
「お釈迦様は、悲しんでばかりいた人でした」
今朝、ようやく読み終えました。2000人の死を見た真宗大谷派僧侶で「寺ネット・サンガ」代表の中下大樹さんが書いた「希望の物語」です。
悲しみから目をそらさずに受け止めることが大事だと終始主張しておられました。葬儀は悲しみに向き合う場所です。「看取り」がいかに大事なことか痛感しました。「生きる」とはなにか?自分を見つめるきっかけになる一冊です。
葬儀は悲しみを共有して、生きる力を与えてくれる場でもあります。葬儀は参列した私たちに支え合って生かされてある「有縁社会」であることを実感させる場であると思います。すべての人の人生をあるがままに肯定することです。