3月20日の卒業式に続き同じ顔ぶれで3人で来賓参加しました。今年はピカピカの7人が入学されました。みんな元気でぜんまい仕掛けのお人形さんのようでした。これから成長に連れてあっちこっち冒険するのでしょうね。わずか40分足らずのセレモニーでしたが、また校歌で涙腺が緩みました。校長先生は堤町小学校から転任になりました千田雅美校長先生であります。長尾慶子校長先生は定年でご勇退になりました。お疲れ様でした。
なんでアンネに興味を持ったかというと「アンネナプキン」もそうですが、図書館引きちぎり事件の前に池上彰さんの本を読んでいたからです。そのトップが「アンネの日記」でした。
ユダヤ人国家イスラエルとアラブ人国家パレスチナの戦いは中東戦争になり、今も解決できずにおります。イスラエルが今あるのはアンネの日記の存在があるからだと言います。世界70以上の言語に翻訳されてアラビア語もあるのに、アラブ諸国には知られてません。人間は自分に不都合なものは臭いものに蓋をするものです(当たりマエダの百貨店)。
経済が悪化し、失業者が増え、民衆の不満が高まると「敵」を作り出して民衆の支持を得るというのは政治の常套手段です。ナチスを結党したヒットラーもアーリア人がユダヤ人に貶められているということで大虐殺ホロコーストが起こり600万人が犠牲になります。「アンネの日記」によりイスラエルは認められておりますが、イスラエルから攻撃されたパレスチナ人の多くの犠牲者の中に日記をつけている少女もいるのではないかという池上彰さんらしい視点が大好きです。池上彰さんは公平な人への目線で解説してくれますから。ウクライナのクリミア共和国独立にもアンネがおるかも知れません。人間は愚かで賢い生き物です。
弱いものは狙われます。
けれども強いものは生き残り、
けっして負けることはないのです(アンネ・フランク)