「悪い年は悲観する年ではありません。めでたい年なのです。考え方を変えるチャンスなのです。今日、不景気になり、その他もろもろの困難に直面しておりますが、その直面しているということをいたずらに恐れてはなりません。むしろこういうときにこそ、すべてにおいてもののものの考え方を変えて、今まで考えつかなったものも考えつくことができます。ですから、この不景気を迎えたということは、考え方によると非常に意義のある年であります」(松下幸之助発言集)
さすが、「好況よし、不況さらによし」の松下幸之助翁です。雨が降れば傘をさすように、不景気のときは不景気の経営の仕方があります。P・F・ドラッカ-博士の「危機ではなく転換期」であるという言葉を連想させます。