記念物)




寄り道。中辺路の福定というところにある。
とにかくデカイ!の一言。コレが生きてるというからすごい!遠くからでも目立つ。
9月にきた時は青々としていて、そろそろ色づきはどうかな?と思ったが未だ早いみたいで黄緑だ。黄色になったらまた違う姿をみせてくれるだろう。その時にまた会おうな



野中

野中の清水・日本名水百選の一つ


とがの木茶屋


野中の一本杉

通ると水を汲みにくる人を見かけてたが今回は誰も見かけなかった。水は冷たすぎずに飲める。味は臭みも何もしない。

少し先に進むと茶屋と一本杉がある。野中の水は何回か来たが先は初めて。ここが朝日百選だったとは知らなかった…

茶屋では先客がいて北海道からのエライさんがきてた。入れ替わりに自分が来て店のオバちゃんと世間話をする。隣町からきたというと「なんや…」といわれるし、お茶飲もうとして注文したら「無理に飲まんでエエ」というし客として扱ってくれなかった… まぁ会話を楽しんだからよしなのさ。

一本杉はどの木も幹が真っ直ぐ天に向かって伸びている。しかも太い幹はどこまでも太く長い… 見ごたえある。


川湯温泉・仙人風呂



左手は川で冷たい。右手は温泉が流れて温かい


寄り道。
国道311の果てには渡瀬・湯の峰・川湯と温泉地がかたまって点在している。
どれも個性と風情があるが今日は川湯温泉。
川湯温泉は名の通り、川辺を掘ったら温泉がでるらしい。
11~2月は期間限定で川を塞き止めて大規模の露天風呂…仙人風呂がある。
存在は知っていたが今回初めてきた。決心して来ようと思った時は期間が終わっていたので1年経って想いが叶う。
場所によって温かい場所や冷たい場所があるので自分の好きな温度で浸かれる。しかし全体的にぬるいか…
開放感間はあるが温泉に来たというより海水浴にきた感じがしてならなかった。
無料。混浴。水着がないとあら大変!更衣室も男側は質素で見えちゃいます…
知らない人とも話をした。青森からきたオジさん人。遠いなぁ~ 車できたらしいがバイク乗ると言ってた。明日は高野山行くとのこと。奇遇かオイラは昨日行った。最近、空海に興味をもったらしく本場にきたみたい。うんうん歴史街道やね。分かる分かる。しかし空海のことを語ったら好きでない宗教の話になるかもしれないので控えておく。
あと大阪からきたじぃちゃん、親切にガムくれた。オオキニ♪
しかしじぃちゃん風呂に入らなかった。遠慮か気に入らなかったのか「入る気にならん…」といってた。
「話のネタになるから入ってみたら?」というがアカンかった。仕方ないね



ふとみるとカモ?が目の前に泳いできた… 和むなぁ~